マチナカ読書会

主としてオンラインで展開している読書会のnoteです。このほど、個人noteから独立さ…

マチナカ読書会

主としてオンラインで展開している読書会のnoteです。このほど、個人noteから独立させました。

マガジン

  • Twitter連動企画①:内田義彦『社会認識の歩み』を読む

    Twitterスペースと連動、フォローアップする記事をまとめています。

  • Podcast連動企画

    Podcastで話したこと、話したいことを綴ったnoteを集約しています。

最近の記事

  • 固定された記事

【固定記事】マチナカ読書会へのお誘い

こんにちは。 この「固定記事」では、Twitterプロフィールの固定記事とも連動させた、当「マチナカ読書会」へのお誘いについて書いています。ご覧いただいた上で、参加をご検討くださいますと、たいへんうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。 「マチナカ読書会」とは「マチナカ読書会」は、Discordをベースに展開している、主としてオンラインで開催されている読書会のグループで、「しょうじ」が主催しています。 オンラインでの活動履歴は比較的長く、「マチナカ読書会」を名乗る

    • セクハラとセクシャルハラスメントの「あいだ」~日本語の問題解決能力について

      「ことば」には、ある問題を発見・提起して、解決へと導く「力」が宿されていると思います。正しく「問い」として提起されなければ、それは解かれることはありません。耳慣れないことばというものは、新しい問題として発見・提起されているがゆえに「耳慣れない」、つまり、それまで問題として感じ取られていなかったということだろうと思います。しかし近年、日本語が本来的に有しているはずの問題を発見し、提起して、解決へと導こうとする「力」が、いささか弱くなっているように思うのです。本稿では、そのことに

      • 【開催報告】千葉雅也著『現代思想入門』読書会~①はじめに

        こんにちは。昨日(24/03/26)20:30から22:20ごろにかけて、Twitterスペースにおいてオンライン読書会を開きました。今回のnoteは、その開催報告としてまとめています。 目次からはじめに 今なぜ現代思想なのか -今なぜ現代思想を学ぶのか -入門のための入門 -ポスト構造主義とポストモダン -構造主義 -二項対立の脱構築 -グレーゾーンにこそ人生のリアリティがある 今回は上記について実施。集まった人同士で本文を音読した上でコメントし合うという体裁を取りま

        • スペース連動企画:内田義彦『社会認識の歩み』を読む③~「はじめに」③

          こんにちは。 本日(24/03/20)19時ごろから、Twitterスペースにて少しお話しをさせていただきました。このnoteは、その簡単な「まとめ」となります。この企画では、岩波新書の『社会認識の歩み』(内田義彦)について講読し、若干なコメントを添えていった上でnoteを残すという体裁をとっていきます。お読みくださいますと幸いです。今回読んだのは、p.5の11行目からp.9の6行目までです。 録音データはこちら からお聞きいただけます(5分56秒から話が始まります。ホッ

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        【固定記事】マチナカ読書会へのお誘い

        マガジン

        • Twitter連動企画①:内田義彦『社会認識の歩み』を読む
          3本
        • Podcast連動企画
          0本

        記事

          スペース連動企画:内田義彦『社会認識の歩み』を読む②

          こんにちは。 本日(24/03/07)13時ごろより、Twitterスペースで、第2回となる「内田義彦『社会認識の歩み』を読む」の回を開きました。このnote記事は、それをフォローアップする意味で書かれているものです。第1回めの記事については、以下からご覧いただけます。 テキストのAmazonのリンクはこちらです(今回はKindle版の在庫へのリンクです)。 今回は、まず1回めの内容をざっと復習しました。カバーの折返しにある紹介文と、目次を朗読した後、前回からの続きを読

          スペース連動企画:内田義彦『社会認識の歩み』を読む②

          「われ・われ」の拡張に向けて

          こんにちは。 Eテレ「100分de名著」のローティ回『偶然性・アイロニー・連帯』(朱喜哲さん解説)が終了しました。学ぶべき点は数多くありますが、ここでは「わたし」と「わたし」(=「われ・われ」)の「・(ナカグロ)」が取れて、いかにして「われわれ」が形成されるのかについて、「一緒に考えてみませんか」という「呼びかけ」の試みをしてみようと思います。だいたい、1000~1500文字程度で終わらせる予定です。 これは、もしかするとルソーの言うところの、全体意思と一般意志の違いにつ

          「われ・われ」の拡張に向けて

          「戦争トラウマ」に抗うということ

          こんにちは。 カウンセラーの信田さよ子さんが朝日新聞に出された記事が、Twitter等で「プレゼント」されていて話題になっています。私は、小川公代さんのツイートでそれを拝見する機会を得たのですが、とても考えさせられる内容でした。 1995年に開業された当時に信田さんの元を訪れた40代の女性クライアントたちが受けていた暴力が、他の世代とは質を異にしている点から、それが「戦争トラウマ」に起因していると気づいた、しかしそれに気づくには、とても時間がかかったという内容でした。

