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BLOG:039~life in ASAHIKAWA

Lonely Winter Again 歌詞解説

Mikazuki 歌詞解説

どうも、北海道旭川の”りるいるちる”のLil-Kです。
3rdシングル「Kasegitai Yen」が
2023年4月29日(土)より配信中です。
引き続き宜しくお願い致します。

つい先日、地元 苫小牧に帰った。
友人の結婚サプライズパーティーのためだ。

ひとり、またひとりと、
友人が結婚していく。

とてもおめでたいことだし、
心から幸せな気持ちになるのも確かだ。

人の人生を心から祝う。

すると、同時に自分の人生を
今一度解釈しなおす思考の波がやって来る。

旭川から苫小牧へは下道3時間
車を走らせるわけだが、
道中自身との心の会話が弾む。

「自分の人生、本当にこれでいいんだろうか?」

僕の目指すべき幸せと、
その幸せのカタチの話だ。

僕は今現在
不幸せでもなければ、
これといって幸せだとも言えない。

健康に毎日を過ごせているし、
周りにも恵まれている。
ある程度好きな事に向かって
進めていけている点では、
幸せなのかもしれない。

仕事はそれなりに忙しいし、
仕事後はそれなりの作業に追われ、
泥の様に眠り、
4時45分から不機嫌に連打される騒音スヌーズを止めて、
長年で仕上がったルーチン支度をして、
這いつくばって仕事に車を走らす。

そうやって残された毎日を消化していく。

それが僕の日常だ。

友人の結婚サプライズパーティー in 地元。
これは年数回あるかないかの、
非日常的特別なイベントである。

久々に会う面々は、
最初こそ余所余所しいものの、
数回の会話でタイムスリップしたかのように距離感を戻す。

何も変わらない。
青春時代の大切な友人達だ。

ただ、歳を重ねるごとに変わることもある。

青春時代毎日のように時間を共にした周りと、
人生の立場やステージが大きく解離していることだ。

僕のように
いい歳こいて、
音楽制作に励んだり、
こうやってBLOG書いたり、
Youtube撮ったり。
傍から見るとそんな自由にフワついている同年代はいない。

家族に子供のことだとか、
将来の貯金の話だとか、
家のローンの話だとか。

僕はいつまでこのステージのままなのだろうか。

「本当にこれでいいんだろうか?」

確かに音楽活動の主たる目的は婚活であると謳っている。
3曲リリースした今現在はどうだろう。
そもそも外に出て普及活動をしていないので、
当たり前にこれといって何もないし、
日常は変わらない。

「本当にこれでいいんだろうか?」

活動を始めたのが去年の年末。
それから地元の面々とは会っていなかった。

勢いの止まらない2次会。
友人の熱い締めの語り言葉に涙を堪えた。

お開きの帰りのトイレで、
その友人と二人っきりになった。

僕の活動を応援してくれている。
沁みわたった言葉を一語一句書き綴ることは出来ないが、
「救われた」
と言ってくれた。

膀胱が破裂しそうで
駆け込んだトイレのはずだったのに、
尿道がキュッとしまった。

僕の活動や言葉に、
多少なりとも感情を動かしてくれている人間がいるということを知った。

その後の、
リアルゴールドかと見間違える程の僕の放物線は、
経験したことのない美しい放物線だった。

3次会ではそれぞれの人生を語り明かした。

色々と刺さった特別な日になった。

僕は宿泊先のコンフォートホテルの前で、
ひたすらに夜の街風を浴びた。

こんなにも心地の良い風は久しぶりだ。

僕はこのままでいい。

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