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新学期を不安に思っている娘への4つの対応。

小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

娘が、新学期への不安を感じている!!

お子さんは、
新学期や新生活の不安を感じていますか?

ワクワクしている気持ちが強いなら
心配することはありませんが、
少しでも不安に思っているなら、
親としてどんなことができるのでしょうか。

私には3人の娘がいますが、
特に次女が、
こういう 新生活には不安を感じているようです。

長女は、習い事の時間帯が変わり、メンバーも全く変わるので
それが不安なようです。
気丈にふるまっていますが、よく気にしています。

三女は、 進級する喜びでいっぱいです(笑)

きょうだいによって本当に 色々ありますね。

今日は、そんな娘に行ってる
新学期や新生活の不安を取り除く4つの対処法を書こうと思います。


新学期や新生活を不安に思っている時の対処の方法

①気持ちを聞く。


何気ない会話の中で、

何に不安をもっているのか、

しっかり話を把握するようにしています。

・ 対人関係
・ 見通しがもてないことへの不安
・ 勉強に対する不安
など、 子どもによって違うかもしれません。

人に気持ちを話すことで楽になるはずです。

我が子は、友達面と勉強面が不安のようです。

また、親としても
不安に思っていることがはっきりすると、
サポートしやすいですよね。

漠然と不安に感じている場合は、
新学期や新生活がイメージできていないこともあるので、
まずは1日の生活をイメージをもたせるように声かけをしています。

②練習する。


まずは、学校への行き帰り。
学校に行くのと同じ時間に家を出て、通学路を通って学校の前まで行ってみる。
※ 学校へ行くのと同じ時間が無理ならば、 時間のある時でいいと思います。

特に、 朝の(不安)緊張を減らすことで、
見通しをもって登校することができます。

次女は、高学年になりますが、登校班の班長になるため
不安なようです。

「ここは、危ないね。」とか
「こんな時には、〇〇って声をかけないといけないかもな~。」などと
練習をしました。

っといっても散歩の延長ですが。

※晴れの人雨の日を想定するのも大切です。

1年生の場合、制服の着脱の練習もいるかもしれません。

次に、 学校の場面。
もしかすると 自己紹介をする場面があるかもしれません。 それに備えて、
自己紹介の練習をしておくのです。

私は、インタビューのように
手マイクをむけて
話させるようにしています(笑)


また、友達がいなくて不安に思っている場合、
「友達に どう声をかけようか?」などと
実際に話す言葉を決めておくのも大切だと思っています。


③イメージさせる。


特に初日は、今までと 違う動きになるので、 不安(緊張)も大きいでしょう。

そのために、朝起きてから学校の教室に入るまでのイメージをさせておくのも大事だと思っています。

次女には、
「今まで1日目ってどんなことしてたの?」と
振り返るような声掛けを意識しています。

帰るまで をイメージさせるのもいいでしょう。

そばに、お兄さんやお姉さん、 近所の 上級生がいる場合は、
その人に話を聞いておくのもいいかもしれません。
意外とそういう人たちの言葉のほうが、 心に届くものです。

次女の不安に対しては
長女にアドバイスしてもらうことも多いです。

言葉だけではイメージできにくい場合は、
絵本などの力を借りるのもいいと思います。

「学校 生活 絵本」と検索するだけで これだけの本が出てきます。

「友達 絵本 新学期」と検索すると…

やっぱり、いろいろと本が出てきます。

中学生向けの本でも

というのもあります。

絵本を通して、頭の中で イメージができておくと、
それだけ 新生活に対する不安(緊張)が、ポジティブなものに変わるでしょう。



④ ポジティブな声をかける。


最後に、なんといってもこれです。

不安な気持ちに共感しつつ、
前向きになるように背中を押すことも必要です。

もちろん、 子どもの気持ちが前に向かないこともありますが、
親子そろって気持ちが沈んでいくよりも、
お家の方が前向きな方が、子どもたちは、気持ちを切り替えやすいものです。

だから、私は
「〇年生になると、~~も、△△もあるんだって。楽しそう!」と
声をかけるようにしています。

最後に…

なんだかんだ、
生活リズムを整えておくことは、重要だと思っています。
睡眠不足や疲れは、気持ちを落ち込みやすくします。

生活リズムが整うだけで、
不安(緊張)がやすらぎます。

そのため、我が家は
そろそろ生活習慣をいつものペースに戻しつつあります。

春休みに何もせずにボーっと過ごすよりも
新生活に向けた助走をつけてみてはどうでしょうか。


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