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アバンギャルドとスカート革命

メンヘラ文化が理解できない。
最近やたらと持ち上げられているアイドルのあのちゃんがうざくて消えて欲しいと思っている。
昨日の月曜日から夜更かしにあのちゃんの影響を受けたかの様なショートカットにウザい話し方のコンカフェ女が出ていた。
ワイプのマツコデラックスがクスリともせず蔑んだ目で見ていた。マツコは戦慄かなのやアレンとは共演し別番組でも絡んでいるのを見るがあのちゃんとは絡まないので多分ああ言う女が嫌いなのだろう。
だからマツコデラックスは信用できる。

例に漏れず彼女もメンヘラ文化が好きな様で、度々ビジュアル系やメンヘラ系の音楽や文化についてツイートしている。
その中でも良く出てくるのがアーバンギャルドというバンドだ。

活動は長い様でメジャーデビューもしており、トラウマテクノポップという謎のジャンルを自称している。毒々しい見た目に過激で理解できない歌詞が受け入れられず大嫌いなバンドだ。

馬鹿な女が構って欲しくて聞く典型的なメンヘラごっこ乙と思っていた。

調べる内に楽曲は文学や映画、クラシックや漫画などの諸文化からの引用が多い様で多彩な知識が問われる様だ。

自分はアニメ文化以外殆どのジャンルが分からない。しかし彼女は月に数回演劇を鑑賞し、オペラや落語にも造詣が深い様である。楽器も弾ける様で音楽に詳しくライブにも行っていた。好きなラジオはグッズを複数購入する程の様だし、アニメも行ける口のようでジブリの最新作も見ているしAKIRAが好きな様だ。文化的な趣味だけかと思えばアウトドアやスポーツも嗜む様だ。

ああ、また私は負けている。劇団四季や宝塚歌劇団なんて名前しか知らないし、落語はアニメの仕事で初めて聞いた。流行りの音楽やラジオは分からないし読書も漫画以外ほとんど読んだ事はない。映画館だって足を運んだのはいつだろう。楽器なんて習った事もなくリコーダーくらいしか触った事がない。

趣味がある人は多分裕福で育ちが良いのだろう。小さな頃から文化的な生活や教育を受けていないと美術や音楽を愉しむ事が難しいと思う。乏しい知識と経験では物事を愉しめる範囲が狭い。幅広い分野での経験と知識こそが新たなジャンルへの楽しみ方を広げるのであろう。

何をするにも真っ先にお金が幾ら掛かるのかを考えてしまう。このお金で生活費が賄えるのに、何食食べられるのにと考えてしまう。

生まれながらに私は負け組なのだ。


彼女が先日、スカート革命のワンピースを着ていた。白い肌、細くて長い手脚、ストレートの髪の毛、全部私にはない物だ。

何一つ持っていない私にはスカート革命は来ないのだろう。

絶望感に苛まねながら明日もズボンを履いて働こう。

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