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43. 人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている


こんにちは。コウです。

今回はふろむださんの

人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

を紹介します。

この本は、
人は知らない間にいろんな先入観で物事をみていて、人生で成功を収めるには人に勘違いさせることが重要である
ということが書いてあります。

ーこの本をおすすめしたい人ー
・これから仕事でもプライベートでも大きな成功を収めたいと思っている人
・自分の実力が適正に評価されていないと感じる人
・人生は運も大事だと思っている人
・実力が全てだと思っている人


ハロー効果はごまかせない


ハロー効果とは、
「何か優れたものを持っている人に対して、それとは関係ないことも過大評価してしまう」
ことです。

例えば、イケメンは、それとは関係のない「頭の良さ」まで評価されやすいなどの現象です(そうです。僕のことです。)

この現象は思考の錯覚によるもので、「防ぐことができない」ものです。
ハロー効果があると知っていても、無意識のうちにいろいろなところでハロー効果が働いてしまいます。



錯覚資産

人々が自分に対して持っている自分に都合のいい錯覚のことを、錯覚資産と呼びます。

例えば、
「学歴が良い」
という特徴で生まれる錯覚資産は
「頭が良い」「努力できる」「勤勉」「優秀」などです。

この錯覚資産を増やせるかが、成功において重要なものとなります。



世の中は実力主義ではない


「実力がないと結果はでない」これも勘違いです。
実は直感的に正しいと思っていることの中に、間違っていることがあります。

それを解き明かしていくのがこの本です。





運よりも実力?


成功の要素として、「運」も関わることも事実です。

例えば、僕は中学時代、部活で「県大会3位」という結果を出しました。
これははっきり言って「運」によるものが大きかったです。
練習試合でも、普通に負けますし、市内大会でも負けたことのあるチームでした。

しかし、県大会3位=強いという錯覚資産を手に入れた僕たちは、「強くてまとまりのあるチーム」として戦うことができました。

そして僕自身も、「強い中学校の主将」として、高校入学をスムーズに決めることができました。

野球の実力は大したものではありませんでした。



錯覚資産を集めても実力がなかったら結局意味がない?


結論からいうと、実力勝負では成長機会に恵まれることが少ないです。

なぜなら、錯覚資産は周りの人が気付けない「盲点」から生み出されるものであり、実力よりも大きく影響を与えるものだからです。

つまり

「実力がある」から良いポジションを手に入れられるのではなく、
「実力があると周囲が錯覚する」から良いポジションを手に入れられている

という部分が大きいのです。





ではどうやって錯覚資産を増やすのか


僕が思い浮かぶ方法はたくさんありますが、一つは先ほどのハロー効果を使うことです。
自分が残した成果や結果を人に知ってもらうこと」が挙げられます。

例えば、
「無名の俳優が主演の映画」
よりも
「あの有名俳優が主演の映画」
の方が圧倒的に観る人数が増え、映画の評価も良くなります。


つまり、
自分が何をしているかという実力よりも
わかりやすい成果や結果を知ってもらう方が

(たとえ運によって手に入れたとしても)大きな評価を受けやすいのです。


この本のタイトルにもありますが「人を勘違いさせる力」を利用して、錯覚資産を増やすことが成功への大事な手段となります。



最後に

この本では、もっと深く掘り下げて錯覚資産について書かれています。

このnoteを見て、たくさん疑問を感じた方もいるかもしれませんが、そういう人には是非読んでほしい一冊です。

最後までご覧いただきありがとうございました!


ではまたヽ(^^)


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