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【病み垢・メンタル界隈との】メンはヘラってもヘラれるな【上手い付き合い方】

メンタル疾患を抱えてる人の中には、愚痴を発散する為のSNSアカウント、いわゆる病み垢を持ってる人が多いと思う。

「病み垢さんと繋がりたい」とか言って、メンヘラ仲間とメンタル界隈にお世話になってる事もあるだろう。
ぼくも昔はプチ病み垢を持ってました。

病み垢を持つ事自体は別にいいんだけど、この運用と界隈との付き合い方については慎重に意識する必要がある。
ただでさえメンタルに疾患抱えてる身ならなおさら。

SNSは健常者でも健全垢でも疲れるものだから、これがメンタルにダイレクトに影響する病み垢となるともっとやばい。
ガチで生死に関わるから。

大量の「しにたい」、「クスリ飲んだ」、もっとヤバいと自傷画像とか流れてくるタイムラインに1日中張りついてみろよ。病むぞ。というか死にたくなるぞ。

こんなん元気な時でさえヤバいのに、不健康時ならなおさらヤバい。下手すりゃ自死の引き金になる。
また対人関係のトラブルになると、メンへラ同士こじれて収集がつかなくなる。
特性上、他者へ飛び火もしやすい。

正直、病み垢なんてデメリットしかないんだけど、気持ちを吐き出したり同じ境遇の人と繋がる事で安らぎが得られるってのも事実だから難しいよね。

今回は実際病み垢をやってたぼくが、病み垢・メンタル界隈と上手く付き合う為の方法について模索していくよ。


病み垢とメンタル界隈との上手い付き合い方

基本は鍵垢運用

まず病み垢というのは、基本的に鍵垢で運用した方が安全です。
0フォロー0フォロワーの完全鍵垢なら、一人でどんな事を呟いても自由だし、人間関係のしがらみもない。

ただ単に愚痴を言いたい、気持ちを吐き出したい、ってのが病み垢を使う理由なら、これでも十分発散にはなる。

「鬱、辛い」といったワードで検索すれば、同じように鬱で病んでいる人たちを見つける事ができる。
「この人たちも鬱で悩んでるんだな、同じだ」と思えると、孤独感も和らぐ。

「病み垢さんと繋がりたい」と呟かなくても、病み垢と繋がる事はできる。

気になる人がいてもひとまずフォローはせず、リストに入れて見るだけにしよう。

ROM専みたいな立場だけど、彼らの呟きを見るだけでも十分な「繋がり」効果は得られます。
要は共感を感じられればいいんだから、わざわざフォローしたりしなくても十分だと思ってる。
「自分だけじゃない」と感じて勇気を貰いたいだけだから。

交流も垢も使い捨てと思う事

他の人同士の交流を見て、「自分も話してみたい、交流したい」と思う事がでてくるかもしれない。

そうなったら交流してもいいけど、ただ交流には注意点がたくさんあります。

・人の影響を受けてしまう
・気を使う必要がある
・トラブルに発展する危険がある

病み垢は、気分も体調も乱高下が激しいのが日常茶飯事。
今日が生きる希望に溢れてても、明日起きたら希死念慮でいっぱい、なんて事が多い。

そんな不安定すぎる体調の中で人と繋がるのは、メンタルにとって不安材料が多すぎる。

メンへラは人との境界線が曖昧なゆえに、体調が相手に左右されがち。
相手ありきの自分になりがち。

相手の態度言動すべてがダイレクトにクリティカルヒットし、大ダメージを受けやすい。
トラブルの火種を撒きやすい。根に持ちやすい。

また相手もメンへラだから、いざトラブルになったらこじれにこじれて手に負えなくなります。
SNSの場では仲介してくれる人がいないから、なおさら面倒に面倒を呼ぶ事態になる。

また、自分は元気でも、相互フォロワーは絶不調な事もある。
相手の被害妄想から妬まれたり、足を引っ張られたりなどもあるので、自身の療養にも悪影響があります。

「交流しない方がいいだろ……」ってなるけど、それでもメンへラはどうしても繋がりを求めちゃうものなんだよね。
精神が不安定だと人恋しくなるから。

そんな中でも病み垢交流したい人に意識してほしい事は、
「すべて使い捨て」だと思う事。

使い捨て、一回きりのもの。
交流関係もアカウントも。

だから繋がったからといって繋がり続ける必要はないし、ガマンできなくなったら垢消し転生したっていい。
所詮SNSです。

垢名も頻繁に見かけるような、適当なありきたりな名前でいい。
プロフ画像も初期アイコンのままでいいし、イヤなら適当にフリー画像とかAI生成とかで作ろう。

個性的な垢名やプロフ画像は、悪目立ちするからやめよう。
実名自撮りなんてもってのほか。犯罪にも巻き込まれる危険があるからね。

気分が悪くなったら即ミュート即ブロック。
疲弊したら鍵垢に戻したっていいんだから。
気なんて使わなくて構わん。このくらいしてる奴なんてメンへラ界隈には掃いて捨てるほどいるし、もっとヤバい奴らもごまんといる。

相互もフォロワーも、一回きり。
しんどくなったら傷舐め合って馴れ合って、気がついたら消えてる関係。そんなものだと割りきろう。

病み垢というもの自体、使い捨てのものだと思った方がいいです。
作ったら一生運用しないといけない決まりなんてないし、出会ったメンツとも一生お付き合いできるなんて事はないから。

所詮SNS。

安定したら繋がりを変えていく

症状や現状が安定してきたら、繋がる界隈を移動しよう。

同じ病み垢でも、自分と同程度の病み具合の人。
社会復帰しかかってる人。してる人。
趣味を楽しめる段階になったら趣味垢を別に作ったり、ROM垢でいろいろ覗いてみたり。

SNSやネットの中だけでなく、リアルの場に顔を出してみる事も大事。
デイケアや当事者会、自助会に参加してみたり、社会活動をしてみたりと、繋がりの場を広げてみる事。

自分と将来に希望を持てる環境を作ろう。

安定して回復の段階にきたのに周りは重度に病んでる人ばかりだと、せっかく回復した体調も影響されて崩れてきます。

そんな中で自分は元気だという雰囲気を醸し出すと、「こっちは辛いのに!」と攻撃を受ける事もある。
当て擦りされんの嫌だよね。

だから、今の自分に合わせて環境を移動するのが大事な訳。
なるべく周りからの影響を受けないようにする事が大事です。

自分が居心地いい環境に身を置くこと。
悪影響を受けにくいところで過ごすこと。

病み垢さんと繋がるのはいいけど、これ以上病まないようにの対策は必要不可欠だよ。
メンはヘラってもヘラれるな。

以上が、ぼくなりの病み垢・メンタル界隈との付き合い方でした。

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