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日々思うこと。雑話、政治、文学、歴史、なんでも。。
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民主主義が機能するのは、自分を律し他人に寛容な心を持つ人で構成する社会が土台にあってこそ

民主主義が機能するのは、自分を律し他人に寛容な心を持つ人で構成する社会が土台にあってこそ

民主主義というのは、それを構成する人々の精神が強くあってこそ正常に機能するシステムだということを改めて痛感しています。

自分を律し、他人に寛容であってこそ、機能するのです。

敗戦後日本がまがりなりにも 所謂民主主義を維持してこられたのは、古来から伝わる和の精神と武士道精神、それは遡ると神話の世界にまで遡り、三種の神器に象徴されるように日本民族の精神の支柱があってこそのものです。
明治22年(1

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NATOがアジア初の拠点を東京に!ということがどれほど異常で恐ろしいことなのか

NATOがアジア初の拠点を東京に!ということがどれほど異常で恐ろしいことなのか

昨日2023年5月5日
今、闇のくまさん世界のネットニュースさんの動画のタイトルってびっくりしたんですが、NATOがアジア初の拠点を東京にというタイトルなんですが、かなりやばい事態になっているなというのが私の第1印象です。

そして、「いったい何だろう」と思ったのはコメント欄です。歓迎してる人が多いんですよね。私はこれはとても歓迎するような事態ではないと思いますので、「非常にやばいぞ。日本人の精神

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「国民の総意」というのは「伝統に基づいた常識」と読み替えて考えると理解しやすい

「国民の総意」というのは「伝統に基づいた常識」と読み替えて考えると理解しやすい

少し前に観たYouTubeの「西部邁ゼミナール」というチャンネルで、西部邁先生が「国民」という言葉についてこんな見解をご説明されていた。
聞いた言葉をメモしたのですが、(^-^;

「国民」というのは、生きている私たちだけではなくて、死んだ人も含めて「国民」という。
長い歴史から生まれてきた伝統を元にしている、と考えると腑に落ちて理解しやすい。

憲法の「国民の総意」という言葉は、「伝統に基づいた

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「游於藝」(芸に游ぶ)は、徳川斉昭が愛した言葉

「游於藝」(芸に游ぶ)は、徳川斉昭が愛した言葉

論語に「道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ」という教えがあります。
「道」「志」「徳」は、なんとなく意味はわかりますよね。
「仁」は「思いやりの心」と子供達には説明しています。
「芸」は所謂芸事の芸かしら?芸達者とか、、
真面目にやって、最後遊ぶの?
なんて、頓珍漢の意味を勝手に作ってしまったりしがちですよね。
(あっ、私の経験上、、(^-^; )



論語「道に志し、徳に拠り、仁に依り

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マッカーサーと一緒に映った昭和天皇の表情をまねした男の子が気づいたこと

マッカーサーと一緒に映った昭和天皇の表情をまねした男の子が気づいたこと

とても個性的で物知りな小学2年生の男の子とのエピソード。

少し前から歴史に興味を持ちだしたらしく、
ベルリンの壁のこととかマッカーサーのこととか、色々話してくれるのですが、

今回は、
「ねぇねぇ!マッカーサーと昭和天皇が一緒にうつっている写真あるよね?
その昭和天皇の顔の真似するね?」と。
これが、また、すごく似ていた。
「うんうん、そんなご表情だったよね~ 凄いね、流石だね!」
と彼を褒めな

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昭憲皇太后『明治孝節録』は「孝悌忠信」の話を集めたもの

昭憲皇太后『明治孝節録』は「孝悌忠信」の話を集めたもの

明治天皇のお后様 昭憲皇太后がとても人徳溢れる方でいらっしゃったという話は聞いたことがある方も多いと思います。

昭憲皇太后が福村美静(ふくむらびせい)に編纂を命じた『明治孝節録(めいじこうせつろく)』という本があります。

『明治孝節録』は、親に孝を尽くしたり、あるいは節操を守ったり、あるいは人として立派な行いをした人々の事を具体的に記録したもの。特に高等教育を受けた役人や身分の高い人ではない普

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光琳かるたを買ってみました(笑)

光琳かるたを買ってみました(笑)

尾形光琳が描いたと言われる「光琳かるた」

たまたまオークションで見つけたので、買ってみました。
尾形光琳といえば、「紅白梅図屏風」等誰もが知っている江戸時代の絵師ですね。

尾形光琳が描いた百人一首「光琳かるた」のすてきなこと♪

尾形光琳が小倉百人一首の札の絵を描いていたなんて、いったいどんな絵なのだろうと興味津々。

上の句の札には、歌仙絵が描いてあり、
下の句には、花鳥風月が描かれていま

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殿様に学問をされると下の者が困るのだがどうしたものか、と相談された細井平洲の答えは『嚶鳴館遺草』

殿様に学問をされると下の者が困るのだがどうしたものか、と相談された細井平洲の答えは『嚶鳴館遺草』

細井平洲は、名君と謳われた上杉鷹山が師事した江戸時代の陽明学者です。

細井平洲が弟子などに相談されたときの答えをまとめたものが『嚶鳴館遺草(おうめいかんいそう)』。

この「『嚶鳴館遺草』巻第五 のつらつらふみ 君の巻」から、殿様に学問を去れると下の者が困るのだけれどどうしたものでしょう、と相談された時に細井平洲が答えたものを現代語訳にてご紹介します。 

人君は民の父母と申しますので、御主君に

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日本の歴史って、学校で習ったこととは違うんじゃないかと感じたから

日本の歴史って、学校で習ったこととは違うんじゃないかと感じたから

学生だった頃、日本史には全く興味がありませんでした。どうしても頭に入ってこなかったのですよね(笑)。高校の時のテストなんて散々。他の教科はそれなりなのに、日本史だけ赤点すれすれ。

どうして日本史なんてあるんだろう?

と思っていた。

その理由が、思いっきり大人になった今になって漸くわかってきたのです。

ホントの話じゃないから、心に入ってこなかったの。

年号と事件のみを箇条書きに覚えただけだ

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歴史の縦糸を紡ごう♪♪

歴史の縦糸を紡ごう♪♪

ひょんなことから論語や古典を学ぶ機会に恵まれて十余年。

吉田松陰、橋本左内、会沢正志斎、藤田東湖、西郷隆盛、細井平洲、上杉鷹山、佐藤一斎、賀茂真淵、、

沢山の先人の言葉に触れるにつけ、生き様を知るにつけ、

自分の幼稚さを思い知り、身をたださざるを得なくなります。

何も知らない、学んでこなかった自分が、本当に恥ずかしい。

知れば知るほど、引き込まれる。

歴史って、すごい!

でも、こんな

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