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【模型】これはランナー酒が進むプラモだ 〜坂井精機 1/12 スーパー・ササダンゴ・マシン②〜
ランナー酒プラモデルの楽しみ方はどうも組み立てて塗装して近くから眺めるだけではないらしい。
買ってきた箱を開けて中のランナーを取り出し、ランナーそのものを楽しむというのをどうやらランナー酒というらしいことを最近知った。
なるほどCADCAM化が進んで以来最近のプラモデルは金型の進歩が目覚ましく、超絶なディティールが目にも心地よいものが多くなってきた。
部品がランナーについた状態でそれぞれをシゲシゲ
【模型】作る前から楽しすぎるプラモデル 〜坂井精機 1/12 スーパーササダンゴマシン①〜
欲しいものができたよ家内にそう話したのは今年(2023年)の2月の中頃だったように思う。
「何が欲しくなったの?」
と家内は聞いた。
「・・・スーパーササダンゴマシンのプラモデルが欲しい」と私は答えた。
家内はあっけに取られ、パチクリさせた目には「何だそれは」という素朴な疑問と「何を言ってるんだこいつは」という驚きの色が浮かんでいたのを覚えている。
ちょうどnoteで模型の記事を立て続けに書いて
【模型】プラモ専用乾燥機 〜山善食器乾燥機YD-180〜
世の中良いものが売れるとは限らない。
逆説的に、売れているものが良いものである保証などない。
それは、売りやすいものが売れるのであって売りやすさと良いものであることは必ずしも一致しないからなのだけれども、中には売れるわけのないものが想像もしない売れかたをすることだってあるので油断できない。
最初に話を聞いたのが私が中国にいた時なので、もう10年以上も売れ続けているロングセラー商品がある。
それが
【模型】昼休みモデリングはとてもはかどる ~ドラゴン 1/72 ティーガー駆逐戦車~
仕事場での昼休みの過ごし方は会社や人によってさまざまだろう。
同僚と雑談をしていたり、昼寝をしていたり、機械を止められない現場で交代要員もおらずカロリーメイトをかじりながら現場を走り回ったり、誰も口を開こうとしない喫煙室で皆に交じってこの世の終わりのような顔をして無言でタバコをふかしていたり、これ全部体験してきたことなのだけれども、なかでも一番気の利いた昼休みの過ごし方をしていたのが、2004年か
【模型】地べたを塗る ~マッチボックス 1/72 ミニスケールの付属品~
最近模型の上手な飾りかたについて考えている。
模型単体で机の上に置いておいても、それは単に置いてある模型にすぎないのだけれども、もし模型が「何かの上」に乗っていた場合、途端に何らかの意思を持ってそこに「飾ってある」という見え方が生まれる。
薄板製のディスプレイも結構雰囲気がよく、飾り台の上に乗っているだけで「飾ってある」感がとても上がる。
多分、そういうディスプレイがあるだけで「この中の空間は外と
【模型】一番出来がいいキットはどこが作ったものか ~ドイツレベル 1/72 Tiger Ⅰ Ausf.E~
自国が生み出した傑作とされるものが民族的な誇りを持つ対象になるというのはどこの国でもあるようだ。
例えばイギリスであればBattle of Britainを戦い抜いたスピットファイア戦闘機に対する親しみと憧憬の念は今に至るも尋常ではないようだ。
以前Youtubeで見ていたBBCの連続ドキュメンタリーシリーズThe Great British railway journeyではイングランド南部を訪
【模型】ビジネスはビジネスだけではビジネスにならない ~ファインモールド 1/12? 雲谷3曹
仕事はつらいもんや。
遊びでねンやでほんなもんがまんせなあかん。
言われたことをまじめにちゃんとやれば給料あたる(福井弁:貰える)んやで、なんでも我慢せなあかんのやぞ。
というような教育を子供のころから受けてきた。
私が生まれ育ったのが福井県というひどく閉鎖的で後ろ向きの県民性の土地柄だったせいもあり、また私自身の実家が縫製工場をやっていて10歳のころから毎日学校が終わった後手伝いをやっていたせ