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#鳥のこと

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野鳥を見ることの楽しみみたいなものなど、徒然書いてみます。
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「スゴい写真」って?

「スゴい写真」って?

…何なのだろう?スゴい写真。

最近、非常に優れた野鳥の写真を多く見るようになった。
瞬間がもう凄くて、動きはしっかり静止してるし、ピントはピシッと合ってるしで、自分なんぞはもう脱帽するしかない。
それが例え、最新のテクノロジーも重なっての結果だったとしても。

良い事には違いない。
鳥の生態をみる上でも貴重な資料だし。
…ただ自分としては、鳥見はもっと気軽に、そして広範に広まっていってほしいと思

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終わらない夜は、ない

終わらない夜は、ない

前夜(桃花鳥)

…さだまさしの歌には「反戦曲」が多く存在する。
その事は以前にこのマガジンでも書いた。
この「前夜」も、反戦の意思を込めた曲と言えるでしょう。

「桃花鳥」と言うのは「トキ」の別名です。
とうかちょう、とは読ませず「ニッポニア・ニッポン」と読ませるところが、いかにも彼らしい。

この曲が作られた当時、国内のトキはほぼ絶滅状態一歩手前でした。
私も見に行ったことがありますが、大きな

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コンデジで撮る鳥

コンデジで撮る鳥

被写体は様々ありますが、野鳥を撮る機材程、凝ってしまうと湯水のように金がかかるものも少ないでしょう。

私のような貧乏人には、高価な機材なんて夢でしかありません。
なので必然、超高倍率ズームを選択することになります。

OLYMPUSから出ていた「SP100EE」は、バードウォッチングに特化したコンデジと言え、中々に凄いカメラでした。
ペンタ部の「照準器」が、とても便利で実用的でしたね。
惜しむら

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シラサギが帰って来ました

シラサギが帰って来ました

最近の野鳥に関する不思議。

やたらと鷺が増えたこと。
それもコサギからダイサギまで。
元々カワウやらゴイサギは良く見かけてたのだけど、白鷺は昔ほど見なくなっていたのに。

白鷺が減ったのは、おそらくは水田の激減。
群馬中央部で取れる米は、正直言ってしまうと、あまり美味しくはない。
誤解を避けるために書き足すと、北西部の倉渕や、水上の藤原地区等の米は美味い。
原因は複数あるが、ともあれ、中央部の水

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身近な自然たち

身近な自然たち

どうも聞きなれない鳴き声がしていた。
夜に限って鳴き出すのだが…どうも犬の吠え声とは違うらしい。
単調な繰り返しなので、子犬だろうかと思ったのだが。

これはどうやら鳥の声で、夜のみ鳴くのだからフクロウか何かだろうと目星をつけた。
ネットで探してみると、どうも「アオバズク」らしい。

山で聞いた声ではあるが、家の中で聞いたことは無かった。
へえ、環境の変化かねぇ?と思ったが、ウィキでみると平地にも

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野鳥(とり)たちよ!

野鳥(とり)たちよ!

温泉で有名な草津町へと抜ける山道を、車で走っていた時のこと。
路上で何か小さいものが動いているのを見つけた。
車を止め、近づいてみると、それは小鳥だった。
車にはねられたか、木から落ちたかはわからないが、息はあった。
ただ、意識が混濁しているようだった。
脳震盪のような状態だったかも知れない。

捨て置くわけにもいかず、上着のポケットに入れ、シートに置いておいた。
そのまま車を発進させ、10分程度

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「?」なヤツが多すぎる

「?」なヤツが多すぎる

たまには少し愚痴を。

白鳥の飛来地に撮影に行った。
飛来地は、保護団体の人が管理してくれていて、給餌をしたり、監視をしたりしている。
バードウォッチャーの片割れとしては、嬉しい話だ。

ほとんどの人がマナーを良く守って、静かに観察をしている。
保護団体の人の物腰が丁寧で、その柔らかさが見物人を優しくさせるんだろう。

群馬には他に飛来地が数ヵ所あるけど、私が知る限りみなマナーが良いと思う。
野鳥

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小諸へ…②

小諸へ…②

今年最後の小諸行きになりますね。

「1~2ヶ月に一度、小諸に行って撮影する」
…と、目的を自分に課して、自分と小諸との関り合いみたいなものを見つけようとして来ました。

青臭いことではあるけれど、物事やってみて色々と(目的と関係が無くても)分かることもあります。
実際に高峰高原に久方振りに登ってみて
「ここで何度も、繰り返し撮影してみたい」
…と感じたりしました。

四季それぞれ、時間によっても

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小原玲さんを偲ぶ

小原玲さんを偲ぶ

…本当に人生というのは何が起きるかわからない。

動物写真家の「小原玲さん」が亡くなった。
享年六十才。
私自身、彼と何の面識も無いのだけど、出身地が同じであり、時折作品展が開催されるので、一度足を運びたいなという思いはあった。
もちろん、動物たちを愛し、写真を生涯愛し続けていた彼に惹かれていたことは言うまでもない。

富岡市の自然博物館で開催されている企画展に行くのを楽しみにしていた。
満を持し

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鳥と人と

鳥と人と

「ウッド・ノート」(小山田いく 著)という漫画があります。
おそらくは漫画史上初(世界中探しても)の「バードウォッチングを題材にした作品」だと思います。

小山田いく作品は様々見てきましたが、週刊でリアルに見てきた作品は2つしかありません。
その一つが「ウッド・ノート」です。

元々自然が好きで、動物が好きなので、それですぐに…というわけではなく、鳥見歴はそう長くありません。
短いトレッキングで「

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ようこそ!

ようこそ!

「ヒレンジャク」という野鳥をご存じでしょうか?。
遠く大陸北東部からやってくる、冬鳥です。

何年前からでしょうか?。
私の住む地域の公園に、彼らがやってくるようになったのは。
日祭日ともなると、超望遠レンズを携えたバーダーが、彼らを目当てにやって来ます。

私も俄バーダーなので、彼らが渡ってくるのは知っていました。
ただ今回は、購入した「標準ズーム」のレンズテストでやって来たので、望遠が足りませ

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