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フェーズ3に移行した意思決定の変化

僕らは日本人は大化の改新を経て天皇中心の世の中を作り上げ、今では天皇は日本の象徴として政治的意思決定は中央政権が行なっているということが常識的に根付いている.

しかし実際は天皇が実際に権力を行使して政治的意思決定を行なったというよりは天皇の立場を利用して横にいる側近が政治的意思決定を行い天皇の実行力を使って世の中に反映させていったという方が正しい.

歴史の教科書に出てきたであろう摂関政治や関白といったような役職である.天皇に実権があるが、天皇の年齢の問題から実際の政治の意思決定は他人が行う構造だが、これは日本独自の話である.

海外、すなわち欧州諸国では帝国主義的な一人が政治を独裁的に行う形が一般的であり、政治の意思決定を外部に行わせるなどというものはありえない話だった.その点日本では天皇が変わっても政治の実際の意思決定は天皇以外であったために、優秀な人間が意思決定の役職に就くことでより効率的な政治を行うことに成功してきた.

これは今の社会で物撮り応用できる素晴らしいシステムだ.例えば今の政治の実権を握っているのは政治家だ.しかし政治家は法律の決定を行なっているだけで実際の処理は省庁が管轄しているように政治家は我々に政策を発表してくれるキャラクター的存在と認識してもいいかもしれない.

この「キャラクター的存在」というのが今後の社会で1番重要になる項目だ.私は普段キカイと人間の関係性について述べることが多いが、政治にもキカイを導入するべきだと考えている.

それは日本が中央集権的構造であり、地方政治以上に権力が集まっているからである.

スペインで起こったミュニシパリズムのような地方自治が中央集権に対して運動することもないから日本は中央集権が確立されていれば安定な政治が可能になるのだ.

この時意思決定が1番の重要なテーマになる.間違えれば国力を下げることになり国家の存続としても機器的な状況を招く可能性がある.すると出来るだけ統計モデルを用いてリスクのないリスクヘッジのされた政策決定が必要となる.

それを人間が行っているのが21世紀の前半の話だ.要は政治の意思決定にキカイを導入させ今後の社会を考えた統計モデルを用いた政策決定を行うのだ.

しかしこれには人の批判が起こる.まあスティーブン・スピルバーグ監督の作品「イーグル・アイ」の状況と同じことが起きるのではないか?と言った懸念点だろう.

しかし,あれは映画の話だ.そんなことが起こるわけない.と熱意をもって話してもどうしようもない.

ではどうすれば良いのか.
簡単である.今と「見える部分は変えなければいい」

先ほど政治家はキャラクターと説明したが,同じ原理を用いて政治家がマスに説明して実際の意思決定をAI(キカイ)に任せればいい.

そうすれば国民は自動的に政治の意思決定は人間キャラクターによって得られたものだと理解できる.それは見える部分で人間しか見えないからである.今と変わらない.

これは日本だから受け入れられるシステムだ.先ほども言ったように日本は昔から意思決定を外部に委譲し象徴として座るシステムが構築されており帝国主義のようなリーダーシップのある人間が常に求められるようなものではない.

だから今の意思決定はフェーズ2の状態だ.これがキカイになった瞬間フェーズ3になりより効率的であり将来を見据えた決定を行う事ができ,日本に対して大きなベネフィットを受け取ることができるのだ.

我々にとって意思決定は人間がするべきものではない.より正確で将来栄光な状態を築くことが求められる.そこを理解していく必要があるのだ.

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