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『アウトプット大全』を子育てに応用する

算数の公式覚えていますか?

小学校では、多くの算数の公式を習います。

・面積・体積の公式
・速さの公式
・割合の公式
・平均を求める公式
などなど。

また、社会科では歴史人物。
国語では、漢字、ことわざ、慣用句などなど

知識よりも、活用が大事だとされながら
知識も不可欠なのです。

しかし、子ども達はどうしても
忘れてしまう。

昨日やったのに、もう忘れてる。。。
そんなことはよくある話です。

もちろん、
公式を覚えることが全てではなく、
どのように公式を導き出したかのプロセスが大切ですが…

ここでは、記憶に関することに焦点をあてて書いていきます。

アウトプット大全を読むと。

読んだもの、聞いたこと、体験したこと。それについて第三者に話してみましょう。例えば「昨日読んだ本に書いてあったんだけど」という話を、家族にして、友人にして、後輩にする。1週間以内に3回、本の感想を人に話すことができれば、アウトプットの基本法則「2週間に3回使った情報は長期記憶される」を楽にクリアできます。

「感想を話す」ときのコツは、自分の意見をひとつでもいいので盛り込むことです。「自分がどう思い、どう感じたのか」。そこにあなたらしさが盛り込まれると、あなたの話に価値が生まれ、耳を傾けたくなるのです。

アウトプット大全

長期記憶のコツは、
2週間に3回!ということですね。


【2週間に3回使った情報は、長期記憶される】
これを子育てに応用する方法を提案します。

アウトプット大全を子育てに応用しよう。

2週間に3回、話させる。親は1回でもいい!

まず、学習面での話をします。
先ほどの公式の話でいくと…、

子ども達は、学校の授業を通して、
何度か、アウトプットを行っているはずです。

・みんなで唱える。
・ノートに書く。
・公式を使った問題を解く。
・次の日などに復習をする。などなど

帰ってきてからは、
・宿題
・習い事
でアウトプットするかもしれません。

…とするならば、

親は、家で1回か2回程度、アウトプットをするだけで、
2週間に3回の条件をクリアするのです。

ここまで読んで、
学校や宿題等で、それだけアウトプットしているなら、
もう親がする必要はないんじゃない?と思われるかもしれません。

ただ、上の場面は、1人で行うアウトプットが多いと思いませんか?

・誰かに伝えるのではなく
・自分のために書く。のように個人で終わるアウトプットに加え、

・相手を意識したアウトプットができれば、より質の高いものになっていくはずです。

アウトプットさせながら、おうちの人が
「難しい勉強をしているんだね。」とか
「底辺がどこかよく悩むよね。」とか
「よく覚えているなんて、一生懸命勉強したんだね。」などと
反応するだけで、
エピソードとともに記憶に残るかもしれません。

もちろん、覚えていない場合は、とってもいい復習になりますね。


子どものノートを見る!

私は
子どもが学校の授業で活用したノートは見るべきだと思っています。

毎日でなくても、1週間に1度ぐらいは。

まずは、褒めるために見る。(ものすごく大事)
次に、子どもの学習内容を把握するために見る。
最後に、アウトプットさせるために見る。

これは、小さいころからの習慣になっておくと、
子どもも抵抗なく、見せるようになるでしょう。

ノートを見ると、子どもが今、何を学習しているかがよく分かります。
そうすると、家での会話も変わってくるはずです。

問いかける。

アウトプットさせると言っても
「はい、今日勉強したこと言ってみて。」では、子どもは苦痛でしかありません。

「今日は、~を勉強したんだね。おっ、ここに公式があるじゃないか。では、問題です。ジャージャン!三角形の面積の公式はなんでしょう?

あれ、覚えていないか~。そうだよな~。公式覚えるの大変だよな~。お父さんも覚えるのに苦労したよ。そりゃ~もう、てーへん(大変)だったよ。てーへん(大変)。(※てーへん(大変)と底辺をかけているのです。) 
これ、難しかったでしょう?どんなふうに授業するの?お父さんの子どものころは~。」などと。

会話を楽しむように話すのがおすすめです。

1つの教科だけでも良いので、子どもとの会話を楽しむように
アウトプットさせてみてはどうでしょうか。

子どもに教える。

子どもが高学年ぐらいになってきたら
アウトプットの基本法則「2週間に3回使った情報は長期記憶される」
というのを教え、自らアウトプットするように仕向けていくのもよいかもしれませんね。

最後に…

学習面に限らず、
子どもが興味を持っていることなど、どんどんアウトプットさせるといいでしょう。

例えば、家事をいるときに流れたニュースを
「えっ、今は何のことを言ったの?」とわざと聞こえていないふりをして聞いてみるのもいいでしょう。

子どもがはまっていることに
「それって、どんなところが難しいの?」
「それって、どんな工夫をしようと思っているの?」と尋ねるだけでも違うでしょう。

親として意識したいのは、子どもがアウトプットできるように
問いかけ方を工夫することのなのかもしれません。

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