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薔薇と廃墟の街 Visby

ここはジブリ映画「魔女の宅急便」の舞台といわれる街のひとつらしい。
特に何かの作品の舞台に行きたいと思ったことはないので偶然だけれど、実際にトップ写真のオレンジ屋根の家々を見ると、キキが黒猫ジジと箒に乗って飛んでいそうで、なんだかわくわくした。

Visbyはヴィスビュー、ヴィスビー、ビスビー...と読み方の表記が色々あるので、Visbyのままで書いてます。
スウェーデンのGotland島にある10世紀頃から建設されたというこの街は、ハンザ同盟の時代に要塞だったらしく城壁に囲まれていて、その頃の建物がいくつも廃墟となりそのまま残っている。この中世都市は世界遺産とのこと。

10世紀頃に建てられた、ということは日本の平安時代頃に建てられたものが残っているということか。

街の外へ出てみると、こんなふうに城壁で囲まれているのがよく見える。

見張り(?)は羊さん。

これは別の橋の城壁内側。

この島にはゴットランドシープという、この島にしかいない羊が多くいるため、街のあちこちに羊の石像がある。特産品もゴットランドシープの上質な羊毛。

ここにも

ここにも。

車が入っちゃいけないところに、パイロン?コーン?とか🚧←こういうのが置いてあるより、ずっと楽しい。

人、いない。
みんなどこいった?

ここは修道院の廃墟のひとつかな。

博物館に展示されていそうな岩のかけら。

天井。すごい圧力のバランス。
どうやって、どういう順で石を積み上げたんだろう?って考えていると、そのままぼーっと1日が終わってしまいそう。

この廃墟の近くにボタニカルガーデンがあって、ひと気のない寂しさと相まって死後の世界に来ちゃったような気分になったよ👻

この子は天使じゃなかろうか👼

Visbyは「薔薇の街」とも呼ばれるくらい、たくさんの薔薇が植えられている。私が行った時期にはもうシーズンは終わり頃だったけれど、小径に入るとまだいろんな色の薔薇を楽しむことができた。

でも、小雨のこの日は、街の雰囲気と合わせてちょっとおどろおどろしい気分にもなる。

翌日は晴天で、街の空気は一気に澄んで鮮やかなカラーに。

天気によって見える世界や印象は変わる。
多くの人が晴れを望むけれど、私はどっちでもいいな。

歩いていると、修道院の廃墟がいくつもある。

私は信仰に関して疎いから何かを語ったりなんてできないけれど、人が祈りを捧げる場所って、どの時代でもどの国でもすごく大事にされているんだなあと感じる。
廃墟になっていても、そういう場所には独特の空気が残ったままだ。なんとなく長居はできない。

海の方へ行ってみる。城壁(輪壁)に沿って歩くと、時々ジョギングや散歩をしている人がいた。なんか安心。

大聖堂に来た。写真の下の方に写ってるオレンジっぽい実は何だろう?小さいりんごみたいな、トマトみたいな、プラムみたいな。
食べちゃだめかな。

大聖堂の中には、こんなボードがあって、みんなどこから来たの?ってマグネットを置けるようになってて、

この日本に貼りつけたやつは、わったしー🙋‍♀️

アイスクリーム屋さんに入ってみたら、300種類以上の味があるそうで、

こういう(ふざけた)アイスもいっぱい。

このお店や、周辺のレストランのテラスには人がいっぱいいて賑わっていた。海にも近い場所だからポカポカして気持ちいい。

やっぱり、虫と一緒で(笑)、生き物は光や食べ物に集まるんだね。




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