中島 健志@古之花 紗玖

『人の記憶に残る創作を』現在は歴史コミックの単行本描き下ろしを中心に活動中。 古木と…

中島 健志@古之花 紗玖

『人の記憶に残る創作を』現在は歴史コミックの単行本描き下ろしを中心に活動中。 古木とて 一花咲かせば 往年の 一回りして 新しきかな

最近の記事

八王子・滝山城ショートツーリング

バーグマン200最終型を新車で購入して一年、買い物と父の送迎がメインなので、走行距離は700キロ余。仕事も一段落したので自宅から30分で行ける滝山城へ行ってきました。 着きました。無料のパーキングがあるので助かります。ここから30メートルほど歩いたところに登城口があります。ちなみにバグ200は足付きがいい代わりにシートのクッションが薄いので、長時間のライディングはお尻が痛くなります。そこで、私は取り外せるクッションを装備しています。これのおかげでだいぶ楽です。 これほどの

八王子・滝山城ショートツーリング

    「歴史を動かした男の逝きざま 」挿絵集・前編

    初めまして、この数日で新規のフォロワー様が増えたので改めて自己紹介します。 筆者は講談社のアフタヌーンというコミック誌で漫画家デビューして以来、商業誌を転々とし、現在、ポプラ社の「コミック版日本の歴史シリーズ」を中心に活動している漫画家です。史実と分けてフィクションでは古之花紗玖というペンネームを用いています。 さて、今回は2012年に刊行された加来耕三先生の著書「歴史を動かした男の逝きざま 」で挿絵(漫画)として寄稿したものをリメイクしてTwitterに掲載したものを紹

    「歴史を動かした男の逝きざま 」挿絵集・前編

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    コミック版日本の歴史・表紙原画集「北条義時」「徳川家康外伝」

    コミック版日本の歴史・表紙原画集「北条義時」「徳川家康外伝」

    切株の記憶

    だいぶ前の話で恐縮ですが、コトブキヤが配布していた「HOBINO」というフリー冊子にショートコミックを掲載したことがあります。4ページという短いものでしたが、愛着のある話だったので、今回登場人物だけリメイクしてみました。オリジナル版は若いカップルという設定でした。リメイク版で親子関係にしたのは、実際に自分が娘を授かって父親という新たな観点を得たからで、「なるほど、描き手も成長していくんだねぇ」としみじみ思った次第です。 なんか、いかにも星新一さんのショートショートにありそう

    取材後記(関ケ原町)

    取材後記(関ケ原町)

    大型液晶ペンタブレットを買った話

    これから大型の液晶ペンタブレットを買おうかどうしようか迷っているクリエイター(特に漫画家さん)諸氏の参考になれば幸いです。 筆者は今を遡ること5年前(2017年)まで、135Kgの上質紙にペン入れした線画をスキャナで取り込み、ベタ・ホワイトやトーンなどは板タブを駆使してセルシスのコミックスタジオで仕上げてきました。 しかし、その年の三月から「戦国炎舞-KIZNA-」というスマホのゲームアプリ内で配信されるコミック「信長ストラグル」の監修依頼を受けて、毎週のように渋谷の仕事

    大型液晶ペンタブレットを買った話

    第三回 福井歴史探訪の旅~2018年取材の記録~

    三回目となる福井訪問は2018年7月、歴史で感動!「藤野先生と魯迅」の取材です。筆者の漫画家生活でもこれほど深くひとつの地域に関わって作品を上梓した例は他に類を見ません。そこで感じたのは福井の皆さんの郷土愛と垣根を越えて人材を受け入れる懐の深さ、これにつきます。 そういえば、コミック版 日本の歴史「横井小楠」を執筆したときも藩政改革のために他藩から人材を招聘するなど、幕末からの柔軟な姿勢が今もなお県民性に反映されているのだろうかと思ったりしました。 まず最初に訪れたのは藤

