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恋するように旅して〜ウズベキスタン編

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18年4月末に行ったウズベキスタンの記録。 首都タシュケント、シルクロードのセンター街である青の都サマルカンド、最後のイスラム建築があるブハラ… 魅惑的で美しい建物と、様々な… もっと読む
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恋するように旅して〜ウズベキスタン編 最終回

恋するように旅して〜ウズベキスタン編 最終回

ウズベキスタン旅も終焉に近づいてきた。

本当はヒヴァとか、テルミズとかも行きたかったけど、日程上止む無しだからしょうがない。

もう後はグルメに集中して、旅の記憶の痕跡を残していくモードにグッと切り替えていきます。

晩ご飯はリャビハウズすぐ近くのお店へ。

ウズベキスタン舞踊ショーも見られるお店なので、海外の人が多い。

なんとなーく、スラヴ系のような感じに見えるけど、正直なところ細かくは分か

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑩ブハラ2

恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑩ブハラ2

さっきの強烈な青色に当てられた影響を引っ張りつつ、続いてアルク城へ。

ブハラ=ハン国の居城だけあり、さすがの城構え。お城と言うけれど、この中に町が入っている造りになっている。

入ってすぐの暗い監獄ゾーンを抜けると、街を構成する様々な建物が広がる。

モスクを通り、謁見の間へ。

直射日光があたり、暑い!
凛々しいはずのライオンも、心なしか
「あっちい」と言ってるように見える。

うだるわ〜と勝

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑨ブハラ

恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑨ブハラ

夜が明けて、今度は場所を移しブハラへ。

再び快適な特急列車でババーンと移動。

…お姉さん、、、

メイちゃんじゃなくても叫ぶよ…。
「ほんとだもん! 本当にトトロいたんだもん! ウソじゃないもん!」

そうこう遊んでるうちにブハラ着。

車で移動し、遊園地みたいなところに来た。
…と思ったら唐突に現れる建造物。

中央アジア最古のイスラム建築、イスマイール・サーマーニ廟。
醸し出す、親愛なるド

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑧サマルカンドディナー

恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑧サマルカンドディナー

色々巡った後はお待ちかねのディナー!

サラダ2種類。

向かって右のきゅうりとトマトとハムのような肉の細切サラダが、ものすごいノスタルジックな味だった。

スープ好きなので、ボルシチをオーダー。

ロシアまぁまぁ近いし、そもそも元ソ連なので食文化として根付いてる。
しっかり野菜のだしがきいていて、おいしい。

そしてシャシリク。いわゆる串焼き肉ですね。

手前の羊肉ミンチが絶妙においしい。スパイ

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑦サマルカンドにてウルグベク天文台跡

恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑦サマルカンドにてウルグベク天文台跡

ちょこちょこ名前を出しているウルグベク兄さん。

この人スゴい。何がスゴいって、15世紀の段階で1年が365日6時間10分8秒と推測して、これが現代との誤差1分未満と驚異の天文学者なのであーる。

ちなみにガリレオが地動説を唱えたのが、この100年後。つまり、現代に通じる天文学としては、イスラム世界の方が西洋より遥か前に進んだ技術を持っていた。

西洋史中心になりがちな日本の世界史だと、なかなかこ

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑥サマルカンドにてシャーヒズィンダ廟群

恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑥サマルカンドにてシャーヒズィンダ廟群

霊廟が立ち並ぶシャーヒズィンダ廟群。

入り口くぐるとまずは階段がお出迎え。

通称「天国への階段」。行きも帰りも数えた段数が同じなら天国に行けるからという。

素直に数えていたけれど、とはいえ、階段を登り進めるうちに見えてくる上の景色に段々と気を取られ始める。

ここからは、ただ風景をお楽しみ下さい。

アミールゾダ廟

トゥグル・テキン廟から見るアミールゾダ廟

天井①

天井②

ちょっと振

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑤サマルカンドにてビビハニム・モスク、シヨブバザール

恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑤サマルカンドにてビビハニム・モスク、シヨブバザール

レギスタン広場から歩いて、ビビハニム・モスクへ。

中央アジア最大級を謳うけれど、レギスタン広場のスケールを見た後だと、デザインは比較的質素に見える不思議。

ちなみにビビハニムはティムールのお妃のお名前。

とにかくこのモスク、ティムールがかなり急いで作らせた代物。
その上で、やれ気に入らないから責任者処刑するだの、
やれ出来上がった後に崩壊しただの、いろんないわくがある模様。

内装も細やかな

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編④サマルカンドにてレギスタン広場

恋するように旅して〜ウズベキスタン編④サマルカンドにてレギスタン広場

グル・アミール廟を後にして、お次はレギスタン広場へ。

パノラマ、奥行、高さ、全てが圧巻。
サマルカンド来たぞー!!ってテンション上がって叫びたくなる空間の広さ。

ここは、見ての通り3つのメドレセからなる広場。

1.ウルグベク・メドレセ(向かって左)

ティムールの孫ウルグベクの時に建てられた神学校。

あみあみの向こうを覗く。

もっと覗く。

三角形と長方形から成る六角形のあみあみデザイン

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編③サマルカンドにてグル・アミール廟

恋するように旅して〜ウズベキスタン編③サマルカンドにてグル・アミール廟

FF10風のサブタイトルはお約束として。

青の都サマルカンド、渋谷もびっくりなシルクロードのセンター街へ繰り出す。

まず最初は、グル・アミール廟。

青空が本当に映える。

ここは、ティムールや、彼の息子らが眠る霊廟。

タイルを施された入り口。

ここを抜けると…

息を飲む、突き抜けた空間が広がる。
青色と金色のグラデーションと、高さのある凹凸、直線と曲線が、距離があるのに迫ってくる。

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編②プロフを噛みしめて

恋するように旅して〜ウズベキスタン編②プロフを噛みしめて

朝から電車に揺られ、タシュケントからサマルカンドへ。

特急列車、快適。

心の中で「世界の車窓から」のナレーションとBGMを流しながら、流れゆく景色をぼんやり見つめる。

揺られること3時間、サマルカンド到着。

さて、きましたよ。ランチのプロフ。

プロフはピラフと同語源から来ている、ウズベキスタン風炊き込みご飯。

とはいえ、たっぷりお肉を使っていて、日本の炊き込みご飯より油分は多め。

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恋するように旅して〜ウズベキスタン編①タシュケント

恋するように旅して〜ウズベキスタン編①タシュケント

よし、シルクロードのセンター街に行こう。

思い立ったのは2018年3月。
ふと、ネットで見かけたサマルカンドの青色に、どうしようもなく惹かれてしまったのが原因。

そこからすごい勢いで予約を取り、旅が決定。

直行便!

乗り換えなしで行けるなんて素晴らしすぎやん。

ということで、あっというまに、到着。
飛んでウズベキスタン。

初日は首都タシュケントで一泊。

ホテルウズベキスタンとティムー

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