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在宅ワーク4年で築いた、シャイでも安心のコミュニケーション

こんにちは!LINEヤフーコミュニケーションズ クリエイティブ部イラストチームです。

お家で主に勤務されているみなさんは、一緒にお仕事している方と普段どのようにしてコミュニケーションをとっていますか?大切にされていることはありますか?メリット・デメリットはどんなことが思い浮かびますか?

クリエイティブ部の別チームから「イラストチームのコミュニケーションは在宅ワークという環境をポジティブに生かし工夫している印象。具体的に紹介してほしい」という嬉しい声がありました。

そのことがきっかけで、少しでも誰かの役に立てたらと思い、私たちのコミュニケーション方法をシェアすることにいたしました。もし良かったら読んでいただけると幸いです!


在宅ワーク5年目に、孤独感はなし

イラストチームは2020年4月ごろから在宅ワークがはじまり、もうすぐ5年目を迎えます。中の人(この文章を書いている人)的に、在宅ワークは仕事に集中できますし、黙々と静かな環境で仕事したいタイプなので合っているな〜と感じています。性格もシャイなので、slackやZOOMで会話できるのはとってもありがたいのです。

ですが客観的に考えると、誰かが機会をつくらない限り出社よりもコミュニケーションの時間は減りそうですよね。人によっては【孤独感】を抱くことも。

「表情が読み取れない、どう思わせちゃったかな」
「ここがわからない…誰か助けて〜!」
「この案件について相談したいけど、今◯◯さん大丈夫かな?」など
コミュニケーションに不安を感じたこと、ありませんか?

今後のことを見据えると、在宅ワークを取り入れている環境でも新しい方が安心してジョインできるようにしたいですし。1人ひとりが気軽にお話し、相談し、より楽しく仕事ができるコミュニケーション環境をチーム一丸となって創りあげてきました。とにかく誰も置いていかないように、どんな環境でもみんながベストを尽くせるように、という願いを込めて。

実際に何をしたの?ということで、コミュニケーションの目的を【業務相談系】【雑談・コミュニケーション系】の2つに分け、各々ご紹介しますね。

私たちがオンラインコミュニケーションで利用しているツール
zoom
利用用途:画面を共有したい時、口頭で話したい時
slack
利用用途:日頃の連絡、カジュアルな相談


コミュニケーション【業務相談系】

■ ZOOM相談室

日々の「困った!」に随時対応できる場所。ZOOMを使用して、画面共有でクリエイティブを確認しながら話ができるのでとってもスムーズです。3人よれば文殊の知恵、積極的に助けてくれるメンバーばかりなので安心!

■ 質問ヘルプチャンネル

気軽に誰でもなんでもSlack上で相談できるチャンネルを用意しています。例えば「色味、フォントもう少し変えたらよくなるんだけど…」ふわっとした考えがあるとき意見を求めることができます。メンバーがサンプルをつくってくれることも。考えを整理、言語化できますし、みんなの知識と優しさであふれたチャンネルです。

■ 勉強会/質問会/うきうき共有会/クロッキー会/TIPS共有

スキルアップや制作物のクオリティ向上を目的として、定期的にメンバーがZOOMに集まる機会を設けています。

例えば【勉強会】では直近、『マーケティング』をテーマに"KPIツリー"について学びました。今も業務内におけるいろんな場面で役に立てています。ちなみにこの勉強会では別部署の方をゲストに招いたのですが、このように横のつながりが広げられるのもいろんな部署・人材が活躍しているLINEヤフーの強みでもあると感じます。

質問会】では前もって質問を募集。ZOOMを通して教え合い、解決をしています。例えばこんな質問がありました。「レースのリアリティの出し方・質感の出し方など知りたい」それに対して誰かが答え、解決を目指すのです。いろんなスキルを持ったメンバーが集まっているからこそできるコミュニケーションの方法ですね。

また、【うきうき共有会】では数名ずつ自分の制作物について「どう工夫したのか」「何を軸に創ったのか」など共有しあっています。その場でみんながあれこれ感想を言ったり、ZOOM内のチャットでコメントするので自分の制作物を客観的な視点で再検証する機会にもなります。ちなみに文字デザインについての記事も、この共有会での内容を参考に文章化したモノです。


