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シニアのリアル:ネガティブな日々

アクティブシニアとしてのシニアのリアルを書きましたが、いつでも気持ちがポジティブであるとは限りません。定期的にやる気がなくなるネガティブな日々もやってきます。特に季節の変わり目は体調もすっきりしないので、やる気が出ません。これもまたシニアのリアルです。


高齢者うつ(老人性うつ)というのがあります。私の母は病気で体調を崩して老人性うつと言われ、寝たきりになってしまいました。

アメリカの研究では65歳以上の高齢者の10%には何らかのうつ病性障害が認められるそうです。日本の研究ではニュータウン在住の高齢者の3分の1にうつ状態が認められました。その有病率の高さからも、高齢者のうつの存在は、重大な問題であることがわかります。

健康長寿ナビ/国立長寿医療研究センター


気分が滅入る理由は、いろいろありますが、やはり一番大きいのはもうあまり時間が残っていないということです。

のんさんがラジオ番組で、女優の桃井かおりさんと対談しているのをYouTubeで聴きました。

桃井かおりさんは、「元気なのはあと20年しかないと気づいた」と言います。いつまでも時間があると思っていたけど、現実はそうじゃない。そう考えたら、「20年経ったら死ぬ」という覚悟ができたそうです。

ではどうしたいのかというと、
「お金は全部使い切りたい」
「行きたかった場所にツレと行きたい」
だそうです。

20年って7,300日。一日一日が大切ですね。「20年経ったら死ぬ」と考えて、今をどうするのかを考え、やりたいことを早くやり切ることが重要なようです。


それからもう一つ、先ほどの国立長寿医療研究センターの健康長寿ナビでは、高齢者のうつの特徴について次のように書いています。

高齢者にみられるうつでは、他の年齢層とは異なる特徴がいくつかあります。高齢者においては、加齢に伴う心身機能低下、社会的な役割喪失への不安が生じてきます。そのような状況のもとで、心理的には、心身機能の低下と孤独を受け入れられないことが発症に関わってくることが多く見られます。

健康長寿ナビ/国立長寿医療研究センター


「社会的な役割喪失への不安」の解消が必要です。

note で「オードリー7:飲食店コンサルタント&研究者」さんがこう書いていて共感しました。

 あと何十年生きるかわかりませんが、知識が知恵となっていますが、このまま朽ちて埋没させるのはあまりにもはかないと思い、もう2年以上、このnoteの世界で飲食店の応援歌を歌い続けています。

 たったほんの一つのことでも、「なるほど」というのがあればいいのです。死んでしまったら完全にゼロです。知恵もそこで消滅です。

オードリー7:飲食店コンサルタント&研究者


読んでいたら元気が出てきました。私も自分が得たマーケティングの知恵などをnoteに書き続けようと改めて思いました。こういう社会的な役割を喪失させないためのアウトプットの場が手軽にあるのはとても勇気づけられます。


やりたい事はいろいろありすぎるので整理分類して書き出すことにしました。

分類は次の4つです。
①やりたいこと
②やりたいけどできないこと
③ やめたいけどやらなければならないこと
④やめたいこと

やりたいことには
- 次世代のために役立つことを残したい
- 身体を鍛えたい
- 愛犬を連れて国内宿泊旅行したい
- 積読を解消したい
などがあがりました。これらは優先度つけてやり切りたいですね。

やりたいけどできないことは、どうしたらやれるのか、そこまでしてやりたいのかを考えたいです。例えば「妻との海外旅行」。愛犬がいるのでなかなか長旅はできないかなと思うので、ここに分類しましたが、できない話ではないですね。犬を預かってくれる人を見つければ良いのですから。

やめたいけどやらなければならないことには、「家事」とか、「自社の経理」とかがあがりました。これらはやめられないので、時短したり、別の価値を見出したり工夫する必要があります。

やめたいこと。これは強い意志でやめたいです。私の場合、「ダラダラテレビを見てしまう」「SNSを読みあさってしまう」など。うん、やめよう。やめねばならない。そしてやりたいことに貴重な時間を使っていこう。

というわけで、ネガティブな日々に、あれこれ考えて自分を奮い立たせようとするシニアのリアルでした。

宣言。

  1. 残りの時間を意識して、本当にやりたいことに貴重な時間を使おう。

  2. 社会的な役割として、自分の知恵を次世代のためにアウトプットしていこう。

参考

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