リトルモア

Interviewイ・ランになるまで     4. 誰かと共に生きること

取材・テキスト=ハン・トンヒョン

(前回の記事はこちら。3. イ・ランが日本で思うことは?)

—— エッセイでもそうだし、新曲『よく聞いていますよ』を聴いても、おしゃべりしてても、ランちゃんがずっと問い続けていることがわかるんだけど、突き詰めると「なぜ人々はこういうことをするんだろう?」っていう問いで。つまりは他者を知りたい、世界を知りたい、という。とくにエッセイは基本的に自分語りで赤裸々かつ

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Interviewイ・ランになるまで     3. イ・ランが日本で思うことは?

取材・テキスト=ハン・トンヒョン

(前回の記事はこちら。2. 何者として生きる?)

—— 日本について聞きたいんだけど。まず、子どもの頃に抱いていたイメージは?

マンガしかない。

—— たくさん読んだ? どんなマンガ?

読んでたのはほとんど日本のマンガ。少女漫画とか、『スラムダンク』とか。

—— 韓国で翻訳されたものだよね? 他のみんなもそうだった?

うん、みんなそう。貸本屋にあった

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Interviewイ・ランになるまで           2. 何者として生きる?

取材・テキスト=ハン・トンヒョン

(前回の記事はこちら。1. どこからどんなふうにやって来た?)

—— 変わってると言われていた大学時代、自分では自分のことをどう思ってた?

若い頃は、韓国社会で暮らしていても外国にいる感じがして、まるで外国人のようにすべてがよそよそしいから、「私って異邦人や外界人みたいだ」とよく言ってた。今は仕事で日本にもよく来るし外国にも行くけど、その頃は「私は外国に行く

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Interviewイ・ランになるまで           1. どこからどんなふうにやって来た?

取材・テキスト=ハン・トンヒョン

先月、エッセイ集『悲しくてかっこいい人』の発売直前、東京に来ていたイ・ランに話を聞いた。彼女へのインタビューは、今年の2月以来(*)。その時は、MVを発表したばかりの『イムジン河』について、カバーした経緯や表現方法を主に聞いたのだが、それ以来、連絡を取り合い、個人的な話も色々とするようになった。私たちはいつも韓国語で話すので、インタビューも韓国語で行ったものを日

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トミヤマユキコ「ネオ日本食ノート」

進捗状況のご報告

『ネオ日本食ノート』を応援してくださっているみなさま、いつも本当にありがとうございます。
 
 本連載を書籍にまとめるため、noteでの連載回数を減らしつつ、取材を続けているわけですが、今年度は大学講師業がかなり忙しくなってしまい、思うように作業が進んでいません。申しわけない思いでいっぱいですし、わたし自身とても悔しいです……とか言いつつ、すきあらばネオ日本食を食べていますし、

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トミヤマユキコ「ネオ日本食ノート」27

「ぎょうざの満洲」とネオ日本食をめぐるあれこれ——古市コータローさんインタビュー(後篇)

「ぎょうざの満洲」についてもっと知りたい。そう思って古市コータローさん(THE COLLECTORS)に会いに行ったわけだが、話は満洲から日本の外食産業、フードカルチャーへと広がっていった。B級グルメを好きになって30年はダテじゃない。首がもげるほど頷いたインタビュー後篇をお届けします!

コータローさんの

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