40%編集者

東京のどこかで売れたり売れなかったりする本を作りながら。

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記事一覧

note出版塾「セミナー行くより○○行け!」

 ネットサーフィンをしていたら「出版セミナー」「ライターセミナー」という告知を複数見つけた。それぞれ全く別のセミナーだが、いずれも、どこかの「業界」の著名人だっ…

40%編集者
5年前
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”自称”はスゴイ

 今、ある著名クリエイターの本を編集している。彼は映像を扱う会社に就職するも、そこでクリエイティブ職に就けないことがわかったため、ほどなくして退社。ある日から自…

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5年前
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あなたは今「書く人最強時代」に生きている

 最近、とあるネットメディアを運営する起業家と会ったときのこと。彼はこう言った。 「今ほどクリエイターが生きやすい時代はないと思う」  実は自分も、ミュージシャ…

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5年前
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本を出すとあなたにどんなことが起こるのか?

 小説、コラム、自己啓発、アート、マンガーー。  どんな形だろうと「表現」を志していれば、「本を出す」ことを目標というか、通過点として考える人が一定数いると思う…

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5年前
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なぜあなたに書籍化の相談が届かないのか

 今回「なぜあなたに書籍化の相談が届かないのか」について、現役編集者の立場から考えてみたい。  もちろん、多様なコミュニケーションやマネタイズの手段がある今、…

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5年前
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note出版塾「セミナー行くより○○行け!」

note出版塾「セミナー行くより○○行け!」

 ネットサーフィンをしていたら「出版セミナー」「ライターセミナー」という告知を複数見つけた。それぞれ全く別のセミナーだが、いずれも、どこかの「業界」の著名人だったり、自らが著者としてベストセラーを出したりした人が手がけるセミナーだった。

 濁したうえでわかりやすくたとえるなら、「かつて一発ギャグで人気を博し、ベストセラーを出した芸人が手がけた出版セミナー」とでも言えばいいだろうか。

 一方、い

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”自称”はスゴイ

”自称”はスゴイ

 今、ある著名クリエイターの本を編集している。彼は映像を扱う会社に就職するも、そこでクリエイティブ職に就けないことがわかったため、ほどなくして退社。ある日から自宅で勝手に”クリエイティブ”し始めたそうだ。

つまり、”自称”クリエイターである。

 そのまま一人、家のMacで創った作品の一つが賞を受賞。それを実績とし、あらためて念願のクリエイティブ職に滑り込んだ。

 そこから約10年。

 その

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あなたは今「書く人最強時代」に生きている

あなたは今「書く人最強時代」に生きている

 最近、とあるネットメディアを運営する起業家と会ったときのこと。彼はこう言った。

「今ほどクリエイターが生きやすい時代はないと思う」

 実は自分も、ミュージシャンでも小説家でも、漫画家だろうと今ほど生きやすい、というか「生き残り」やすい時代はないと以前より感じていた。

 編集者という立場にいることもあるが、特に「書く人」にとって、これほど恵まれた状況はないと思う。

 言い換えれば、僕らはむ

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本を出すとあなたにどんなことが起こるのか?

本を出すとあなたにどんなことが起こるのか?

 小説、コラム、自己啓発、アート、マンガーー。

 どんな形だろうと「表現」を志していれば、「本を出す」ことを目標というか、通過点として考える人が一定数いると思う。

 でも「本を出す」ところまでイメージできても、実際にそのあとどんなメリットが生まれるか、その人のまわりでどんなことが起こるか、ということまではイメージできないのではないだろうか?

 そこで今回は、私が担当した著者の周辺で起こったこ

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なぜあなたに書籍化の相談が届かないのか

なぜあなたに書籍化の相談が届かないのか

 今回「なぜあなたに書籍化の相談が届かないのか」について、現役編集者の立場から考えてみたい。

 もちろん、多様なコミュニケーションやマネタイズの手段がある今、誰もが書籍化を目的に表現をしていないことはよく分かっている。なので「自らのコンテンツが出版という形で世に出ること」に関心がない方は、今回の記事はぜひ読み飛ばして欲しい。

 なぜ声がかからないのか? それを編集者の立場から言い直すのなら

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