          「戦争トラウマ」に抗うということ

          【読書会日程】2024年3月~4月度について。

          こんにちは。 今回は、取り上げるテキスト別・開始日程順に、主催する読書会の日程を発表いたします。ご参加については、いずれも私の Twitterアカウント 宛てにお問い合わせないしお申し込みをしてください。よろしくお願いいたします。 1)歴史学のトリセツ:最終回2月27日(火)20:30から、Discordサーバにて。 2)100分de名著を語ろう:ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』④2月29日(木)21:00から、clubhouseにて 3)宮本輝『慈雨の音』宮本輝

          【読書会日程】2024年3月~4月度について。

          いま、読書会とは④

          こんにちは。 今回は、「語る/話す」(以下、「語り」としてまとめます)を促すために必要な、「ていねいに聴く」ための技法の一端を書いていく予定です。あくまで「一端」ですので、これから書くこと以外にも、語りを促す方法はあると思います。むしろ、そういう実体験があるという方にはご教示を乞いたいと思っています。 さて、今回の話には、ある「前提」あるいは「仮定」があります。それは、語りが促進されるためには、「自分の語りは、しっかりと受け止められている」とか「興味を持たれている」という

          いま、読書会とは④

          ネットでの活動について、考えてみた

          こんにちは。 かつて「パソコン通信」があった頃から、ネットでいろいろと活動をしてきました。近々年齢的に大きな節目を迎えることとも関係がある気がしますが、一度考えてみようと、このタイトルを入力してみました。ざっと振り返ってみたり、今後の展望について書いてみようと思います。 前史としてのパソコン通信時代(ニフティサーブ)のことは、今日は割愛します。インターネットとして、多くの人たちが参入したのは、Windows95が発売されて以降のことだろうと思いますが、もう1つの契機はSN

          ネットでの活動について、考えてみた

          スペース連動企画:内田義彦『社会認識の歩み』を読む①

          こんにちは。 昨日(24/02/23)開始した、Twitterスペースでの「内田義彦『社会認識の歩み』を読む」について、文字ベースでフォローアップするためのnoteとして、本記事を作成しています。 ※昨日見た時には、紙の本は在庫されていませんでしたが、復活したようですね。 本著は1971年刊と、それなりに旧い本ではありますが、社会思想史を通史的に学ぶのには適しているものと考えて選書しました。同年の市民講座での講義が元となっているため、読みやすい文章になっています。 今

          スペース連動企画:内田義彦『社会認識の歩み』を読む①

          いま、読書会とは③

          こんにちは。 「いま、読書会とは」という共通のタイトルでの第3稿めとなりました。過去の2回分については、以下からお読みいただけます。ご参照くださると幸いです。 ・いま、読書会とは① ・いま、読書会とは② この一連の投稿で目指していることは、以下の2点です。すなわち読書会とは、①新たな自分との出会い直しが可能なコミュニケーションであると お伝えした上で、②自分でも読書会をやってみたいなと思ってくださる方が増えること。この2点です。今回も、①について述べていきます。 今ま

          いま、読書会とは③

          いま、読書会とは② 【追記あり】

          こんにちは。 私は読書会について、「ねぇ、聞いてよ。この本おもしろかったんだよ」から始めるコミュニケーションの一環であると考えています。前回の「いま、読書会とは①」では、そうしたことを示唆したつもりでいます。続く今回からは、読書会が切り開く地平について、少し考えていきたいと思っています。おつき合いくださいますと幸いです。 結論めいたことを先に申し上げます。読書会という「場」においては、人はほぼ必ず、「新たな自分」と出会い直すことができます。それは、「思いがけず行われてしま

          いま、読書会とは② 【追記あり】

          いま、読書会とは①

          こんにちは。 私の印象では、読書会はいま、何度目かの「ブーム」にあると感じています。以前ですと例えば、2015年に『週刊エコノミスト』誌が特集をしている記録があります。これはKindleで購入していて、私の端末に沈んでいます。 その後にも、猫町倶楽部の主催者である山本さんが、『読書会入門』を著しています。これが2019年。 つまり、ほぼ5年の間隔で今に至るのですが、この「波」は単発のものではなくて、連続したものと私には思えます。最初のものの時には、ビジネスマンを中心とし

          いま、読書会とは①

          テストとごあいさつ

          こんにちは。 今まで、しょうじとしてもnoteを書いてきましたが、このほど読書会の部分を独立させたnoteアカウントとして、こちらを運用することにいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。 旧来のnoteアカウントは、主として連作「熾火」の発表・掲載媒体として機能させていくこととなると思います。読書と読書会関連のnoteは、このアカウントで発表することとして、適宜「はてなブログ」も使い分けることになります。 また、DiscordやLINEオープンチャットとも連動させ

          テストとごあいさつ