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「思考や記憶、精神の正体」という話

カエルとフランケンシュタインとヒト

 フランケンシュタイン。一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。電気で動く人造人間です。フランケンシュタインをただのオカルト小説と思っている人も多いかも知れませんが違います。フランケンシュタインは、とても科学的な小説です。フランケンシュタインという小説は何故生まれたのか、そのきっかけになったと言われている実験があります。その実験は、ルイージ・ガルヴァー二という物理学者が行った実験です。実験の内容は、死んだカエルの足の筋肉に電気を流すというシンプルなものでした。実験の結果、微弱の電気を流したカエルの足は動き、このことから「人間も電気で動いてるのでは?」という仮説が立てられることとなりました。

 もし、人間が電気で動いているのならば、死体も電気で動かせるのではないかということで、ガルヴァー二の実験からインスパイアされて生まれたのが『フランケンシュタイン』だと言われています。

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