クスモト

02生まれ東北 次の行き先はどこだ

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梅ちゃん

幼稚園の頃 隣のクラスに、おかっぱの大人びた可愛い女の子がいた。可愛いというより美人さん。美人さんというよりめんこいって感じの子。 その子の名前は勝手に「梅」だと思ってた。仲良くなってみたかったけど近寄れなかった。年長さんの時に全然違う名前なんだってことを知った。けれど本当の名前はどうしても覚えらんなかった。 一度か二度、すこしだけ話したことがある。私はわざと大きな遊具の危ない所でしゃがんでいた。 その子が目の前にいて動けなくなった。遊具が怖くなったからじゃなくて、進

    • アケミさんはもう大丈夫

      お弁当屋のバイト、ずっと楽しみにしてたのにアケミさんが行くって言うからこちらは大人しく家で待つことになってる。 私より年上なのに ずっと子供っぽくて 不器用で馬鹿真面目 優しすぎるくらいのお人好しだから 損してばかりの彼女には何も無い 本当は頭が良くて 持ち前の穏やかさがあれば 何でもすんなりできちゃうのに いつもビクビクしては変に焦って 余計な事して恥をかく 私なんて何もやっちゃいけない 私が何でもやらなきゃいけない 0か100の行動力 だから誰かに委ねたり任せたりし

      • 目からツゥーっと伝う 「えへんえへん」咳き込んで声をただ流す 耳を劈かないくらいの大きさで泣く

        • 目を閉じて

          海のような人 川のような人 湖のような人 沼のような人 水面に波が立ったなら、深く深く潜ってみて。 目を閉じて、本当の呼吸をする。 今は上を振り向かないで。ずっと下へ行って。 海底、川底、湖底、沼底。底へ着いた。 やわらかい泥を素足で踏みしめる。

        • 固定された記事

          本当の名前なんていらない。私はクスモトナオコ。19歳より前の記憶は無い。知ってる人は誰かから聞いただけ。幸せだった思い出もトラウマも無い。私はただここにいる。うるさいうるさい、過去の自分のことなんて知らない。 ごめんなさい、そういう事にしたいだけ。そんな上手くなるわけないのに。

          本当の名前なんていらない。私はクスモトナオコ。19歳より前の記憶は無い。知ってる人は誰かから聞いただけ。幸せだった思い出もトラウマも無い。私はただここにいる。うるさいうるさい、過去の自分のことなんて知らない。 ごめんなさい、そういう事にしたいだけ。そんな上手くなるわけないのに。

          ゆっくりゆっくり

          甘いもので一息。こういうのはやっぱり毎日1つずつがちょうどいい。ゆっくりゆっくり(_ _).。o○ 4月14日 日曜日 今日は昼過ぎに起きた。 のんびり風呂に浸かっていたらもう夕方近く。 モヤモヤした心にピンポイントで刺さる、嫌な出来事があったのでいろんなことを考えていた…。ひたすら回想巡らした。グルグルとまるでヒプノディスク。 そうやって、見つめていれば中心にたどり着くと信じてる。 「地球の自転は早すぎるな〜」 「もっと深く静かに呼吸しよう」 「ストレスと緊張で足

          ゆっくりゆっくり

          暗がりの彼女

          霜焼けで紫色になって、剥がれてしまった爪が少しずつ伸びてきた。私のせいなので仕方がないと思いながらヒルドイドを塗りたくる。他にも、考えすぎの頭痛、感情を騙して胃痛、物事をジャッジして目の奥が痛くなるなど。…(略) 要するに、彼女が「自分なんて消えればいい!」と言ったんだ。 前に、彼女とつるみたくないと言ったのは嘘じゃない。 けど綺麗さっぱり消えて欲しいわけじゃない。あなたはあなたのまま居ればいいと思う。彼女は彼女がしたいようにすればいい。 お互いに合わせるのは無し。笑

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          会いに行ったのに

          遠い所にいる素敵な人に、ひさしぶりにと思って会いに行ったことがある。 約束の日が近づいて、ものすごい時間がサアッと過ぎた気がした。初対面じゃないのに初対面みたいでなんだか怖くなった。結局、直前で断った。 とても悲しくてすこし爽やかだった。今は手紙がまた来るといいなって思ってる。いつか会うかな。わからないけどこちらからは誘っちゃいけない気がする。 とにかく元気でいてほしいと祈るだけ。ありがとう、ありがとう。私はとりあえずここにいます。

