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【日記】2月25日〜3月3日

2月25日
夕方、用事で新宿郵便局へ行く。
窓口の周りには人で溢れていた。時計を見ると19時近く。書留なので最初に窓口で専用封筒を買わなければならないので、まずは整理券をもらおうと発券機に行く。すると「ただいまの待ち人数 86人」の文字が。
自分は21時までに東村山へ行きたい。でも、お金に関する約束はちゃんと守りたい。
頭の中で様々なことを考えて導き出した結論は「新宿より空いていることの多い渋谷郵便局に賭ける」だった。
素早く電車に乗り、渋谷へ。宮益坂の途中にある渋谷郵便局は幸いにもがらがらだった。無事に終わり、再び電車に乗り東村山へ。到着したのは20時45分。

カタカナ、りぼんのセイヤコバヤシ氏が初のソロライヴをする、また対バンが斉藤めいさんというなかなか無いイベント。
セイヤさんのライヴは自問自答式の新感覚なMCを間に挟みつつ、生まれたての新しい曲達を自分自身を鼓舞するように歌っていてカッコ良かった。しかもその新しい曲がどれも良い曲だった。まさに磨かれる前の原石、しかも全て磨けば必ず美しくなる素晴らしい原石みたいだった。
カタカナ、りぼんの活動とともにソロライヴも定期的にやってほしいなあと心から願っている。

斉藤めいさんと出会ったのは今から4年近く前のこと。シンガーソングライターとしてまだ駆け出しの頃に笹口騒音氏とのスリーマンライヴに出演していた。それから笹口さんと対バンした際にライヴを見る機会があって、その都度どんどんカッコ良くなっていく姿が印象的だった。
数年ぶりに見たのだけど、素晴らしかった。以前とは比べものにならないくらいギターも歌も力強い。もはや限界レベルに近い強さ。けれど、その真ん中に人懐っこさがあるから、抵抗なく聴ける。何より不意にポンと現れる綺麗なメロディがとても良かった。また近いうちに見に行きたい。

会場にはりぼんのイッキさんも来ていて気さくに色々と話しかけてくれてとても嬉しかった。初めて訪れた東村山のことが一晩で大好きになった楽しい夜だった。皆さま、ありがとうございました。

2月26日
日常に生きる
映画「リヴ・フォーエヴァー」を見る。
1990年のスパイクアイランドを起点として1998年までのブリットポップムーヴメントを描いたもの。
オアシスが解散し、ブラーが復活した今となっては製作年がもう少し後だったら全く違う内容になっていただろうな、と改めて感じた。全体的にギャラガー兄弟と揉めないようにかなり遠慮して作られている様が垣間見えるからだ。
ちなみにこの作品の主役はデーモン・アルバーンでもギャラガー兄弟でもなく、ジャーヴィス・コッカーだと15年前に初めて見た時から思っている。

2月27日
日常に生きる

2月28日
日常に生きる
2月が終わる。dis-coveredの準備以外は何かと慌ただしい1ヶ月だった。

3月1日
月初めの金曜日、さらに春のフェア最初の週末を前に当然の如く超多忙となる。
夜、新宿で途中下車して3日にカタカナが出演するイベントで折り込んでもらうためのフライヤーを届けにMotionへ。
壁に貼られているスケジュール表が今までとは全く違うデザインになっていたり、応対してくれたスタッフさんが新しく入った方だったり。小さな変化だけど、確実にMotionが色々と変わりつつあるんだなと感じる瞬間だった。

3月2日
5年前の今日は大雪で寒かった。忘れられない記憶。
この5年間はあっという間に過ぎたようにも長かったようにも感じる。一度折れてしまった心は絶対に元には戻らない。その代わりに折れてしまった心の破片の一つ一つを大切に磨いていくことで人はまた立ち直れる。そのためにはたくさんの人達と出会うことが必要だと知った5年間だった。前にも同じようなことをどこかに書いた気がするけれど。

気持ちよく晴れた土曜日、that's all folksが久しぶりにライヴをするということで、西永福JAMへ。昨年10月以来のライヴ。受付で「that's all folksを見に来ました」って言いながらちょっと感動する自分。
iPhoneのリズムマシンを流しながらの2曲が特に印象的ですごく良かった。リズムマシンの音色が凄く自分好みだったので、終わった後にどのアプリを使っているのかを教えていただいた。
次回ソロライヴは未定。でもまた必ずやってくれると信じている。またいつか!

3月3日
カタカナのライヴを見に新宿へ。
移動中に笹口騒音オーケストラからたなか沙織さんが脱退するというニュースが届く。笹オケで一番仲良くさせてもらったのは、笹口さんでも小雨さんでもなく、たなかさんだった。誕生日が2日違いなので、3月末はお互いの誕生日を祝い合うというのが常だったし、dis-coveredにも足を運んでくださった。
2016年に笹オケのレコ発ツアーを追いかけて日本のあちこちを回った際にライヴハウスでたなかさんの笑顔を見ると長旅の疲れもなくなってしまった。笹オケと言えばたなかさんだったなあと改めて気づく。
そんなとても感傷的な気分でMotionに向かった。すると、物販にヒガシノメーコさんがいたのでいつものように会話してホッとしつつ、「カタカナのライヴを見られる今をもっともっと大切にしよう」そんな風に決意した。

さて、カタカナのライヴ。先日のライヴはギターのタイシンくんが病欠だったので、フルメンバーでは久しぶりとなるライヴ。
カタカナ史上最高のライヴでした。
4人が今出来る全てを込めた音が一つの固まりとなってフロアに次々と放たれている様は圧巻の一言だった。そこには主催のサーティーンへの愛が溢れていた。
感傷的な気分はなくなり、ただひたすら4人が鳴らす音に夢中になっていた。ライヴが終わる頃にはカタカナのことがさらに好きになっていた。

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