見出し画像

令和時代のマネジメント術:気づかれないモチベーションアップの仕掛け

今日は、チームのレベルアップのための考え方についてお話ししたいと思います。チームのレベルアップ=個人のレベルアップになるのですが、チーム全員がレベルアップする雰囲気というのがあります。その雰囲気の作り方について、お伝えできればと思います。

個人のモチベーションの上げ方

メンバーのモチベーションを上げるために何をしていますでしょうか?YKは以下を意識しております。

1.縦で褒めるより、横から褒められるようにする


まず、褒めるというのはやる気のシャワーです。シャワーをたくさん浴びていると元気になり、やる気が出ます。なので、令和時代のマネジメントでは褒めるというのはかなり大事な活動になります。

この褒めるのシャワーですが、上司からのシャワーは縦のシャワーです。縦のシャワーも良いですが、効果的なのは、横のシャワーです。横のシャワーというのは、周りから褒められるということです。

縦のシャワーに加えて、この横のシャワーを浴びている状態を作るというのがマネジメントで大事です。縦と横の両方から褒められているということは、お世辞ではなく本当に”すごい”という状態です。それを人間はわかっています。

「〇〇部長が、Aさんのことを、この前褒めてたよ。私もAさんのこの前の仕事はすごいと思った。どうやったの?」という会話が生まれたら、最高です。これが各所で生まれるとどうでしょうか?仕事が楽しくなりません?

この横のシャワーが生まれるように、マネージャーは仕掛ける必要があり、で、それはどういうようにこの状態を作るか?というと、普段から偏りなく、その人がいないところで、その人を褒めるというのを息を吸うようにやるということです。地道で長期的な話ですが、マネジメントは即効薬はなく、地道な活動以外にはありません。効果はすぐに出ないこともありますが、辛抱強く続けてもらえればと思います。

2.目標は自分で立てさせる

まず、大前提の考え方として、「人間は考える葦である」です。可能な限り考えるという行為を奪ってはいけません。自分で考えて、自分で実行するから仕事というのは楽しいのです。

「人間は考えるである」とは、フランスの有名な哲学者・パスカルの言葉です。 葦というのは水辺に育つ、弱く細い草のような植物のことで、パスカルは著書の中で「人間は自然の中では葦のように弱い存在である。 しかし、人間は頭を使って考えることができる

https://www.nohkai.ne.jp/tyorei/?p=2951

目標の立て方で言うと、人間想像できないものはどう頑張ってもできません。上司の方が、「できる」と思っても、本人が「できない」と思った時点で、目標というのは意味がないものになります。どんな優秀な人間であっても、気持ちがなければ、その優秀さははっきしてくれません。
このことを加味すると、目標というのは自分で立てるべきもので、他人に立てられた目標なんでこれっぽっちも意味がないことがわかると思います。

ただ、現実、サラリーマンは会社としての目標があり、その目標を達成するために役割分担をして仕事をしています。上場している株式会社であれば、株主に目標を宣言しています。これ自体は現場の人間からしたら、コントロールができないもので、その目標が現場にも降りてきますが、メンバーとの目標すり合わせでは、会社の目標と基準も意識しつつ、その一方で、個人の取り組み方としては、しっかり本人が頑張って目指せる目標というラインを認識合わせして、その目標にもかって仕事をしてもらうのが、現実的かつその人の成長につながります。

3.失敗は言わない。自分で気づかせたほうが直る

経験というのは失敗の数です。多くの失敗するパターンを知っているからこそ、成功するパターンをわかることができます。

そして、失敗というのは、それをおこなった本人が一番よくわかっています。わざわざマネージャーが言って、傷口に塩を塗ることなんてしなくても大丈夫です。

メンバーの失敗はマネージャーがこっそりフォローして、そっとしておいてあげましょう。優秀な人であればあるほど、自分に納得が行っていないので、次にどうすれば良いか?考えます。そして、答えが見つからなくて、悩んで相談に来た時だけサポートしてあげれば良いのです。(このこっそりフォローを後に知ると、さらに傷口が痛むので、治さら効きます)

一回失敗してからの方が、セミナーや研修などは沁みて、深く学びを得ることができます。なので、実はセミナーや研修は何かを行う前ではなく、自分で一回やってみてから行った方が良いというのがY Kの考えです。

そして、その失敗を自分の力で乗り越えた経験こそ、今後の仕事で自信がつき、新しいチャレンジができるようになります。

ぜひ、メンバーの失敗の経験と、それを自分で乗り越える経験を奪わないようにしてもらえればと思います。

まとめ

令和時代のマネジメントは、「上司が部下に直接何かをしてあげることはほとんどない」と考えた方が良いと思います。環境を与えて、あとは長期的な仕掛けでコントロールして、道を外さないように見守るというスタンスになります。

一見、何もしていないようですが、いざとなれば、マネージャーがなんとかするというフォローができれば存在意義があります。なので、マネージャー自身も現状に満足せず、個人の実力を高めて、一緒に高いレベルを目指して、お互い高いレベルで良い仕事をできるようになれれば最高です。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。
インスタグラムもしておりますので、フォローよろしくお願いします

【@yk_data/毎日インスタグラム8時投稿】
▷ビジネス、生活、経済にかかわる政府データをグラフ・解説付きで、わかりやすく発信
▷上場企業マネージャー。データ分析10年以上。
▷資料作成やデータ分析ノウハウをストーリーで不定期に投稿
もし発信して欲しいテーマがあれば、いいねやコメント、DM頂けると嬉しいです。

この記事が参加している募集

はじめての仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?