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生と死、愛、エネルギー、英知、自我、瞑想、悟りなどについて、J.クリシュナムルティとデ…

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生と死、愛、エネルギー、英知、自我、瞑想、悟りなどについて、J.クリシュナムルティとデビット・ボームの言葉をヒントに、一緒に探求してみませんか?非定期ですが、月1~2記事更新予定です。

マガジン

  • 生きること、そして思うこと。

    育児と人生について考えること、クリシュナムルティの思想をベースに、育児を通して気づくことを残しています

  • [哲学サロン] 自分なしに生きる。大人の問いストーリー。

    多くのことを説明しなくても…資本主義の世界に生きることがいかに残酷で、いかに恐ろしいほど贅沢であると同時に悲惨なものであるかを…一つひとつ言葉にしなくても…あなたなら…きっとお分かりだと思います。 またその原因が、2キロ足らずの脳の中で動く化学反応、つまり「思考」であることを…私たちは、このいかれた世界を目の当たりにして、今一度認識しないといけない時代に生きているのではないでしょうか。 その世界を生きる一人の人間として、私たちが本来そうであったように、肩書や立場に関係なく、言葉という有限の手段が許す限り、フラットに話し合ってみませんか? 生と死、愛、エネルギー、英知、自我、瞑想、悟りなどについて、J.クリシュナムルティとデビット・ボームの言葉をヒントに、一緒に探求してみませんか?

最近の記事

人生をどう生きますか?

人生をどう生きますか? もし誰かにそう聞かれたら、あなたはどう答えますか? 「いきなり難しい質問だね」 「ありのまま、人ぞれぞれ生きればいい」 「そんなに深く考えるな」 … その問いが放つ空気、自分の中の抵抗…その不快な違和感から…問いをまっすぐ眺めることなく、ただ頭に浮かぶ言葉を並べますか? 自分の経験を、その経験がもたらした自分の生き方を肯定する正当化する…どこか懐かしい物語を始めますか?…それとも、その反対のこと、自分の失敗やその痛みや無数の傷からなるその立派な信

    • ねえねえ~きいてきいて

      ねえねえ〜 アッパ(パパ)〜 きいてきいて〜 大きな瞳を見上げ、 大げさな仕草で、 夢中に何かを話す顔。 …誰の話? …どこで? 大人の言葉は全く気にもせず... あっちこっち動き回る大きな瞳。 今もそこにいるかのような、 溢れ出すエネルギー。 ... 何の目的もなく、 何の前触れもなく… ただ分かち合いたくて ただ誰かに伝えたくて... そのためだけに、 ありたっけのエネルギーを注ぐ、 力強い眼差し。 ... ついつい叱ってしまう 大人の無神経な言葉も、 激

      • ...眺める。

        眺める。 無邪気な背中を、 眩しく輝く大きな瞳を、 天真爛漫に弾ける顔を ...眺める。 卑劣な目つきを、 厚かましい仕草を、 怒りに満ちた背中を... そういう自分の姿に 気づかない虚ろな瞳を、 ...眺める。 今は消え去ってしまった、 無邪気で無垢な瞳を、 命とともに与えられた何かを、 ...眺める。 人種と国籍、 親と生まれた環境、 プロパガンダと資本主義、 ...思考が作り出した、 あらゆる人工的な何かに 影響されないものを、 それは決して... 言葉では言

        • しかしながら、それは人が一生を「愛着」という枠に囚われ、それを繰り返し生きていくことを意味する。良い親に恵まれた者はどうしたら同じものを子供に与えられるかを、その反対は...そうやって我々は反動としての生を生きて死ぬ。が、反応や反動ではない生き方があるだろうか?と自分に聞かない。

        人生をどう生きますか?

