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帝王切開の後遺症?!脚のつけ根が辛い

こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、【ばぁばは鍼灸師】のファンです。

今回は、3回もの帝王切開による出産後から股間節がだるくて、脚が抜ける様な感じになる。
という方が鍼灸治療により、改善していく様子をお届けします。

【里美さん   42歳   パート】

1.帝王切開を3回した。その後から脚のつけ根に違和感が出てきた

お友達の紹介で来院された里美さんの訴えは。

里美さん:出産後、疲れてくると右のお尻の脚のつけ根が痛くなり、右脚が抜けるような感じになって、だるくて立っていられないんです。
それがこの頃だんだん酷くなってきて。

ばぁば:お産はどうでしたか?自然分娩?帝王切開?

里美さん:30歳、31歳、34歳と3回帝王切開してます。

ばぁば:そうですか。
3回も帝王切開は大変だったですね。
1回目と2回目は1年しか開いてないしね。
少し触らせて下さいね。

お腹を触診してみると、右下腹部をそっと触っただけなのに。

里美さん:そこは皮膚が裂けそうな気がします。
おへその下の傷痕にも裂けそうな違和感があります。

ばぁば:同じところに3回もメスが入ってますもんね。

目に見えるお腹の傷はおへその下だけに真っ直ぐにあるけど、その中の子宮は横に切開することもよくあるんですよ。

右の股関節周りに3回メスが入ってて切開した時の傷が深くて癒えていないかも知れませんね。
治療していきましょう。

2.帝王切開後の後遺症に対する鍼灸治療

まず、里美さんが本来持っている自然治癒力や自己回復力、免疫力を引き出し、高める全身治療をしました。

次に仙骨の圧痛点を探りだして、【透熱灸】をしました。

痛みが出た期間が長いのと、仙骨の圧痛点のお灸は下半身の痛みを改善するのにとても有効だからです。

(【透熱灸】皮膚上にもぐさを置いて火をつけ、熱を体の深部に浸透させるお灸です)

下腹部の傷跡にも、抜けそうになる右の股関節周りにも【知熱灸】をしました。

お腹周りは皮膚が柔らかいので、【知熱灸】にしました。

(【知熱灸】皮膚上に置いたお灸が熱く感じたら取り除く優しいお灸)

初めの頃に、お腹にお灸をした反応は、お灸跡がいつも濡れていました。
これは、お灸をした辛いところがむくんでいることを伝えてくれてます。
体内の水や血液の流れが悪くなってるのです。
これでは傷ついた細胞が再生してくれません。

腰の脊椎の際の反応点に鍼をした時には、「鍼の刺激が足の指先まで感じました」とのこと。

治療する度に、皮膚が裂ける様な感じや脚が抜ける様、といったことが減っていき6回の治療で、右脚が抜けそうになることも改善しました。

3.間を開けずに3回も帝王切開した後の身体の状態は?

3回もの帝王切開は体にとってかなりの負担がかかります。

メスが入った後で傷口が癒着したり、瘀血のせいで血の巡りが悪くなって傷ついた皮膚が再生しにくくなっていることもあります。

下腹部の右側の奥にメスが入った場合は、股関節周りの筋肉も傷ついたことでしょう。

すると、脚のつけ根周りの気や血、水の巡りも悪くなり、痛みが出たり里美さんの様に、脚が抜けそうといった症状も出てくることでしょう。

そんな時に、鍼灸治療をすることで滞りが除かれ、気、血、水の巡りが良くなり、傷ついた細胞や組織が癒えて、生まれ変わってくれるのです。

ご予約は下記電話番号まで
ファン鍼灸院
06-6768-8686

ファン鍼灸ネット
http://www.fun49.net/

すいなネット
http://www.suina.net/

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