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フィンランドの学校教育で驚いたことベスト24


フィンランドで学校の先生をしている徳留宏紀さん(Nordic Educations)の『フィンランドの小中学校から学ぶ 幸せな子どもたちの時間』という研修に参加しました。情報満載で、とても興味深い内容でした。話を聞いて、私がビックリしたポイントを1~24位で一覧にしてみました。

※画像は、生成AIにて作った、私の中のフィンランドの教室(グループワーク、フィットネスジム、リラックスなど)のイメージです。

下記の文章の前提

下記の文章は、あくまでも私の認知機能(話を聴きながらのメモ)によって受け止めて、アウトプットした情報です。日本の教育現場にもいい点は沢山あると思いますし、フィンランドの教育現場にも色々と課題はあると思います。文化的な背景も違うと思います。という前提を踏まえつつも、様々な驚きやヒントがもらえました。

【私の印象に残ったポイントをビックリした順に】

1位・学校にもめごと仲裁係がいる。子供たちが子供たちでもめごとを解決する。上級生が主に担当。弁護士協会が支援。

2位・教室内に、ハンモックや鉄棒、各種ジムのマシーンがあったりも。
 ※筋トレしながら、歩きながら授業を受けているシーンの動画を見ました。

3位・クラスによって、時間割が違う。先生の裁量権で、1時間目が全部お休みになったり、金曜日は午前中で終わりの場合も。
 ※時間割がびっしり組まれておらず余白がある中で、授業の配分が決められる環境。

4位・特別支援教育の対象範囲が広い。各種の障害や発達特性だけでなく、家庭の困窮、問題行動、難民による困難性などを含めて、診断書ではなくて、必要性に応じて利用を判断。
 ※新学期の初めに1回は全員に対して、授業中の抜き出しをする。一部の子だけ呼ばれたり、支援級に行くというスティグマの予防。

5位・家庭科が重要視されている。社会で生きていくための授業をしている。例:アパートの借り方、クレジットカードの利用方法など。調理実習は、冷蔵庫の余り物で何か作れるかの実習など。

6位・中学の授業では、自分で職場を探して、自分で契約を結んで、職業体験を2週間行う。学校の先生は基本ノータッチとのこと。

7位・休み時間は、雨でも雪でも、基本外で遊ぶように促している。

8位・学校案内クラブがある。外部からの視察の対応は、クラブの児童生徒が行う。

9位・廊下に、ソファーや、遊び道具(卓球台、アナログのサッカーゲーム等)、お互いに対話ができる場所がある。

10位・先生と生徒の関係性は、対等な関係で、個人としてリスペクト。→教師として生徒を育てるのではなく、人として人を育てる教育。人としての在り方が大事。
 ※先生(管理職も含め)同士、先生と生徒同士も、下の名前で呼び合う。

11位・先生同士が、自分が大切にしている価値観を言語化して、共有している。ビジュアル化して職員室に貼ってあったりする。

12位・生徒が自分で考えて、自分の学習に責任を持つ方法を教える教育。

13位・中学校の授業は個人の学びを協働の学びから得る流れが中心。
※テーブル自体が、グループワークで合体することを前提にしたテーブルの形(五角形の野球のホームベース)になっていたりもする。

14位・子供全員にスマートウオッチを支給し、睡眠の状況をデータで確認したりも。先生が研究的な挑戦をすることができる。

15位・寝ながら、立ちながら授業が受けられる教室がある。

16位・声掛けは、あたたかい受容と、プラスの声かけ。余白を大事に。→『こうしてみるのはどうかな?』

17位・自分の強みに気づく教育。ポジティブ心理学の導入。

18位・感情教育を意識。感情教育の啓発ポスターがいたるところに。

19位・小中高が義務教育。

20位・先生のカラーが出やすい(授業のスタイル、教室の雰囲気など)。

21位・フィンランドの教員は、修士課程取得。

22位・教科横断の授業をゆる~い感じでやっている。 理科×アートなど

23位・スマートフォンは、勉強時間が減ったり、1人の時間が増えてしまうので、持たせることに反対している先生が多い。

24位・学校教育で、ほぼ全員英語が話せるようになる。→大きな理由:フィンランド語で楽しめるコンテンツ(映画、ゲーム等)が少ないので、必然的に英語をマスターできると、楽しめるコンテンツが増えるため。

以上です。
(私の捉え方が、実際にお伝え頂いたものと違っていたらすみません。)

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