        • ねえねえ~きいてきいて

        • ...眺める。

        • しかしながら、それは人が一生を「愛着」という枠に囚われ、それを繰り返し生きていくことを意味する。良い親に恵まれた者はどうしたら同じものを子供に与えられるかを、その反対は...そうやって我々は反動としての生を生きて死ぬ。が、反応や反動ではない生き方があるだろうか?と自分に聞かない。

        マガジン

        • 生きること、そして思うこと。
          23本
        • [哲学サロン] 自分なしに生きる。大人の問いストーリー。
          1本
          ¥100

        記事

          子育てにおいて「愛着(アタッチメント)」は必要不可欠なものかもしれない。実際心理的な安心が確保されないまま育った子供が、一生にかけていかにその確保にもがくのかが分かる例は山ほどある。まさに我々がその例だから... (続く) #子育て #アタッチメント

          子育てにおいて「愛着(アタッチメント)」は必要不可欠なものかもしれない。実際心理的な安心が確保されないまま育った子供が、一生にかけていかにその確保にもがくのかが分かる例は山ほどある。まさに我々がその例だから... (続く) #子育て #アタッチメント

          感情なしに生きる

          数え切れないほど、 繰り返される感情の波。 身を投げ出し一喜一憂せず、 何かを肯定したり否定したりもせず、 ただ...それを眺めること。 … 誰かの言葉に苛立ち、 不快感にイライラする… その全てに反応する自分と、 そこにある言葉と空気に... ただ...とどまること。 ... 荒れ果てた海の前で、 疲れ果てた体を引きずり、 涙を流す自分の姿に…

          有料
          100

          感情なしに生きる

          #1〜4 夫婦であること。

          #1 価値観の違い。 この度、価値観の違いで、 離婚することになりました。 ...つい眺めてしまう、 有名人の離婚記事の中で、 高い確率で遭遇する言葉。 価値観の違い... それっぽく聞こえる、 当たり前でありふれたその言葉を 少し注意深く眺めると… つい少し笑ってしまう自分がいる。 ... 違う過去、 違う傷や感情、 違う反動、 違う信念、 違う無数の何か… ランダムで、 決して予測できない… 数えきれない偶然の、 積み重ねである過去。 そしてその過去からなる

          #1〜4 夫婦であること。

          洗濯機と芸術。

          ゴォー ゴォー 特別なことは何一つない、 平凡…日常…という言葉以外、 何とも表現できない、 そういう平日の昼前。 洗濯機の音が… 澄み切った朝の空を背に、 騒々しく響き渡る。 …うるさい。 その音を言葉にするや否や… あの美しい空と空気は… 一瞬にして不快感と嘆きに 埋め尽くされる。 … そういえば… あの音は… 息が詰まりそうな、 静かな美術館の中で 偉大な作品を眺めるとき… ちょうどポケットで鳴り響く あのアラームの音に似ている。 そう、あの軽々しい音

          洗濯機と芸術。

          真っ白であること。

          偶然...眺めた車窓。 家や橋、並木道や信号... そのあいだあいだを青く彩る空。 ゆっくり遠のく山の天辺に 高さを競うように並ぶ朝日。 目を凝らして眺めても… その境界線がどこなのか、 決して特定できない眩しさが、 気が遠くなるような… 空間を通り抜けて静かに しかし...あっという間に、 電車の中に広がる。 山と朝日、そして… 電車の中のあの光を、 過去の記憶を呼び起こさずに、 どんな言葉もつけずに、 本当に静かに眺めていると... 人や景色...そこにある、

          真っ白であること。

          奇跡とリアリティー

          丸いテーブルと丸い椅子に、 丸く座って景色を眺めていると… 一歩引いたどこかで... 休暇を満喫している 自分の姿を眺める もう一人の自分がいる。 そして思い浮かぶ言葉。 あ、休みはこうじゃなくちゃ... 今どきの木材で おしゃれに飾られた あるカフェの中で、 僕は今日も… 数え切れない自分と出会う。 仕事、仕事、仕事... そしてほんの少しの休みすら 仕事の疲れを取るための仕事に なってしまった自分に… 溜め込んだ言葉やストレスを、 それ以上の感情と共に吐き出す