    第三回 福井歴史探訪の旅~2018年取材の記録~

    第二回 福井歴史探訪の旅~2017年取材の記録~後編

    福井歴訪の二回目となる2017年8月、コミック版 日本の歴史「松平春嶽」での取材記録・前編に引き続き、後編をご紹介します。前編は三國神社まででしたが、その後も三国湊の散策は続いたのでした。 ていねいでわかりやすい案内板のおかげで次の取材場所もばっちりです。 旧森田銀行本店の建物がきれいな状態で保存されていました。もちろん、中も当時の面影そのままで、これはのちにコミック版 日本の歴史「渋沢栄一」で明治初期の銀行を描いたときにも大変役に立ちました。(「渋沢栄一」第五章より)

    第二回 福井歴史探訪の旅~2017年取材の記録~後編

    第二回 福井歴史探訪の旅~2017年取材の記録~前編

    前回に引き続き、今度は福井歴訪の二回目となる2017年8月、コミック版 日本の歴史「松平春嶽」での取材スナップをご紹介します。 前回は上越新幹線で東京から金沢へ抜けてそこから福井入りしましたが、今回は東海道新幹線で米原まで行き、敦賀を目指しました。敦賀には尊皇攘夷を掲げて幕末に挙兵した水戸天狗党・武田耕雲斎の墓があります。 耕雲斎の像と墓所です。 朝廷に直訴しようと京都を目指した水戸天狗党の一行はこの敦賀の地で捕まり、幕府によってニシン倉に監禁されたのち処刑されてしまい

    第二回 福井歴史探訪の旅~2017年取材の記録~前編

    第一回 福井歴史探訪の旅~2015年取材の記録~

    皆さんは福井県に行ったことがありますか。筆者は過去三回、歴史コミックの取材で訪れたことがあります。一回目は2015年7月に「由利公正」で、二回目は2017年8月「松平春嶽」、そして三回目は2018年7月「藤野先生と魯迅」です。由利公正のあと2016年に「橋本左内」を上梓したのを含めると福井が生んだ歴史上の人物を四人も描かせていただきました。 今回は当時を懐かしく振り返りながら、2015年の取材でたどった道のりを写真と本稿のカットで紹介していきたいと思います。 最初に訪れた

    第一回 福井歴史探訪の旅~2015年取材の記録~

    ポプラ社「コミック版日本の歴史」表紙原画集 追加

    以前、ポプラ社「コミック版日本の歴史」表紙原画集をやりましたが、平成31(2019)年、立花宗茂のあとに蒲生氏郷をやったのを何故か見落としていました。これは兜のバージョンが二通りあって、最終的に燕尾ではなく鯰尾になったというもので、刀の長さもリテイクが出てずいぶん苦労しました。とりあえず筆者はどちらの兜も好きなので、両方描けてうれしかったということで異存はありません。 上のイラストが最終稿。――で、 これが修正前。ベルクカッツェと呼ばれる兜です。刀の長さも違いますね。おそ

    ポプラ社「コミック版日本の歴史」表紙原画集 追加

    加藤清正と小西行長【後編】~幻の原稿~

    2016年に筆者が原作を元に漫画に描き下ろした「くまもとの歴史シリーズ・加藤清正と小西行長」(熊本県教科書供給所刊)の後編です。 実は本編のエピソードに横手五郎という力持ちが登場するのですが、ページ数の関係で初稿から1/6に縮小して刊行されました。大変興味深い逸話かつ、このままお蔵入りさせるのも惜しいので、この場をお借りしてご紹介致します。 ――では、まずは実際に刊行された決定稿(全2ページ)からご覧下さい。 ここから、訂正される前の逸話ページ(全12ページ)になり

    加藤清正と小西行長【後編】~幻の原稿~

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    ポプラ社「ビジュアル版 幕末・維新人物大百科(中)幕府・朝廷編」挿絵原画集

    ポプラ社「ビジュアル版 幕末・維新人物大百科(中)幕府・朝廷編」挿絵原画集

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