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komoriuta

ChatGPTさんに物語を翻訳していただきました。 Once again, I would like to request a translation from ChatGPT. 「子守唄」 うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん 目からポロポロ涙の珠がこぼれおちる うぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあぁぁぁぁん 落ちた涙は口にも入って すんごくしょっぱい うぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあぁぁぁぁん うぁぁ

    • 下津家令絵巻 -掌中の珠編-

      五、荒魂(あらみたま)、和魂(にきみたま) 《烈日赫赫(れつじつかくかく:太陽の光が激しく照りつけるようす)にして、光彩陸離(こうさいりくり:まばゆいばかりの光や色彩が入り乱れてきらめくようす)    空は高くなり、雲も柔らかくなってきた されど、日輪、短い秋をまだ寄せ付けんとばかりに身を焦がし、森、林、草原、川のきらめきを照りつける。日、連なるごとに弱まるかと思いきや、この世は夏しかございませんと訴えん 山々の緑も「まだ、まだ」と煌めき、太陽と戯れる 木下闇(この

      • 下津家令絵巻 -掌中の珠編-

        四、鬼再び、なく 「鬼婆がまた出たぞ」 時は江戸時代かいやその前あたりか否か定かではございませんが、阿武隈川から程近く、点在する集落はこの数年、いや、数十年と騒がしく、不穏な日が続いておりました。 この辺りは貧富の差が著しく、農民は管轄する武士によって生活に大きな隔たりがございました。加えて、中央の政所の目もまだまだ行き届かぬこと多く、教育、文化も遅れ、古くからの因習に、弱き立場であればあるほど縛られてもおりました。されど、生きてゆかねばならぬと汗水垂らし、たくましく生

        • 下津家令絵巻 -掌中の珠編-

          三、鳴くか泣くか、凪ぐか薙ぐか、鬼か さて、安達ケ原の鬼婆、鎮まり数百年の後のことです―。 秋迫る烏夜(うや) 草が騒ぐ 弧月の徒野(あだしの)に佇むは まだへその緒、乾ききらぬ稚児 みすぼらしい布に包まれ、生暖かい、少し湿った土の上 小さな身体震わせ「此処はどこ、我は茲(ここ)ぞ、母はどこ」とけたたましい呱呱(ここ:乳飲み子の泣く声) 草たちは呱呱をかき消さんとばかりに一層さんざめき、うるさい ささめきは色なき風に乗る 色なき風、黒風と化し 虚空に舞い、落ちる 落ち

          下津家令絵巻 -掌中の珠編-

          二、鬼が泣く  逢隈(阿武隈)に霧立ちわたり明けぬとも君をばやらじ待てば末なし(詠み人知らず)  風はやきあふくま河(阿武隈川)の小夜千鳥涙なそへそ袖の氷に(後鳥羽天皇)  君が世にあぶくま川(阿武隈川)のわたし舟むかしの夢のためしともかな(藤原実泰) 古(いにしえ)より歌人(うたびと)たちによって 「逢隈」「遇隈」などと表され また、田んぼの引水や飲み水として、水流による移動、荷運びの手段として人々の生活を支え 「母なる川」と流域に住む民たちに恵みをもたらしてきた「

          下津家令絵巻 -掌中の珠編-

          下津家令絵巻―掌中の珠編―

          一、はじまり 信じる 「一念三千」(いちねんさんぜん) 人の信じる力、世界を動かす 何を信じるか 信じられるか否か どこまで信じ続けられるか   自信の眼 縁、学びで得る眼 落ちるも開くも 土、種が肝要にてございます  さて、今から綴りますお話は、九尾の狐の子孫、半狐半妖の七尾の娘華藻の葛藤を描いた異類婚姻譚「下津家令絵巻―狐異人編」の続編でございます  「妖狐でもなく人でもない」と悩み打ちひしがれた娘がご縁に導かれ、自分を信じ、血を信じ、寛容の心を求め、どのよう