          奇跡とリアリティー

          アナログの本を出版しました。

          本を… アナログの本を出版しました。 その時々の思いつきで、 書いてきたブログ記事を… 人生・日常・瞑想・育児、 四つのテーマに並び替え… 確かな質感が感じられる、 コーヒーや雨…湿気などに敏感な… 紙質の本の中にまとめてみました(笑) どこか…もの足りない表紙が、 刺激とは程遠い地味な編集が… でたらめな日本語文法と、 いつもの訳分からない書き方と相まって… 今どき珍しい、アマチュア感満載の 仕上がりになりましたが… この度、何とか… アナログの本を出版しましたの

          アナログの本を出版しました。

          人生について...少し話をしませんか。

          人生について… 違うようで似ている、 あなたと私の、人生について… 今から、少し話をしてみませんか…? …勿論、いつものように、 スマホ画面をスライドしながら、 内容を読み飛ばし、たまに… 写真の前で少し止まるような、 そんな感じでも構いませんので… 心地よいソファーに包まれて コーヒーを片手に、そうやって 気楽に互いの話に耳を傾ける 昔からの友人のように… あなたと私、二人で、 私たちの人生について、 …少し話をしてみませんか あなたが好きなあのドラマのように

          人生について...少し話をしませんか。

          (日記) 抵抗とエネルギー

          ちゅうりっぷだ! 心配事や時間に追われ、 玄関と車を何度も行き来している 自分の隣で...娘はそう叫んでいた。 少しの無駄も許されない、 少しの余裕や休息も...与えられない、 息が詰まりそうな平日の朝という 世界からかけ離れたところで… 娘は、ただひとり… 大きく見開いた瞳を輝かせながら、 キラキラ光る、小さい靴を止め... 赤い鉢の中で、静かに朝日を浴びている チューリップを眺めていた。 「いち、にい、さあん、よおん、ご!」 「ごこもある!」... 言葉では言い

          (日記) 抵抗とエネルギー

          (日記) 反動と自由

          葉っぱの上で溶けていく雪。 どこかへ向かう静かな猫の足跡。 瓦の下で聞こえる鳥の鳴き声。 空き地の上で踊る鳶の黒い影。 「二月の雪」 人は常に言葉を通して、 その言葉が呼び起こす イメージと感情を通して、 目の前の何かを眺める。 その時、 朝日で光り輝くあの美しさは... 春を待つ色鮮やかな葉っぱの あのとてつもない生命力は... いつも...その言葉の横を通り過ぎていく。 *** 「ライフ・シフト」 「経済的自由」 「FIRE」 「Nobody’s Perfect教育

          (日記) 反動と自由

          (日記) 集中と大人

          集中しなさい! 親から先生に、 先生から教授に、 教授から上司に...。 時間と共に、 自分の年齢と共に、 その語り手は変わっていても... 彼らはいつも 何かに集中することを それで何かを達成することを 高声で言っていた。 そして気づくと...自分も 彼らと同じように... 自分の子どもに向かって 全く同じ言葉を言っていた。 *** 振り返ると、 その一方的な命令と口調が、 常に、ある違和感と共に、 反発や反動としての感情を 呼び起こしていた。 そして私は、

          (日記) 集中と大人

          (日記) 台風と涙

          台風の前日。 車のワイパーが視界を変える度に死角から車と人々が現れた。 その日、大型モールの駐車場は、雨と車でいつもよりもごった返していた。 光る「満車」や使い古しのフェンス、そして慣れた動作で車を誘導する人。 嘆息と諦めを感じる間もなく、まるで思考のそれのように車は次の目標である「より良い場所」を機敏に探し求めていた。 そしてある程度それに成功した時、あの「嘆息と諦め」は、自分が見つけた場所とそのタイミングへの「感嘆」に入れ替わっていく。 「おもちゃさえ買ってあ

          (日記) 台風と涙