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新人のバリュー向上術:3ヶ月で組織に貢献する方法

こんにちはYKです。

今日は、7月に入ったということで、YKが新卒の3ヶ月の時に上司からフィードバックいただいたことについて話したいと思います。

10年前ですが、YKは新卒でIT会社に入り、事業戦略系の部署に配属されました。入って3ヶ月間は、マナー研修だったり、会議の議事録を取ったり、とりあえず、存在しているだけでしたが、どのように会社というのが回っているのか?というのを教えていただきました。

また、上司から新卒の同期を集めて、若者がインターネットのサービスやアプリをどのように使っているか?をインタビュー調査するという課題をいただき、調査して報告をするということをしていました。

これが初めて、仕事らしい仕事をした時であり、報告して提案したことが、実際にプロダクトにすぐ反映されて、インターネットのサービスって面白いと感じたきっかけの出来事でした。

その仕事を3ヶ月やって、上司からフィードバックされたことを今日は共有したいと思います。

新人のバリューについて

まず、説明されたのが、新人の出すバリューについてです。

縦軸を新人のバリュー、横軸を時間を置きます。
まず、新人というのはまずネガティブな状態から入ります。色々教えてもらったりする必要があり、コストはどうしてもかかります。まず、そのことを自覚にする必要があります。

これは新卒に限らず、部署異動をしてきた人も同じですので、初めはその組織のコストになっている自覚を持って、新しい部署に入るというスタンスを忘れてはいけません。

そして、基本的に仕事ができる人は3ヶ月以内で状況をキャッチアップして、組織にバリューをもたらします。社会人を数年して、3ヶ月でまだ新人顔をしている人がいたら、その人はプロフェッショナルではありません。どのような組織・どのような仕事でも、一人前の人は3ヶ月以内でキャッチアップできるようにしなければいけません。

ただ、新卒はもう少しスタンダード低く考えて良いそうで、Q2にはバリューをプラスにしようというフィードバックをまずいただきました。

当時は一生懸命頑張ったつもりで、まだバリューはでていないのか、、、と落ち込んだ記憶がありますが、今考えると大したことはしていなかったので、当然のフィードバックだったと思います。

次の期の目標

そして、その次、どう頑張れば良いのか途方に暮れながら聞いている自分に、具体的にどうすれば良いのか?を示してくれました。

この時、この仕事の仕方を教えてもらえたから、今の自分があると思っています。それぐらい仕事の仕方を染み付かせていただいた、30分でした。

数字の信頼を得る


まず、信頼を得られるようになるというのを目標にするとのことでした。
当時は事業戦略系の部署で、市場調査などが主な仕事でしたので、作った資料についての信頼を得られるようにしないとそもそも仕事になりませんでした。

この人は正しく数字を扱える人という認知を周りに持ってもらうという個人的な目標です。

今思うと、これは本当に大事な、ステップだったと思います。今では社内で数字に強い人という認識があり、出した数字を周りは信頼してくれますが、よく考えれば、新しくきた人がいうことの信頼感ってないのが当然です。そこをコミュニケーションや資料の作り方で信頼を得るというのが、他の人と仕事をする上でとても大切なことだったと今振り返っても思います。

信頼を得るために必要な資料の書き方は、以下で解説しておりますので、ご参考にしてください


仕事の仕方

常に何の目的でやっているかを意識


これは本当に大事です。手段が目的になっている人、プロジェクト、組織、会社たくさんあると思います。紙に書いて机に貼っておくぐらいしないとそれることが本当に多いです。そして気づきません。

プロダクトマネジメントをして、よくある事例が、リリース日にリリースをすることが目的になって、プロダクトの品質をおろそかになってしまうという事象です。

確かに、リリース日を守るというのは仕事として大事です。特に、BtoBの事業でクライアントがいる場合は、迷惑をかけてしまうので、リリース日は絶対に守るというのがあると思います。

ただ、一方、リリース日は守ったけど、プロダクトの品質が全然足りてないということはないでしょうか?現場からすると初めの見積もりが甘いというのがあると思いますが、見積もりを正確にすることは基本的には不可能です。どうしてもリリース日が遅れる場合というのがあります

その時に、責任者が正しい意思決定ができるか?はこの目的を常に意識できているか?によって変わります。リリース日という目標を達成したが、品質が満たないままリリースして、一体誰が喜ぶのか?のでしょうか?

