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#9-2 やっと、諦める、明らめる。《5月・アサーション編》

↑前回投稿

「私が私を幸せにする」
「いなくても生きていけるけれど、
いたらもっと楽しい」
「自分の感情をタイミングよく&うまく表現する」

という私らしい望みを大切にしていくべく

素直になるために必要な
私が学んだ知識・スキル

について整理していきたいと思う✏️


✳︎このnoteは、大好きな彼に別れを告げるしかなかったことに後悔した女子大生が、気持ちの整理がついたこのタイミングで振り返りをするnoteです!
1人の人間の恋愛訓を読むような気持ちで読んでいただけるのがベストと思いまーす🙌



深く潜り、自己を知る、5月

当時の私のInstagramのストーリー

本当に素直になるには、
ただ「素直に生きる!」と唱え続けるだけでは足りないと感じた私。

アサーションの本のページをめくればめくるほど、アサーションの虜になっていきました。

「このスキルが欲しい!

と目を輝かせ、
暇さえあればページをめくり、
自分と照らし合わせ
自己と対話し、

それをメモに残していた。


◎アサーションって?

さて、ここまでずっと私が意気揚々と語ってきたアサーション
これが一体なんなのかを
いよいよ言葉にしていきます!
(めっちゃ時間かかったな)

アサーションとは、
「自分の気持ち、考え、欲求などを率直に、正直に、その場の状況に合った適切な方法で述べること
「他者の基本的人権を侵すことなく、自己の基本的人権のために立ちあがり、自己表現すること」です。

夫婦・カップルのためのアサーションより

アサーションとは、
相手の気持ちも自分の気持ちも尊重する
自己表現
であると、

提唱者の平木典子さんは言います。
私に言わせれば、

相手だけでなく自分のことも
大切にすることができる

コミュニケーションであり、

喉から手が出るほど欲しいスキル🥹

もちろん、
相手のことも尊重することから、
アサーションには
自分のことをうまく伝えることだけでなく、
相手の話をよく聴くことも含まれています。

自分の心の声にも相手の話にも
きちんと耳を傾けた上で、
適切な方法で自分の意見や気持ちを
述べる
ことができる。

アサーティブにコミュニケーションを取れるというのは、こういうことを意味しています😌


◎素直になれなかった私は"のび太"だった

自己表現には3つのタイプが存在していて、

・アサーティブ
・攻撃的
・非主張的

とあり、これらはよく

・しずかちゃんの自己表現
・ジャイアンの自己表現
・のび太の自己表現

とも言われます。
わかりやすく想像できますね☺️

そんな私はのび太くんタイプ
だったわけです。

《特徴》

  • 自分の気持ちや考えを率直に表現するのが苦手。

  • 自分よりも相手を優先する自己表現。

  • もっと言いたいことをきちんと表現できるようになりたいと感じながらも、ついつい相手に合わせてしまう


……心当たりありまくりでした😓

ある日突然別れや離婚を切り出すのも
このタイプらしく、
疑問や不満をうまく表現できていないために相手にうまく届かなかったり、
蓄積させて爆発させてしまう……

私だ……😭


相手に対して優しくありたいと思うことは
決して悪いことではないです。
けれど、非主張的になってしまうと

  • 自分の言いたいことを抑え込むことによって、自分自身にまずストレスが溜まっていく

  • 抑うつ感、無力感を伴うとこれが
    心身の不調に繋がっていく
    (更なるコンディション悪化でますますアサーティブから遠ざかる😭)

  • 相手に対しても誤解を生んでしまう
    何も言わない=うまくいっていると感じるのが普通なので、のび太くんが爆発した時にはビックリ😧!

思い返せば、当時の私は
まさにこんな感じでした…
本当にこの本に出会えてよかった…😭

けれど私は
普段の人間関係や好きな人の前では
ここまで非主張的になることはなく、
恋人の前だとこうなってしまうみたいで。
その原因をさらに探ってみると…

《のび太くん化する原因》

  1. 葛藤や衝突を強く恐れ避けたがる

  2. 嫌われたくない気持ちが強すぎる

  3. 察して欲しい気持ちが強すぎる

  4. 自己犠牲になりがち

  5. パートナーとの間に自分から勝手にパワーバランスを生み出してしまう

  6. 自分を過小評価し、自信が持てない

どれもドンピシャ…😭

好きが故に嫌われたくないという気持ちは、
好きな相手に対してなら誰しも抱くはず。

けれど私の場合、当時は自信喪失
自己の過小評価の最中にあったのもあり、
嫌われたくない気持ちが強くなり過ぎてしまった。

なので、
本当はただ話し合えたらよかったのに、
喧嘩しないといけない」みたいな
飛躍した思考を持っていて…
(ジャイアンかのび太しか選択肢にない...😓)

でも、喧嘩をふっかけられるようなタチでもなかったため、
ぶつかり合いを恐れて
結局何も言えなくなっていました…。

自分のことを過小評価し、大切にできていなかったことも重なって、心のどこかで
自分の気持ちや行動では何も変えられない
と諦めてしまっていたかもしれません😢

自己犠牲については克服したつもりだったけど、それだけでは足りなかったんだなぁと知ることにもなりました。

また、「察して欲しい」という願望があったことにも改めて気づかされ😦
というか、
完全に相手のことを察するなんて
エスパーじゃないので無理なはずなんですよ。それは周知していたし、相手にもそう話していた。「察してもらうよりも言った方が確実だ」って。

けれど、うまい自己表現の仕方を知らず、
ピンチを乗り越える手段に
乏しかったため、
無理だとわかっているのに
「察してもらえたら楽なのに…」
相手の察する能力に頼らざるを得なくなっていました…。

これってすごく勿体無い…😖
自分が表現できないからって消極的な選択肢しかできないなんて…
ものすごく優しい人だったからというのもあるけれど、相手の優しさに寄りかかりすぎていた部分もあったのかもしれません。


◎のび太は絶対ジャイアンにはならない?