          下津家令絵巻―掌中の珠編―

          お兄ちゃん万引き未遂事件

          「ズボンのポケット、パンパンやん!」 思い返すと思わずエセ関西弁でツッコミをいれたくなるくらい、兄はポケットいっぱいに未清算のサプリメントを詰め込んでいた 半身まひで、左手はだらんとたれ、左足は変形を抑えるため補装具を付け、ハンドタオルでよだれをぬぐう兄 ポケットの違和感に気付いた私を見て、「入っていない、何も入っていない」と喋れないのだけれど、目で健気に訴えた 私は、兄の力の入らない左手の分の役割も担った、握力の強い右手を必死でつかみ、引っ張り、店員さんにばれないよ

          お兄ちゃん万引き未遂事件

          もし夢をゆだねて良いのなら

           午前3時起床。洗濯機始動。居間に敷いた煎餅布団に眠る兄の横で、仏壇に向かう。「お父さん、お母さんおはよう。今日も頑張る、清ちゃん(兄)が食事中に喉を詰まらせませんように」  同4時、洗顔、化粧、髪を整え、着替えて出勤の準備。朝食を作りながら、兄の着替えとよだれを拭くタオルを枕元に置き、そっと起こす。半身麻痺の兄はいくつになっても拙い所作で衣服を脱ぎ着する。なんとも健気で愛おしい。母もこの姿に折れそうな心を幾度も救われたのだろう。  兄のお弁当を詰めながら、薬、歯磨きをセッ

          もし夢をゆだねて良いのなら

          onbuhimo

          おんぶひも おんぶする人 される赤子 最近減ったな 見ないな 私は母が弟をおんぶする姿を見ることが嫌いだった 小柄なわりに胸の大きかった母 おんぶひもは胸元でクロスすると、それがさらに強調されて嫌だった 止めて。お母さんをいやらしい目でみないで。お母さん、だめだよ。あのおじさんの欲望が白目に宿ったような濁った眼をみてごらんよ。私、怖いよ。 男の人って怖いよ。お父さんとかお兄ちゃんとは違う「男」っていう生き物が怖い。 近所のおじさん。幼稚園児の弟はたまたま拾ったエロ雑誌をお

          嘘に戻したい

          父は嘘つきだった。 造園業の職人だった父は、ほぼ毎晩パチンコに出かけ、軍資金が無くなると母や私、障がい者の兄、弟のお金を借りた。または盗んだ。「すぐ返す」「倍の利息を付ける」と言って盗んで、儲かったら返して、またすぐ盗んだ。消費者金融にも借りていた。知らない請求書、催促の電話や手紙。我が家は電話をすぐ取らないという暗黙のルールができていた。 母は父の嘘に怒り、言い争いは絶えなかった。でも母は、借金に涙を見せることはなかった。喧嘩して、離婚したらどっちについていくだの、父が

          嘘に戻したい

          僕は障がいがあるそうです。

          僕は障がい者です。 障り、害がある者だそうです。 大きく先天性、後天性の2種に分類されることがあります。 僕は、後者にあたり、生まれて10カ月で高熱を出し、町のヤブ医者が2、3日すれば治るでしょう、様子を見ましょうといったせいで3日後にさらに熱が上がり東京女子医大に緊急入院。集中治療室に入り、退院する時には、左半身麻痺、言葉も話せず、軽度の知的障害という障害児になっていました。 僕のお母さんは「自分のせいだ。自分のせいだ」と自責の念に追われ、それは最近68歳で死ぬまで背負って

          僕は障がいがあるそうです。

          ナイロン製のバッグ

          ナイロン製のショルダーバッグで 母の人生は終わった。 大量生産特有のどピンクに意味の分からない色とりどりの幾何学模様。普通の人が持てば差し色になるかもしれないが、母の強烈な個性は幾何学模様を打ち消す。 体は小柄だが、声は無限に響く。剛毛天然パーマ、襟足は刈り上げ、ゴルゴ30のような黒サングラス。口紅は安っぽいピンク。でも、存在感は超一級だった。自治会の男性陣から「ボス」と呼ばれていた。その群を抜いた存在感は似非じゃなかった。 サングラスの奥の瞳は少女のようにキラキラし

          ナイロン製のバッグ