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【和歌】逃げていい/白い恋人

逃げていい

諦めていい

辞めていい

削る命に

見合わないなら

✢白い恋人✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢
暑い夏

すぐ終わる秋

そして冬

もうすぐ会える

白い恋人
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あの暑かった日々はどこへやら。
すっかり冬の空気に変わり、こたつで丸くなりたい菜っ葉です🙃ゴロニャーン

灼熱地獄だったあの頃からは想像もできないほど空気が凍てつき、極寒地獄を味わえと言わんばかりの季節がやってくるのかと今から少し憂鬱だったり。
それでも、きれいな星をまた眺め、白銀世界でまた感じることもあるのだろうと、何気に楽しみ方を模索してしまう今日この頃です。
毎年恒例の四季折々を感じることもまた幸せなことなのでしょう。
同じようで同じではない季節も日々もまた新鮮さを隠して訪れます。

いつだって、なんだって、見つけられた人や気付けた人だけに訪れるもの。
微妙な変化や小さすぎる幸せや奇跡は日常に溢れています。
忙しない日々に忙殺される中、大体見落としてしまうものばかりではないでしょうか。
だから、同じ日々の繰り返しだと刷り込まれてしまうのです。

もう既に味がないガムを噛み続けることに違和感も疑問も抱かず、むしろそれを肯定するように洗脳されているのだとして。

もう完全に枯れている花に毎日水をあげ続けることを無駄だとわかっていながら、これまでの習慣だからという理由だけで悪習かすら考えないようになっているのだとして。

どっちがAIなのか。
どちらが機械なのか。
何が枯れているのか。
どこに問題があるのか。

本当に変えなければいけないものは何なのか。

そんなことすら霞んでしまう。
そんなことさえも考える時間を与えない。

いや。
本当はわかっているんだ。
でも、1人が気付き声を上げたところで、集団の洗脳は解けやしない。
だから、気付かないふりをしたほうがうまく世を渡っていける。渡世術なんだろう。
そうして正されないまま、無法地帯で彷徨うことになるのだ。
気付いても味のないガムを噛み続け、枯れた花に水をやる日々は変わらない。
放棄する方が楽だから。

味気ない時間を過ごすことは、人生をただ垂れ流しているだけではなかろうか。

考えることを放棄した先に、幸せや奇跡を見出すことなどできるのだろうか。
待っていても頭上に落ちてくるわけもない。
雛鳥のように運ばれてくるのを待つだけでは、何も成し得ない。
探さなければ。
会いに行かなければ。
何も知り得ないんだと過去に十分教わった。

心は、ちゃんと生きているのか。
心を殺してまで達成する目標には、一体どれほどの価値と見返りがあるというのか。

憂鬱な気持ちも、楽しもうとする工夫も。
昨日と違う景色も、何気ない会話や想いも。
心が生きているから、感じることなんだろう。
AIにはきっとわからない。
心はそれだけ複雑で一貫性がないものなのだから。

…なんだか、最近AIの発展が目まぐるしくて。
それでいて、AIに支配される未来も危惧されていて。
利便性だけを追求しても、他の性質を知らずに疎かにしたら、そりゃそうなるよなって思うんですよ。
AIには理解できない心が人にはあって、それこそが美しくも汚い部分だから。

AIからしたら、人間はクズだと秒で判断するでしょう。
だから、殲滅される対象になるのかも知れません。

人類が自らの手で、生み出した便利なオモチャに消されるなんて、滑稽とも思いますが。
それこそが目的だったのだとすれば、それもまたやむなしな結果なのでしょうか。


昔から変わらぬ星空だから、見上げるたびに心が落ち着くのでしょう。
昔から変わらぬ波音だから、耳を傾けては心が癒やされるのでしょう。
太古から変わらずあるものは、今も昔も同じところにあります。
あるべき姿のままです。

良いも悪いも全てはその人が決めます。
平和を求める人も争いを求める人も人間。
光を求める人も闇を求める人も人間。
人それぞれ違う正義があって、それぞれが正しいと信じて疑わない。
そして、それを他人に強要し、拒絶されれば力ずくで叩き込む。

いつの時代も弱者が消されるのはお約束。

人は。
ウイルスに。
核兵器に。
AIに。
何に脅かされているのでしょう。

いつの世も。
人に、ということでしょうか。

人は人を脅かすのです。
悪気もなく、意思もなく。
ただその時の一時的な感情に突き動かされる。

後先考えず人が生み出せしものが、
あるべき姿へと世界を変える。

あるべき姿は人の形をしているのでしょうか。

目を見張る速度で変わる技術により、一瞬にして変わる世界。
それがあるべき姿なら、SF映画さながらですね。

力を持ってはいけない人が権力という刃を振るう時代です。
皆のためと大義名分を振りかざすも、蓋を開けてみれば私利私欲に塗れている時代です。
力がある人は転ばぬが、力がない人は狩られる。
正直者がバカを見る。
弱者がいつも奪われる。

でも、正直者でいたい。
誰よりも胸を張って、陽の光の下を堂々と歩けるから。

だから、強大な悪に1人でも突っ込んでいこうとする。
隠されている悪事を世に知らしめるために。
逃げてもいいんだ。
負けなければ。
何度でも立ち向かえる。
諦めなければ。
辞めていいんだ。
他の方法がある。

さぁ。今日も運命の分かれ道。
自分の道は自分で決めるもの。

悔いのない選択を。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました(^^)

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