自分の才能でなんとか成功したい悩んでいるなら・・・フランクリン・コヴィー・ジャパン『まんがでわかる 7つの習慣』
「なんであの人はいつも嫌な気分にさせられるのか・・・」
「あの人と一緒にいてもメリットなんかない・・・」
「自分はこんなところで収まる器じゃないから本気出していないんだ・・・」
そんなふうに思ったことはありませんか?
もしかしたらそれは他人に問題があるのではないのかも・・・。
1. 成功へのチャンスは「人格」からはじまる
「資格を取れば上手くいく」
「人脈を広げればチャンスが来る」
「もっと知ってもらえればいいんだ」
果たしてそうでしょうか。
確かにそれらは一理あるかもしれません。
ですが、それだけは表面的で、「何をしたいのか」という本質には迫れないでしょう。
成功を手にするには、まずは「人格を鍛える」だと言います。
人格とは、単に「どういう能力があるのか」「どんな仕事をしているのか」というような誰かと代替可能なスキルのことではなく、何をどう考えるのかということ。
まず一つの重要な概念として「インサイド・アウト」。
人は物事を「事実として見ている」のではなく、「自分の見たいように見ている」というもの。
他人の言動をとって見ても、実は事実だけを見ているのではなく、自分の主観のフィルターを通して見ているのです。
例えば、あなたがお店の店員だとして。
「態度の悪い客」が来たとします。
あなたは「なんて横柄な人だ」と思うでしょう。
しかし、それは本当に真実なのでしょうか。
「どういうこと?」と思った方もいるでしょう。
今問うているのはこういうことです。
”あなたは今、その人のことを「横柄な人」と思ったけれども、その人自体がずっと誰の前でも人格として「横柄な人」なの?”
あなたは今、たった一面、それもわずか一瞬あっただけの人を「横柄な人」という存在すべてを定義してしまっていました。
しかし、たった一瞬あった人のことを全て理解できることなど可能でしょうか?
一瞬だけではありません。
子どものころからの友人、あるいは家族もそう。
誰か、自分以外の他人のことを100%わかることなどあるのでしょうか?
私たちは、何か自身に不都合なことに出会うと「自分は正しい、相手が間違っている」と見てしまいがち。
しかし、そうやって元から100%全部を理解することができなかったり、100%影響を与えることができない人に対してどうのこうのいうのはナンセンスではありませんか。
(この見方を「アウトサイド・イン」と言います)
つまり、はなから影響を与えられない「自分の外」(アウトサイド)に問題を見出すのではなく、もしかしたら自分の見方(インサイド)が問題あるのではないか、と内省するのが「インサイド・アウト」という考え方なのです。
こうした考えを基本とし、自分本位の見方だったものを、どうやって他人に価値を提供できるようになるのか、という他人目線を実行していくのかという視点が7つの習慣の本質なのです。
「7つの習慣」
2. まんがでわかるシリーズの先駆け
2013年当時、まだ今のように「まんがで」名著がわかるというような本はまだありませんでした。
確かこの本が先駆けだったように記憶しています。
私は全く読書をしていなかった時代から、少しずつ本を読み始めるようになり、自己啓発本にはまっていた頃。
この『7つの習慣』の本家に出会っていました。
しかし、本家は聖書のように分厚い・・・。だけれども、ここに書いてある内容は、なんとなく凄みがあるのはわかる。
そんなふうに思っていたりしてました。
その時に、ちょうど出会ったのがこの「まんがでわかる」版の7つの習慣。
今のビジネス書の「まんがでわかる」版はちょっと読みにくいものも少なくないですが、こちらは漫画としても面白い。
分厚い本家を読み通すのは当時かなりきつかった覚えがありますが、この漫画版は何度も読み返し、先にエッセンスを理解していったんです。
すると、何を言おうとしているのかがわかるようになるんですね。
基本は解説書よりも「原典」が本質を付いていてわかりやすいとは思っていますが、一度全体像をサクッと把握するために読むのはいいかと思います。
3. 私のルーツの一つ
この『7つの習慣』は先ほども言いました通り、読書歴の中でもかなり前半に読んでいました。
そして今回、何年かぶりに読み返すことに。
当時は、ただの知識として「ああ、こういう考え方もあるんだな」という程度の見方でした。
しかし、今。
この本が自分の思考の根源と同一化していることに気づいたのです。
今、自分は心から普段そう考えている。そう思えました。
もしかしたら、当時の私にとってはハードルの高いものだったかもしれない。
もしかしたら、全然見合っていないレベルだったかもしれない。
でも心のうちでは当時「今読むべき本」だったのだなと思ったんです。
難しいからやめる。
読みにくいからやめる。
それも一つの選択でしょう。
しかし、それでは将来に渡って本当に得るものは、乏しくなってしまうかもしれません。
単なる精神論で語りたいわけではありませんが、
いっときの辛さから目を背けてしまうと、本当に得たい自分を逃してしまうかもしれない。
だからこそ、ラクできるところはラクして、本気で挑むところに全身全霊になる。
そんな思いも必要なのかもしれません。
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