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私の憧れの方「有元葉子さん」の本に思いを寄せて…わたしの本棚

私は小さい頃から本が大好きだ。

母曰く、何歳か分からないが小さい時に、夜中に母が目を覚めると、真っ暗な部屋の中で布団の上に座って、何かの本を読んでいたらしい。

「これはアカン!目が悪くなる!!」と思った母は、私に注意をして、どうにか本を読むのをやめさせたことがあるらしい。

大小別にして、どこに行くのにも本を持っていったり、大人になって自分で買えるようになると、通勤途中で本や雑誌を買って読んでいた。

それくらい好きなのだが、有名な本や難しい本を読破しているわけでもなく、ただただその時自分がハマった本を読んでいるだけなのである。

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今持っているが、読んでる、途中、読めてないもの含めて、本棚に収まりきれず、あちこちに本のタワーができているのが残念すぎる。

雑誌なら、内容により“旬”があるので、ある程度時期が過ぎて、もう読まないなと思うと手放せるが、その他の本は“捨てるつもりで買ってないので、捨てない”という“ほぼ一択”状態なので、なかなか手放せない。

後から買える本もあるというが、実際次に「アレ、やっぱり要るわ!」と思っても、絶版になってたり、キレイな中古ならまだしも、ボロボロか、最悪手に入らないこともある。

だから、なかなか本を手放せず、片付けられないくせに、どんどん買ってしまう。

だから“本棚”といっても、本棚に入り切らない本が部屋のあちこちにあるので、厳密に言うと違うかもしれないが、それも含めて、把握、記憶しているものを書いていきたいと思っている。

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私が今持っている本は、主に20代以降に購入したものになる。

ある休みの日に、本屋さんへ行った。

すると、とても美味しそうなバケットのパンの上にトマト等色々な野菜や肉類がサンドされたものが、皿にオシャレに盛り付けられた、料理雑誌を見つけた。

それがあまりにもおいしそうだったので一瞬にして釘付けになり、少しパラパラと見た。

私はすっかりその雑誌に心を奪われて、残り一冊だったこともあり、早速買って帰った。

それは「ドニチェフ Number4」…土日+シェフの造語を付けられたタイトルの第4号だった。

その雑誌は、主に私がその本に出会った時から私淑している、有元葉子さんが色々レシピ等書かれており、「こんなステキな人がいるんだ!」と憧れた。また料理雑誌の内容としても、私みたいな不器用な者でも一度作ってみたくなるような、オシャレな料理が載っており、何度も何度も読んだ記憶がある。

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その後、前号3冊も読みたくなり、No.2と3はどうにか手に入れられたが、No.1は普通に買うことができなかった。

そして他の人に頼んで、No.1を何とか手に入れて読んだ。これから出るであろう、No.5以降もとても楽しみにしていた。

ところが、いざ次号が出ると、タイトルが変わってしまい、有元葉子さんは出なくなってしまった。全体的に好きな雑誌だし、それはそれで悪くはないのだが、有元さんの記事が全く読めなくなったことが、残念でならなかった。

しかし、タイトルや大きさは変わってるが、現在も定期購読を続けている。正直、管理しきれていないが、やっぱり時間がかかっても読みたいし、毎年末の付録のカレンダーがオシャレでステキなので、気にせず買っている。

いつか整理して、今も初期から一部番号順に並べてるのを更に追加したいと思っている。(このいつかいつかって言ってる間は、なかなか片付けられないのだろうが…。)

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有元さんをドニチェフから見失って以降、そこから彼女の本をひたすら買うようになった。料理本だけでなく、エッセイなども含めてほぼ全て買い揃えた。昔の本も、手に入る限り、手に入れた。

ただ、とあるスパゲティ(パスタ)の本だけ、何度も買うか迷ったが、買わなかった。

…単に私の苦手な食材オンパレードなレシピが多く、作るのも食べるのも難しいと思ったからである。

彼女の本を読んでいると、気持ちが良いほどの潔さ、背筋がピンと伸びる感じ、センスの良さ、料理道具などへのこだわり、暮らし方など、私の知らない世界へ連れてってくれるのである。まさに目から鱗とはこのことだ。

その中でやっと先日、長年の夢を果たしたのが、カーテンを変えることだった。

▽その時のことが載っている記事はこちら

ちょっとしたことだが、何だか部屋が広く感じ、今まで困ってた問題も合わせて対処できたので、やって良かったと、つくづく思う。

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有元さんは東京以外にも、長野県の別荘やイタリアのおうちも持っていらっしゃる。

今の私にはそんな生活は色々な意味で難しいが、憧れたり少しでも近づけたりすることはできるかもしれない…と思い、外国暮らしや別荘を持つことだけにフォーカスせず、マネやできそうなことだけでもやれたらいいなという気持ちで読んでいる。

すると日常の中に、非日常が生まれて、とても豊かな気持ちになれるのである。憧れたって良い(大谷選手と真逆だが)、同じようにできなくったって良い。何か参考になることや、やってみたいことに挙げられるだけでもステキなんじゃないかと、有元さんの本を読んでいるといつも思う。

有元さんは私から見ると、ストイックに見えるので、スチャラカな私には到底及ばないことだらけだが、レシピでもできそうなものを作って、同じように盛り付ければ、「私にもこんな料理が作れた!!」と嬉しくなるものだ。

…ただ私は美味しいと思っていても、夫が「何か甘いなぁ…。」等と言うことがあると、お気に入りレシピを作るのをやめざるを得ないことがたまにあるのが、残念すぎる。

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有元さんの昔の本でも、改めて旅行の話や、イタリアの話を読むと、とても楽しい。

私もイタリアには行ったことがあるが、ツアーなので有元さんのされているようなイタリア旅行ではない。自分の記憶と重ねながら読んでいると、色々な思い出が蘇ってくる。私も有元さんみたいにイタリアに旅行に行ってみたいと、改めて思うのである。

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有元さんは今でも精力的に本を出されている。歳は重ねていらっしゃるが、お元気そうで、ファンの私も嬉しい。新刊が出る度、予約注文している。

中には、基本同じことが書いてるのでは?と思われる人もいるかもしれないが、私はそれでも良いので、有元さんが出版する限り、払えるお金がある限り、買いたいと思っている。

そこには若かりし頃からの私の憧れ、希望が詰まっており、肉親とは別の教えがあるので、気にせず購入し、これからも読み続けたいのである。

まだまだ読めていない本もあるが、読むのをずっと楽しみにしているのである。


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