クニゼミ
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米国株と移民とインフレの関係ついて
米国では2024年第1四半期GDPが発表され、事前予想を下回りました(1-3月期 結果:1.6%、予想:2.5%)。
内訳を見ると、個人消費(赤枠)が予想を下回り(結果:2.5%、予想:3.0%)、その中でもモノ(青枠)の消費がマイナス(-0.4%)、一方でサービス(オレンジ)の方は大幅にプラス(+4.0)になり、これは人件費の上昇がサービス価格に乗っている影響だと思います。
米国株の動きとCPIについて
今週発表されたCPI(濃い赤)は、前月から伸び率が上昇しましたが(3月:3.5%、2月:3.2%、予想:3.4%)、価格変動の大きいエネルギー・食品除くコアCPI(薄い赤)は前月から横ばいとなりました(3月:3.8%、2月:3.8%、予想:3.7%)。
今週の米国株の動きについて
FOMC(3/19-20)で出された長期経済見通しでは、2024年の失業率が前回予想から低下(前回:4.1%、今回4.0%)しただけでなく、経済成長率が大幅に上昇(前回:1.4、今回2.1%)していました。
日米の株価を動かす巨大な力について
こちらはS&P500の月間騰落率をまとめた表になります。緑が月間でプラス、赤がマイナス、縦軸が年を示し、横軸1-12月までの月を示します。
こちらが日経平均です。
そして、米国と日本がどちらも1~2月で上昇した年を数えると2000年以降では4回しかありませんでした。
ここに共通点が見つかりました。