          会いに行ったのに

          私のカラダの好きなところ

          おしりと太もも 10代の頃はずっと嫌いだった… 日本人にしてはふくよかなおしりと太もも。銭湯に行くと、私だけがアンバランスに見えた。 恋人たちはよく褒めてくれた。「女性らしくて素敵だね」「グラマラスだね」「綺麗な体だね」と。ヨーロッパの絵みたいって言われたこともあった。ぜんぜん嬉しくなかった。 ところが、ハタチになってトキメキが起きた。 2本の映画のおかげ。 フランスが好きで、フランス映画をよく観るうちに出会った憧れ。 はじめは憧れだった、自分とは関係無い。 でもだん

          私のカラダの好きなところ

          空想フレンズ:あけみ

          あけみちゃん 小学校高学年から高校までお世話になった子。 メガネちゃん 真面目ちゃん ドジっ子 まあそんなところ…? いちばん最初にできた空想フレンズで、いちばん長く一緒にいる。 中高時代はほぼずっといじめを受けていた。私のトラウマは彼女のトラウマと言っても過言ではない。笑 4月5日 金曜日 今日はバイト初出勤だった。 ずっと楽しみだったお弁当屋さん♪ ここで何かしらコミュニティの人間になるのは中高時代ぶり。だからかな、私はタイムトラベルしたかのごとく「あけみち

          空想フレンズ:あけみ

          めいは閉所恐怖症

          3月28日 高速バスの中で、私はめいと喋っていた。というよりほぼ「めい」だった。最近すっかり病んでしまったからお願いして来てもらっていたんだ〜(*'▽'*) けれど途中からおかしくなった。息がしづらい。私は知らなかったけど彼女は閉所恐怖症らしい。 何かとテキパキできて意志も強いからびっくりだった。彼女自身もそんなギャップに未だ慣れないみたい…(u u) それで本人曰く、自傷行為は14歳からしてるらしい。学生時代の話をしたときに教えてくれた。彼女は「行き場のない痛み

          めいは閉所恐怖症

          なりたい体のスタイル

          ずっと妹みたいにならなきゃと思ってた 私のかわいい妹は、イマドキのほっそりした体型。昔から甘え上手なめんどくさがり屋。嫌なコトは嫌!とはっきり言う。 いらないモノは溜めこまない。流すのがうまいんだ。 ずっとああならなきゃって思っていた。なのにどうしてもなれなかった。なろうとすれば何かが壊れそう。でもなぜかわからなかった。 あー・・・私。ホントの本当になりたいわけじゃなかったんだ。 「ならないと誰も見てくれない。うまく生きていけない。幸薄でみすぼらしいままオバさんにな

          なりたい体のスタイル

          多重人格じゃない私の場合・続3

          安直に空想上の友達(空想フレンズ)を現実にひっぱり出すと良い事が無い。 何度か失敗してやっと学びました。ドラマチックもクソも無くなります。 いくら辛くても今は私の時代なんだからすべて受け止めなきゃならない。それが生きること。 補足 別の子を引っぱり出すのは前の自分(ひぐれ)がよくやってた。 最近ずっと苦しくて「そうだ!あれやっちゃおう」のノリだったのが駄目でした💧 今はどうしたらいいかわからないけど、わからないなりに進む。それが私だからいいんです。

          多重人格じゃない私の場合・続3

          あたらしい空想フレンズできそう。たぶん彼女の名前は「雨宮 憂子(アメミヤ ユウコ)」

          あたらしい空想フレンズできそう。たぶん彼女の名前は「雨宮 憂子(アメミヤ ユウコ)」

          ヤングケアラーらしい(親子喧嘩)

          ママと喧嘩した 8月にはもう22歳になるのに、母に対しては悲しみを怒りに変えてぶつけてしまう。 とてもみっともない・・・ 「甘えてるから。だから怒りが湧くんだ。」 そう何度も自身を戒めては同じ事を繰り返す。 昔、父から聞かされた「甘えだ、屁理屈だ」が反芻する。 辛い、苦しい、助けて。 「甘えちゃいけない、しっかり立たなきゃいけない」と焦れば焦るほどダメになっていく。心がすり減ってフラフラする。 子供でいれない子供だった私は、ずっと過去を引きずって何かを守ろうとし

          ヤングケアラーらしい(親子喧嘩)

          死ぬために生きてます

          生きる欲の塊なので 生きる希望は失くさないけど 死なない自信が無くなってきた 今の私、ちょっと未来の私、かなり未来の私、けっこう未来の私を描いて持ち直してみる。

          死ぬために生きてます