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哲学的雑談

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なぜ、哲学?

なぜ、哲学?

今日、ふと想ったこと。哲学と出会った人とか「哲学」に心魅かれる人とか、そういう人たちには、どんなきっかけが、どんな動機が、あったのだろう。
私の場合は、ようするに、「人間について知りたい」だったように想う……いや、これはもうちょっと、深掘りする必要があるかもしれないけれども。
多くの人の、きっかけや動機を知ることによって、自分自身のきっかけや動機も、より深く知ることができるかもしれない。そういう意

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「第一回『哲学ゲーム・プロジェクト!』」開催にあたって

「第一回『哲学ゲーム・プロジェクト!』」開催にあたって

明日、9/19(日)午後5時より、いよいよ新企画「哲学ゲーム・プロジェクト!」を開催いたします。この企画は、現在、中畑が考案中の「哲学ゲーム(仮)」を参加者の皆さんにご紹介・ご体験していただき、さらに皆さんからご意見やご感想をいただくことによって、このゲームをより良いものとしてゆくための企画です。

このゲームは、従来の「対話」の要素を残しながら、これまでの哲学カフェや哲学対話で問題となることの多

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来し方、行く末。2

来し方、行く末。2

仕事が、ない。
だが俺はこだわって仕事を選んでいるわけではない。
たとえば、俺はべつに、「先生」と呼ばれる立場や職業にこだわっているわけではない。

19歳の頃に、かつて自分が学んだ学習塾で先生のアルバイトをしないかという、一度は断った誘いを引き受ける気になったのも、当時は「先生」と呼ばれる人たちが社会的に「まともな人間」だと、漠然と想っていたからだ。

当時の俺がそんな風に想っていたのは、多分、

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来し方、行く末。

来し方、行く末。

仕事が、無い。

いよいよ本気で身の振り方を考えなければいけない状況のようだ。
いや、もうとっくにそんな状況になっていたのであって、ただたんに、俺自身がそれを認めたくなかっただけ、なのだろう。
まったく、いったい「なに」にこだわってきたのか。
いや、その「なに」だって、本当は自分でわかりすぎるくらいわかっているのだろうけれども、それを言葉にするのはもう少し先のことにしたい。

ただひとつだけ、俺は

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私大・短大21法人、23年度末までに破綻の恐れ…私学事業団調査

私大・短大21法人、23年度末までに破綻の恐れ…私学事業団調査

はぁ~学校でのオイラの仕事も、ますます減ってくなぁ……いや、減りようがあるのか?これ以上?(笑)

という個人的な想いが一方にあるけれども、それ以上に(と言わせておいてください 笑)、もっと普遍的な観点から、質の良い、公平な、教養教育の場を大学の外にどうやって確保するか、真剣に考えないといけない、そういうことを、強く想ってます。

大学が淘汰されてゆくということは、大学における教養教育のポスト(担

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嘘をつけ! 嘘をつけ! 嘘をつけ!

嘘をつけ! 嘘をつけ! 嘘をつけ!

毎年、今日この日になると、いろんなところで引用しているような気もするが……

 昨年八月十五日、天皇の名によって終戦となり、天皇によって救われたと人々は言うけれども、日本歴史の証するところを見れば、常に天皇とはかかる非常の処理に対して日本歴史のあみだした独創的な作品であり、方策であり、奥の手であり、軍部はこの奥の手を本能的に知っており、我々国民又この奥の手を本能的に待ちかまえており、かくて軍部日本

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たまには、感情的に……(笑)。

たまには、感情的に……(笑)。

……というか、大学存続の危機なんて、もうずいぶんと前から言われてるわけで、どうしようもない大学、つまり、日本のほとんどの大学は、これまでは、いわば、「執行猶予」の状態だったわけで。

「理念のない大学」、いや、「そもそも理念なんかなかった大学」なんて、潰れちまえよ、とっとと。

一応言っておくけど、「社会に有益な人材を育成する」だとか、「知性と教養をそなえたグローバルな人材を育てる」だとか、そんな

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