小太りマン

え? ちょっと最悪。
ヤンキーにボコられそうなんだけど。
六人相手は俺の実力じゃムリ、ムリムリ。
ワニが味方なら話は変わってくるけど、
ワニなんか味方にいないもんな。
畜生、ワニが味方にいればなぁ。
こんな奴ら一噛みなんだろうけど。
いや、もうダメだ。逃げ場無し。
終わった。

と、その時、

???「待てーい! 私が相手だ!」

ヤンキーB「あん? 誰だよ?」

???「我が名は、小太りマン! 悪を滅する者だ!」

   (´ー`)
 <(     )>
   (      )
  ∪    ∪

小太りマン!?
なんだこいつは!?

(´ー`)「喰らえ! 小太りキーック!」

ヤンキー達「うわー!」

ヤンキーA「チッ、つえー! 逃げるぞ!」

(´ー`)「わっはっは! もう二度と悪い事はするなよ!」
(´ー`)「あなた、大丈夫でしたか?」

俺「え? はい、大丈夫です。助かりました。ありがとうございます」

(´ー`)「いえいえ、これくらいお手の物ですよ。また何かあったら、小太りマーン! と叫んでください。すぐに助けに来ますから。あ、あと私、殺し屋もやってるんで、よろしくお願いします。では、お気をつけて」

そう言って、小太りマンは姿を消した。

いやー、なんか助かった。
激強だったな、小太りマン。
てか、殺し屋やってるんだ。
まぁ、またなんかこういう事があったら、
その名を呼ぶよ。

本当、助けてくれてありがとうな、
小太りマン!

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