KOJIKA

日常のこと。思ったこと。備忘録として下書き保存しますがたまに大丈夫そうなのは公開します…

KOJIKA

日常のこと。思ったこと。備忘録として下書き保存しますがたまに大丈夫そうなのは公開します。 高校教諭を7年間務め、自身の第二子出産を機に転職。現在は赤ちゃんやママに関わるお仕事してます。2017年には 赤ちゃんに優しい社会へ「Alright Baby」プロジェクト開始。

最近の記事

価値観が揺らがなくなることへの恐怖

ある程度の年齢(私は35歳前後かなと思ってる)を過ぎると、自分の中の当たり前に蝕まれ、価値観が揺らぎにくくなるような気がしている。 でも時代は進み続けているわけで、価値観が止まったままだと当然置いて行かれる。 この年末年始だけでもそれを感じることが本当に沢山あった。 直近で興味深かったのは、紅白歌合戦に出場した瑛人さんがあるバラエティ番組で「紅白歌合戦が男女で組分けしていると知らず、自分は何組ですか?と質問してしまった」というエピソードを紹介されたもの。 紅白歌合戦は

    • def.

      現在はベビーマッサージインストラクターというとても穏やかそうな仕事をメインとしているが、以前は高校教諭という穏やかさの欠片もない仕事をしていた。 滅多にそんな話はしないが、たまにその話題になると「教科はなんですか?」という定型文が投げられる。 「なんだと思います?」という鬱陶しい定型文を投げ返すと決まって英語か家庭科と返ってくる。 女性の数学教師と出会ったことのある人は少ないらしい。 数学の教員だったと分かると「理系なんですねー」と言ってくる人がいる。中には「私も理系

      • 可能性を広げる選択を

        2月のある日のこと。 #遡りすぎや 近鉄奈良駅の献血ルームで 骨髄バンクのドナー登録をしてきた。 そう、ちょうど競泳の池江選手が 白血病を公表した頃で その影響もゼロではない。 むしろ100だ。 登録そのものは 書類記入と2ccの採血のみで すぐに終わった。 説明員さんや医師の方が 今後の流れを丁寧に説明してくださり 不安とか、逆に 心構え!とかもなく まぁそうなんですねと納得する感じ。 ここで全てを説明するのは難しいので 気になる方は日本骨髄バンクの公式サイ

        • 批判覚悟でボーダーレスに生きる

          大好きな古市憲寿さんの初の小説 「平成くん、さようなら」が 芥川賞候補にノミネートされたと 今日のニュースで知った。 小説なんてほとんど読まない私の この物語についての感想はさておき (控えめに言って最高に良かったですが) 今日はちょっと別のことを。 先月放送のNHK「ニッポンのジレンマ」 ゲストは五木寛之さんだった。 86歳とは思えない 柔軟で古びないものの考え方。 時代を生きる、を体現しているようで 五木さんの一言一言が心に沁みた。 誰から吹き込まれたのか 「今の若

        価値観が揺らがなくなることへの恐怖

          親子は他人の始まり

          私がこの言葉を知ったのはいつだったろう。 気付けば十代の頃にはこの言葉を発し、あなたらしいね…と 実の母からも飽きれたように言われていた。 息子10歳。反抗期の入り口。 今までただただ可愛かった息子が自己主張を強めつつある。その態度や物言いに、正直カチンとくることもある。到底飲めない、自己中心的な主張のときもある。 その場では私もつい声を荒げてしまうのだが、少し時間が経ったとき ふと嬉しさのような感情がこみ上げてくる。 彼は「あなたと僕は違う」を一生懸命主張している

          親子は他人の始まり

          再生

          Mr.Children「横断歩道を渡る人たち」Split the Difference

          寒くなってきて長湯が楽しい季節になってきたので、湯船に浸かりながらどうでもいいことを書く。 先日アメトークでミスチル芸人スペシャルやってて。この夏「HANABI」にハマった10歳の息子が更にミスチルにどハマりした様子。 番組中に流れる曲はどれも口ずさめて、その時代時代の記憶まで鮮明に蘇った。よく考えたらミスチルがデビューしたのは私が息子と同じ10歳のとき。ブラウン管のテレビの画面に現れた4人組は、全く奇抜ではないにも関わらず、今まで見たことない聴いたことない!と思わせるバンドだった。シュッとしとったな。シュッと。 テレビやCD全盛期のいわゆるマスの時代。みんなが同じものを好み、誰もがヒットチャート上位の曲を口ずさんだ。没個性、なんて揶揄されがちだけれど、みんなが同じ曲を口ずさめるって、それはそれで幸せな時代だったんだと思う。実力は勿論だけれど、時代的なことを考えても、もうミスチルほど多くの人の心を掴むバンドは出て来辛いのではないかとさえ思う。 この夏は 平成最後の夏!ってフレーズをよく聞いたけど、気づけば平成最後の秋も後半戦。ポスト平成の時代でも、ミスチルの曲は私たちの生活のすぐ傍にあって、色んなことを教えてくれるんだろうか。 アメトークでは芸人さん達がそれぞれお勧めの曲を紹介してたんやけど、私が一曲だけ選ぶとしたらこれかな!!スプリットザほにゃららバージョンの。 なんかのカップリングやったっけな?私は3分20秒からのとこが一番好きやけど、ホンマは最初から最後までいいよ。 目の前を通り過ぎて行く人は 昨日の自分かもしれないし 明日の自分かもしれない。 そういう視点を持つことができたら、きっと世界は少し優しくなる。 虐待で子供を殺めてしまった母親を 育児ができないなんて猿以下だとか罵る前に あの母親は10年前の私だったかもしれないし 10日後の私かもしれないと考えることができるか。 障害を持つ子を見て 可哀想だ気の毒だと 我が子は違って良かったと安心する前に 明日の我が子かもしれないと思えるか。 不登校の中学生はいつかの私かもしれないし 交通事故で我が子を失った母親は明日の私かもしれない 大地震で全てを失ってしまうのは10秒後の私かもしれない。 そういう風に世界を見ると、じゃぁ自分がどうするべきなのかが、少しだけ見える気がした。 別にそんな意味の歌じゃないんだろうけど、そういうことをすごく考えさせられた曲。 さすがに逆上せてきたな、出よう。 #ミスチル #横断歩道を渡る人たち #僕なりのミスチル私なりのミスチル #ミスチル芸人

          Mr.Children「横断歩道を渡る人たち」Split the Difference

          再生

          フィルター、みたいな

          奈良市立一条高校でおこなわれている「よのなか科」。 かの有名な藤原和博先生のアクティブラーニング授業に我々一般人も参加できるとあって、12月・1月と出席したのだが、その1月回のときの話。 (よのなか科そのものについての記事ではありません悪しからず(笑)) 私が講義室に入ったときには もう既にたくさんの参加者が着席しており、空席を見つけるのに必死だった。なんとか空いている席を探し、着席。3人掛けの席で、右端には同年代くらいの男性が座っている。めっちゃ仕事できそうな雰囲気の

          フィルター、みたいな