また、攻撃的な自己表現については、
のび太くんな自分には関係がない
最初は感じていました。
けど、
自分に対して攻撃的な語りをしがちだったり、「のび太かジャイアンか」思考になっていたり、身近な人で攻撃的な自己表現をする人に心当たりがあったのもあり、
これについても学んでみました。

学んでいて驚いたのが、私の頭の中は
「攻撃的な自己表現」が「前提」
となっていたことです😦


⚫︎ジャイアンしか想定できない私の頭の中

《特徴》

  • 自分の気持ちは理解されないけど、相手の気持ちは理解しないといけない

  • 怒鳴られる、説教される

  • 無視される

  • 馬鹿にされ貶される

  • 表面上は優しくても、裏で陰口を言われたり、後から「あの時さ…(怒)」と追撃される

こんなの、
私の大切な人たちがされていたら
間違いなく相手がおかしいと感じるし、
ものすごく理不尽だし、
本来あってはならないことだとわかります。
人権を踏み躙られている。

けれど、私はこの
異常でイレギュラーなコミュニケーションを
よくあるものだと勘違いしていたんですね。
頭の中での他者を想定するとき
相手はこんなふうに話すかもしれない
デフォルト設定になっている。
認知の歪みとも言えるでしょう。

だから、相手に対しては非主張的なのに、
自分に対しては攻撃的にしか
語りかけられなかったり。
相手と話すシーンを想像した時に、
攻撃的になられるのを予め想定してしまい
葛藤や衝突を恐れたり、傷つきたくないという想いが強くなったりしていたようです。

なんでこうなってしまったのか、
原因はわかってるんですけどね…😓

とにかく、
私にとって"当たり前"だった
コミュニケーションは"異常"だった。

あれは普通ではなかった。
そう考え改める、いい機会になりました😌

無自覚に攻撃的になったり、
「言えないから」と半ば無理やり攻撃的に
なったりする前に
気づくことができてよかった…


⚫︎誰しもジャイアンになりうる!

けれど、この常軌を逸した自己表現は、
実は誰しもやってしまう可能性を孕んでいます。

というのも、攻撃的になってしまう原因は…

《ジャイアン化する原因》

  1. パートナーに対して優位に立ちたいという気持ちが強すぎる。
    2人の関係の主導権を譲らず、支配欲が強い。

  2. 幼児的な甘えから抜け切れておらず、give&takeが成り立っていない。takerになっている。

  3. 自信たっぷりに見せているけれど、
    本当は自分の不安に怯え、
    向き合えずにいる。

  4. 真面目で責任感が強すぎる。自分が正しいという思い込みが強くなりすぎる。

  5. 自分の弱さを認められない。知られたくないため自己防衛する。

  6. 忙しい

  7. 疲れている

これを読んだ時、

非主張的な私でも、
攻撃的になる要因はちゃんと持っている

ということがわかりました。

私はいま、人生のオーナーシップを獲得しようと日々奮闘しているけれど、
誰かの人生のオーナーシップまで握ろうとしていないか、自分の力を過信しないよう心に留めておかねばなりませんし。

生きていく中でたくさんの不安に出会い、
時にはそれと向き合うことから逃げたくなる瞬間も、この先あるかもしれません。
自分の弱い部分を認められないのは、
自己受容ができていないとも言えます。

私が自己受容できていなかったとき(#8-1)
は、たまたま自分に対して攻撃的になるだけで済んでいた(…かもしれない💦)けど、
あの時もし振り切っていたら、
相手に喧嘩腰になっていた可能性もあったかもしれません。

真面目で責任感が強い性格
エスカレートしてしまえば、
多様な価値観を認めることを恐れて
自己防衛に走ってしまうかも
しれないし、

なにより、
忙しい瞬間や疲れている瞬間は
誰にでもあります。


私にも十分攻撃的になる可能性はあるし、
普段アサーティブな人でも
攻撃的なることは十分ありうる。


だからこそ、アサーション権の中で
「不完全である権利」「傷つく権利」
保障されている
のかもしれません😌
(前回参照)


◎しずかちゃんはどんなふうに自己表現しているの??

読んでいてわかったことは、

今回の失恋での私は
非主張的にしかなれなかったことで
ものすごく後悔した
けれど、
攻撃的になる可能性も
もちろん秘めているし、
それは、誰しもありうることである。

アサーション権を確信することの大切さ
より一層わかりました。

じゃあ、
のび太くんにしかなれなかった私や、
ジャイアンになる可能性を孕んでいる私は、
どんな自己表現を目指せばいいのか?
そのためには何が必要なのか?
アサーティブなコミュニケーションの実態に迫っていきます!



次回も《5月・アサーション編》!


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