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量産されていくコンプレックスたち。


私はコンプレックスだらけの人間だ。

今でこそ、こうやって公の場で綴れるくらいにはなったけど
今も昔も人には話せないし、話さない。


だって、

自分で気にしている身体の部分とか、
引け目に感じている性格的な弱みを

人に感づかれるというのは
非常に恥ずかしいことだから。


指摘なんてされたら、
もう立ち直れない。


ただひたすらに、
「私は気にしていませんから」ふうでいることこそ、

身も心も守る術である。



この前、久しぶりに自分の裸体を"まじまじ"と見た。

脱衣所にある鏡の前で、あられもない姿を晒す。

目の前に映った身体は、紛れもなく思春期の私を
悩ませた欠陥だらけの肉体。


何年経っても変わっていない。

相変わらず上半身に肉はつかないし
手足の関節は色素沈着が目立つ。

一つ一つ挙げていくとキリがない。


どれだけトレーニングして
体質改善に取り組んでも、
劣等感は消えない。

なんでこんなに醜いの?
そうやって思ってしまう所はたくさんある。


最近では、以前よりもひどく
落ち込むことは少なくなったけど、

これは決してポジティブな理由ではない。


大人になるにつれて、
新たな問題や、もっと他に恥ずかしいと思うものが出てきたからだ。

今は、追加された悩みが、それら・・・を上回っている状態なだけであって
開き直ったわけでも、受け入れたわけでもない。


ボディポジティブとか、体型の多様性を広く受け入ようといった
ムーブメントがあったけど、やっぱり悩みは尽きないよね。


おそらく、
これからもこんな気持ちと付き合っていくんだと思っている。


無理して前向きに捉えていく必要なんてない。

「私はここが不満だし、誰が何と言おうと悩んでいるのです」
そんな素直な感情を、誤魔化さないでいたい。

どれだけ時間がかかっても、
自然と自分で自分を慰めて生きていけるようになっていきたいな。

最後まで読んで頂きありがとうございました!