意思決定者を経験して思うのは、目的意識をはっきり持ち、リリース日に品質が満たないようであれば、関係各所丁寧にコミュニケーションをとる。お客様の目的を達成できる品質のものを提供できる自信がない限り、リリースをしないという意思決定をすることが、何より大事です。これが、できる人が正しく目的意識を持っている人なのだと思います。

コミットしたことをコミットした期限にコミットした以上のアウトプットを出す

これは、信頼のえる方法です。仕事で人の信頼をどうやったら、得られるのか?の答えが、「コミットしたことをコミットした期限にコミットした以上のアウトプットを出す」だというのが、仕事をしながらわかるようになりました。初めにこのことを教えていただいたから、信頼を得て仕事を色々もらえるようになったのだと思います。

特に、最近大事だと思うは、「コミットした以上のアウトプット」なんだと思います。同じ仕事ができる人は会社には山のようにいます。でもそれを〇〇さんにお願いしようと思うのは、「コミットした以上のアウトプット」を経験して、期待が膨らんでいる状態というのをつくれているというのがあるからです。

逆に仕事ができない人というのは、コミットしたアウトプットギリギリか、それ以下の場合です。

これはTo Cのものづくりをしていてると顕著なのですが、ユーザーには、期待した以上のアウトプットを提供しないと絶対にリピートしてくれません。自分がユーザーの立場になったらみなさん絶対に思うと思います。マクドナルドや牛丼の吉野家は、安いから買うのではなく、安くわりに美味しいからみんな買うのだと、、、期待以上のもをアウトプットされているから買う、こんな当たり前のことを何かを提供する側に立ったときに考えられない人は多く、そんな当たり前のことを初めに教えてもらえていたことに感謝です。

コミュニケーションスキルの向上

新人の場合は、資料やドキュメントで先輩のサポートをすることがほとんどです。また、最近はリモートワークが主流であり、ドキュメントコミュニケーションができないと、仕事ができないと言っても過言ではありません。

ドキュメントコミュニケーションで大事なのは、
「2~3行で言いたいことをまとめられる」です。

長文メールってもう読めないですよね?

ビジネスの世界は時間は貴重な資源ですので、簡潔に情報を得て、行動をしないといけません。短い言葉で簡潔に伝えるというスキルは本当に大事です。

このスキルは訓練が必要です。以下の記事でも書いてますが、頭の中に思っていることを言葉を言語化して、どの言葉を選んだらよいか?を何度も何度も練り直すという時間を新人の時にできたのは、良かったと思います。

分析という仕事は、データではなく、最終的に言葉で伝えます。資料・プレゼンの中で使う言葉、や伝え方で、次の現場のアクションは何倍にも変わってきます。人間長い話は覚えていないので、いかに簡潔に伝えられるか?は早いうちから訓練して損はないと思います。

そして、マネージャになると、自分が発する言葉で、メンバーが動いてくれたり、モチベーションが変わったりするので、どのような言葉を使うのか?に本当慎重になります。

YKは新人時代にドキュメントコミュニケーションを意識し、まだまだではありますが、磨くことができたのは幸運でした。ぜひ意識してもらえればと思います。

まとめ


・新人は最初はネガティブな状態から入る。3ヶ月以内に組織にバリューをもたらすことが重要。

・新人の目標は、信頼を得られるようにする(数字のハンドリングを含めて)

・新人の仕事の取り組み方は、目的を常に意識することを忘れないこと。そして、コミットしたことを期限内に守り、期待以上の成果を出す。まずは、コミュニケーションスキルの向上と簡潔な伝え方を習得する

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