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トップダウンデモクラシーで行こう

トップダウンデモクラシーとは

組織を運営するにあたり、トップダウンで進めるのか?ボトムアップで進めるのか?答えはありません。

トップダウンデモクラシーとは、トップダウンとボトムアップの「いいとこどり」をした手法で、上層部が方向性を示す一方で、従業員の意見やアイデアを積極的に取り入れる方法です。

トップダウンとは

トップダウンとは、経営陣・役員・上司など上層部の決断をもとに現場を管理する意思決定手法です。

トップから指示が下りてきて実行するため、組織全体の統率を取りやすく、スピードと一貫性を持った意思決定をすることができます。

<メリット>
  迅速な意思決定が可能
  統制が効きやすい
  大きな舵を切りやすい

<デメリット>
 現場の意見が反映されにくい
 悪い情報の隠ぺいが発生する可能性がある
 経営者の資質によるブレが生じる可能性がある

トップダウン

トップダウンによる経営は、経営者の資質に大きな影響を受けますが、意思決定が迅速で、大きな舵を切りやすい特徴があります。

ボトムアップとは

ボトムアップとは、従業員からの提案を吸い上げる形の意思決定手法です。

従業員全員が会社の行く末を考えて提案できるため当事者意識が生まれやすく、エンゲージメントやモチベーションの向上につながります。

<メリット>
現場の意見が反映されやすい
従業員のモチベーション向上につながりやすい
新しいアイデアの創出につながりやすい

<デメリット>
意思決定が遅れる可能性がある
統制が効きにくいことがある
視野の狭い意見が反映される可能性がある

ボトムアップ

ボトムアップによる経営は、意思決定が遅く、大きな舵は切りにくいですが、現場の意見が反映されるため、従業員のモチベーションやエンゲージメントが向上する特徴があります。

トップダウンデモクラシーで行こう

トップダウンとボトムアップの違いについて説明しました。
どちらの手法が良いかというと、状況に応じて使い分ける必要があります。

トップダウンは、「迅速な意思決定」や「推進力」が求められる場合に有効
ボトムアップは、さまざまな意見をもとにした「現場改善」や「組織改革」が求められる場合に有効です。

トップダウンデモクラシーでは、上層部が方向性を示す一方で、従業員の意見やアイデアを積極的に取り入れるため、次のようなメリット・デメリットがあります。

<メリット>
迅速かつ適切な意思決定が可能になる
現場の意見を反映することで、より良い意思決定が可能になる
従業員のモチベーション向上につながり、生産性の向上につながる

<デメリット>
意思決定が遅れる可能性がある
統制が効きにくい可能性がある

近年、DX推進が求められる現場では、「迅速な意思決定」と「デジタル化による組織改革」が求められます。

トップは、オンラインで
 「売上高100億円達成する必要がある」
 「新規事業として、〇〇を立ち上げる」
 「業務効率化でコストを〇〇%削減」
などの課題を発信し、質疑やアンケートで、従業員の意見を集め、積極的に取り入れていくことが重要となります。

実際は、トップはオンラインや動画で配信可能となり、現場レベルまでオンラインアンケートできる時代になったということですが、トップダウンデモクラシーで行きましょう!!

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