■ アイデアWS

「LINEスタンプがみなさんのコミュニケーションの役に立つために何ができるか。どんなスタンプを作ったら良いか」「こんな機能があれば良いかも」「このキャラクターを活かすためには?」など題材はさまざま。

自由な発想でアイデアを出し合っています。アウトプットを通して自分の考えをまとめることができますし、それに対しみんなで肉付けしたり意見をだしたりするので、アイデアがブラッシュアップされてとても良い機会だと評判です。


コミュニケーション【雑談・コミュニケーション系】

■ 談話室

雑談からアイデアが生まれてくることもある。という考えから「相談」とまではいかないけれど気楽に話したいときに使えるZOOMがあります。

■ 昼会

業務進捗状況の共有などを行い、チーム・メンバー間での目線合わせをしています。今困っていることを話すことでスムーズな解決に繋がることも。

ちなみに普段からもトレンドを自由につぶやくslackチャンネルがあるので、気軽につぶやけるのも良いですし、2週間に1回の頻度でslackチャンネルにあがったトレンドの紹介もしています。

■ スクワットやストレッチ

健康も大切!ということで希望者のみZOOMに集まって毎日スクワットをしています!必須参加ではないのでご安心くださいね。

また、昼会で週1なんらかのストレッチ動画をみんなで見て運動してます。佐賀弁のラジオ体操がチーム内で特に人気です!!!!!


クリエイティブ部としての取り組みも

上記では、イラストチーム独自のコミュニケーション方法をお伝えしましたが、次にクリエイティブ部全体の取り組みも紹介します。

■ Thank youプロジェクト

直接「ありがとう」を伝えることもありますが、ちょっぴり恥ずかしいとき、改めてお礼をちゃんと言いたいときなどslackのワークフローを使って「ありがとう」の感謝を伝える機能を設けています。届くとなんだかほっこりしますし、嬉しいモノですね。

感謝を送った相手以外、見えない仕組み

■ 日報で報告する「Good & New」

Slack上に投稿する日報で、業務の進捗報告とあわせて自分の身のまわりで起こったハッピーな出来事やおすすめしたいお店、曲など自由にシェアしています。それを【Good & New】と呼んでいます。生活における耳寄り情報や人となりを知る良いコーナーです。もちろん何も書かない日があったって問題なし。


大切なことは「ハードルを下げること」

いろんなコミュニケーションの取り組みを紹介しましたが、すべてにおいて大切にしていることがあります。それは「とにかくハードルを下げること」です。臆せず気楽に投稿・声掛けできるように、無視されない、誰も置いていかないことをみんなで心がけてきました。

とにかくハードルを下げること」を実現するために、2つのことを特に意識しています。

①リアクション用の絵文字を積極的に使う

slackでもLINEでもリアクション機能がありますが、リアクションがあるかないかで気持ちも違ってきませんか?自分の投稿した文章にサムズアップや笑顔のマークが彩られると、ちょっぴり嬉しいなと感じます。「◯◯さん、読んでくれたんだ」「今こんな感情なんだ」など

リアクションがあると、ホッとするの…

②お互いを尊重する

考え方も仕事の仕方も10人10色。いろんな個性があるので1人ひとりを尊重し日々仕事しています。みんな穏やかで謙虚で優しい人たちの集まりなので、居心地も良く、だからこそ快適な在宅ワークが今日もできているのだとしみじみ感じます。

クリエイティブ部は在宅ワークの方が多いですが、会社としてはハイブリッドな働き方なので必要あればたまに(人によっては年に数回)出社してオフラインコミュニケーションをとることも。普段会えないからこそ、そのときの感動はひとしお。たまに会う良さもあります。直接会うのは初!のときは、オンライン上でたくさん一緒に仕事をしてきたメンバーであっても「はじめまして~」から会話がスタートするのはちょっぴり面白いです。

文字としてまとめてみると、みんなでたくさんコミュニケーションの場をつくったんだ。と実感がわき、不思議な気持ちになりますね。概要から目的まで伝え、当たり前に浸透するまで、いろんな試行錯誤・挑戦・行動があったな。と振り返ることができました。

組織によって最適なコミュニケーションは違うと思うので、この記事が皆さんのコミュニケーション設計の参考になれば幸いです。

さいごに
   コミュニケーションの"カタチ"は無限にあると考えています。

次の5年でクリエイティブ部のコミュニケーション方法はどう変化していくのか今から楽しみです!

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