日本は欧州化するのか?
① 【スクランブル】「業績相場」高まる期待感
中間決算も全体としてみれば期待通り良好で、引き続き米欧をアウトパフォームする展開になりそうな予感にゃ。リオープン、値上げ、円安といったところが3本柱となって業績を支えてるのが大きかにゃと思うんだけど、これって結局はいち早くコロナとの共生に舵を切って経済を回復させてきた米欧の二番煎じ的なことにゃんじゃにゃいのか、いま米欧が景気減速しかけてるということは日本もそのうち…という心配もしたくにゃってくるにゃ。
果たしてそうにゃるのかにゃらないのか、特に厳しい局面に立たされている欧州を見てみると…
② 欧州株、三重苦で出遅れ LVMHは21%安
いま欧州を苦しめている3要素が低成長、中国依存、自動車を中心とした景気に敏感な製造業が中心の産業構造。これってまさに日本と全く一緒にゃ。日本と同じく自動車産業が中心のドイツの景況感を表す指標が実は日経平均株価との連動性も高いと言われてて、つまり欧州の置かれてる今の状況は日本の未来にゃのか?って思っちゃうけど、前段で触れた記事の通り、今のところ日本が急激に景気が悪くなるような兆しはにゃいにゃ。確かに、中国の景気減速の影響で業績が低迷してるところもポツポツ見られるけど、全体として見れば堅調。
この差は一体どこからきてるのかにゃ?
③ 金利ある世界、国債利払い懸念 補正予算案13.1兆円
その答えは単純明快。欧州は高金利で日本は未だマイナス金利だから。このグラフを見ても分かる通り、日本経済が世界を席巻していた89年よりも国家予算は倍以上に。失われた30 年で経済はゼロ成長なのにしっかりと増えている。これを可能にしてるのは低金利環境下で国債が増発できるから。
似たような産業構造にも関わらず欧州と違って日本はけがせずに済んでいるのは低金利のおかげと言ってもいいにゃ。この環境が続く限りは、少なくとも来年は日本が欧州化する心配はあまりにゃいかもしれにゃいにゃ。
金利が復活する前にしっかりと体力をつけることができるかどうかも銘柄を選ぶ上で大事なポイントになってきそうにゃ。
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