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『絵画空間の哲学―思想史の中の遠近法』佐藤康邦著

美術にも長年親しんでいるという哲学者による絵画論の本。

ざっと読みだが、「第四部 近代日本における西洋体験―岸田劉生の場合」など興味深い。白樺派の後期印象派への傾倒に関する、西洋美術史研究で知られる高階秀爾氏の『日本近代の美意識』の論を批判してもいる。

第一部 絵画空間の哲学
第二部 ルネッサンスの美術
第三部 ドイツ観念論における芸術の位置
第四部 近代日本における西洋体験―岸田劉生の場合


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