見出し画像

【ゲームソフト紹介】『メタルギアソリッド3 スネークイーター』

今回紹介するゲームは『メタルギアソリッド3 スネークイーター』です。2004年にPS2で発売され、その後2011年にPS3に移植、2012年に3DSでリメイク、そして2023年にはPS4やSwitchなどマルチプラットフォームで遊べるよう移植され、現在に至ります。
ナンバリングは「3」ですが、メタルギアシリーズの時系列では最初にあたる作品です。

【ストーリー】
時は1964年、東西冷戦の真っ只中。2年前の「キューバ危機」を乗り切り、全面核戦争を回避したアメリカとソ連だったが、実はその時ある密約が交わされていた。それはアメリカに亡命していた科学者「ソコロフ」の返還である。
その後、ソコロフが核兵器を開発していることを知ったアメリカは、ソコロフの再亡命を支援すべく、特殊部隊「FOX」を編成。エージェントである「ネイキッド・スネーク」は単身ソ連に潜入し、ソコロフの奪還を目指す。
しかし、その後スネークの師匠「ザ・ボス」との通信が途絶え、突如スネークの前に現れる。なんと彼女はソ連に亡命し、ソコロフも連れて帰るという。
スネークはソコロフの奪還に失敗し、おまけにソ連側の「ヴォルギン大佐」は小型核弾頭ミサイルをソ連領内で発射。これは「ザ・ボス」が亡命の手土産に持ってきたものだった。
そんな事情を知らないソ連当局はこれをアメリカによる攻撃と考え、報復体制に移行。
ソ連の書記長フルシチョフはアメリカのジョンソン大統領と電話会談し、アメリカの潔白を証明せよ、と要求。それは、アメリカの手で「ザ・ボスを抹殺すること」だった。

白羽の矢が立てられたのはスネーク。ザ・ボスの亡命を幇助したとして軟禁されていたスネークに、復活のチャンスとしてミッションが与えられる。
それはソコロフの奪還、ソ連の核兵器「シャゴホッド」の破壊、そして「ザ・ボス」の抹殺であった。
10年生死を共にした師匠を殺すという非道な任務を命じられたスネーク。タイムリミットは7日間。果たしてスネークはミッションを完遂し、全面核戦争の危機を回避することはできるのか?!

【前作からの変更点など】

・舞台が人工的な空間から自然空間になり、「服装を替えて敵の目をカモフラージュする」、「草むらに隠れる」など野戦的な要素が増えた。

・スタミナゲージの追加。減ると武器を構えたとき手ぶれしやすくなるなど、デメリットが発生。ボスにもスタミナが設定されており、0にすると特殊な迷彩がもらえる。
スタミナゲージはフィールド上にいる野生動物を捕獲し、食べることで回復できる。中には毒を持つ食べ物があり、また時間経過で腐食する場合もあるので注意が必要。
食べるだけでなく、投擲して兵士の注意を引き付けたり、食糧庫を爆破して敵が空腹になっている場合は食べさせることもできる。

・敵の目眩ましに使える「スモークグレネード」、武器を持てない状態でも使える「タバコ型麻酔銃」や「麻酔ハンカチ」など、新しい武器の追加。

・武器を消音できる「サプレッサー」が消費アイテムとなり、使いすぎると効果がなくなる。

・食糧を食べても回復できるのはスタミナゲージだけで、ライフの回復は時間経過または「ライフ回復剤」という専用のアイテムが必要になった。また、ケガをした場合に治療・時間経過でキズが回復すると、ライフの最大値が上昇する。

・ソリトンレーダーの廃止により、敵の位置を把握することが難しくなった(時代考証的にまだ近代的なレーダーがない時代だったのだろう)。

・近接戦闘術として「CQC」が追加。敵を一撃で気絶させたり、尋問して情報を得たりできるようになった。

・どのエリアでも2マップ以上移動するとアイテムボックスが復活する、という救済措置が用意された。これにより、弾薬が足りず詰む、ということは起こりにくくなった。

・最低難易度の「VERY EASY」では「EZ GUN」が初期装備に追加されている。レーザーポインター付きの麻酔銃で、装備するだけでカモフラージュ率が常時80%以上、スタミナも自動回復する初心者救済アイテム。サプレッサーも消費しないためガンガン撃てる。
逆に、本作の通常の麻酔銃は前作の「M9」と異なり、レーザーポインターがない。そのため、慣れるまでは敵に弾を当てづらい。

・武器、装備品に「重さ」の概念が追加。多く装備しているとスタミナの消耗も激しくなる。

・ネタ無線が大幅に追加。前作でも相当数あったが、本作で更に進化。パラメディックの映画紹介なんかは必見。

・ミニゲーム「猿蛇合戦」の追加。『サルゲッチュ3』の「メサルギアソリッド」と対になっており、こちらは疑似サルゲッチュを楽しめる。


シリーズ恒例のネタ無線や細部まで作り込まれたフィールドオブジェクト、史実を元にして作られた濃密なストーリーと人間ドラマなど、シリーズの魅力は本作でも健在です。
アクションゲームが好きな方は遊んでみてください。

紹介は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

心に残ったゲーム

興味を持った方はサポートお願いします! いただいたサポートは記事作成・発見のために 使わせていただきます!