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主体的に学習に取り組む態度 評価実践「全員バレー」

 実際に、主体的に学習に取り組む態度を評価するにあたり、どのような授業実践を行っていけばいけばいいかを紹介していきます。

実践内容「全員バレー」

 今回は「全員バレー」を取り上げます。これはバレーボールの単元の最後に取り組んでもいいし、アメプロで考えていてもいいし、一度バレーボールに取り組んだことがあれば、どのタイミングでも実施可能です。

 全員バレーとは、自分たちで全てを決めて、バレーボールの試合を行うことです。「なんだ、普通じゃん」と思うかもしれませんが、目的を明確にするだけで、しっかりとした授業になります。

目的

:味方も相手もみんなが楽しめ、参加できる場を作る

 まずこれが大前提です。人数によりますが、1つのコートに1クラスで設定していきます。体育委員が中心となり、全てを決めていきます。メンバーもルールも自分たちで決めます。

流れ

ルールの設定

試合

ルールの見直し

試合

まとめ・振り返り

使用ボール

:ソフトバレー、体育用バレー、競技用バレー

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 このボールめちゃめちゃいいです。結構打ってても手が痛くなりません。おすすめ。モルテンの回し者ではありませんが・・。少しずつ買い足していくといいと思います。僕がくる前から買い足してくれていた大先輩に感謝。転勤先の先生、今からよろしくお願いします。

人数

:6人制なのか全員入るのかその辺もきめさせます。

そのほか

正規のサービスのラインでは届かない場合は、コートの中からサービスし  ても良いなど、色々なルールを子どもに考えさせました。またローテーションの有無、レシーブの際のキャッチの有無などさまざまな事について考えさせてルールを決めさせます。最初は、とりあえずそのままでいいのでは?という結論になりそうになったので、「目的に沿ってる?」と投げかけながら、考えさせます。で、試合。という流れに入っていきます。プリントは下に。


 目的に沿った考えができているかを「主体的に学習に取り組む態度」の評価に入れます。毎回の授業での取り組みを評価に入れるパターンと今回のように、1回の授業に対してどのようにアプローチできるかの2つのパターンを用意することが縦にも横にも幅の広い評価につながると考えています。

 この授業で子どもたち自身がどれだけ工夫できるかが、「生涯にわたっての豊かなスポーツライフ」につながるんじゃないかなと考えています。どんな人が集まっても楽しんでスポーツするってどうすればいいのか考えるきっかけになればいいなと授業をしていて感じました。

この授業は、1回きりの投げ込みでもできるのでおすすめです。

では。




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