苺泥棒

映画好き。音楽も好き。芸術大学のデザイン専攻科卒、プロのニドネスタ(二度寝が大好な人)…

苺泥棒

映画好き。音楽も好き。芸術大学のデザイン専攻科卒、プロのニドネスタ(二度寝が大好な人)。20代をヨーロッパで過ごす。頭の配線がどこか間違っているらしく勘違い&空耳多目。

マガジン

  • 旅行は修行だ。

    一人旅でもグループ旅でも修行だ。海外一人旅なんて荒行以外のなんでもない。

  • 手のひらの恐竜

    人間をダメにする恐ろしい生き物、小鳥の話。小鳥可愛すぎ問題。

  • 映画鑑賞が趣味ですって言ったら嘘って言われました。

    嘘じゃない。映画見過ぎで寝不足問題発生。TVドラマも見るよ。主に洋画と韓流映画。

  • 苺を盗んだのは誰だ。

    主に歩きながら考える色々なこと。

最近の記事

最近のデヴィッド・テナントさんドラマおすすめ

これから見る人の参考になればと思い、最近のデヴィッド・テナントさんドラマおすすめプレゼンシートを作りました。間違いがあったらごめん。 視聴可能なVODは変わることがあるのでご注意ください。

    • アジラフェルの選択:再び巡り合う日まで グッドオーメンズ2

      2019年5月30日に配信されたすべてが完璧なパズルのピースのように収まったラストで終わるグッドオーメンズS1から4年、S2はクロウリーが天使だった頃の宇宙創造のシーンで始まる。 このシーンでアジラフェルがうっかり漏らす「神の計画」はクロウリーには許せない計画だった。「神の計画」についてクロウリーが感じた怒りは彼が堕天使になった理由でもあり、直接的ではなくてもきっかけとして決定的だったと推測できる。しかしそのことをクロウリーはアジラフェルに伝えていない、きっかけが自分の言葉だ

      • 刑期を終えて出所した男が一人降り立ったのは「すばらしき世界」だったのか?

        刑期を終えて出所した男が一人降り立ったのは「すばらしき世界」か、それとも「すばらしき独房」か。西川美和監督による実話を元にした人間ドラマ。 この作品で出所した元犯罪者の生きにくさや行政システムの不条理に想いを馳せ、人生をやり直そうと奮闘する主人公三上(役所広司)の柔和な表情から極道のそれに豹変する演技を堪能し、彼を支える優しき市井の人々に心洗われラストに涙するのも良い。しかし見終わってしばらくしても心から拭えない棘がこの映画にはある。 殺人の罪で服役した三上は根が優しく正

        • 蛇とヴェルベット: アンソニー・J・クロウリーについて グッド・オーメンズ

          前回アジラフェルの天使的成長を語ったからにはクロウリーの成長も書かなきゃ、と思ったが、彼の場合は成長というよりも一途なアジラフェルへの思いが行動軸となっていることは間違いない。私に言わせればクロウリーは最初から天使への好意がダダ漏れだ。E1冒頭で雨よけに羽根を差し掛けるアジラフェルに近づくクロウリーの動きは完全に天使に好意がある。少なくとも鳥飼いの私にはそう見える。鳥は好きじゃなきゃ相手の脇に近づいたりしない。信用してない相手に近づけば頭を噛まれるからだ。 原作よりも天使と

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        • 旅行は修行だ。
          0本
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          5本
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          1本

        記事

          SOFT ANGEL :グッドオーメンズFANFIC

          ※TWITTERで公開した物と同じです。 最初にその写真の事を尋ねたのはアダムだった。アダムはあのアルマゲドンの日以来、たまにバスでロンドンへ来てアジラフェルの書店で怪しげな超常現象本を読むのが楽しみの一つになっていた。もちろん両親には秘密だ。 「この写真に写ってるの誰、こっちはアジラフェルだよね」 アジラフェルのデスクの上のラックに挟んである古いキャビネ版のモノクロ写真には、2人の男が写っていた。アジラフェルの隣は利発そうな目をした黒髪の若い男だ。2人とも笑っている。 「

          SOFT ANGEL :グッドオーメンズFANFIC

          We're On Our Own Side:天使の成長物語としてのグッド・オーメンズ

          月末にAmazonPrime配信開始されたニール・ゲイマンのThe Good Omens、創世記から友情を育んできた天使と悪魔がアルマゲドンから地球を救おうとするBBCのコメディドラマ。 天使や悪魔という超自然的存在を現代リアルへ移植することで生まれる機知に富んだユーモアとシニカルなジョーク、挟まれる不条理スケッチ風モノローグはたしかに英国コメディの系譜。そしてこの作品は天使と悪魔のラブコメでもある。ユーモラスに時にほろ苦く丁寧に描かれる、根は優しい悪魔クロウリーとドジな天使

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          ボードウォーク・エンパイア 欲望の街:性格俳優祭りのドラマですね。

          相変わらず1人でマイケル・シャノン祭りをしていて、彼の代表作と言われているHBOドラマのボードウォーク・エンパイア(2010~2015)を見始めた。禁酒法時代のアトランティック・シティ、町の実力者ナッキー・トンプソンのお話。マーティン・スコセッシ制作総指揮、禁酒法時代アメリカの大人の男性向けどろどろした裏家業ドラマである。脇役ウォッチャーでこの人を知らなかったら偽ウォッチャーとみなしていい、スティーブ・ブシュミがナッキー役。現在シーズン1の12話を見終わったが人生でこれほど毎

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          硫酸瓶と暮らした忌わしい日々の記憶

          かつて私は彫金で自営業をしていた。彫金過程には焼けた金属をきれいにするために薄めた硫酸液に漬ける作業がある。仕事を始めた時、液を用意しようと化学薬品を扱うお店でガラス瓶に入った500mlくらいの硫酸(希硫酸?)を買った。500円でお釣りが来たような気がする。必要な量はスポイト数滴だけだから、瓶はほぼ手付かずで物置に仕舞っていた。その後数年して物置を掃除した時、いつまでもこんな劇薬を置いておくのは怖いと思った。でもどうやって処分するのかわからない。引き取ってもらおうと購入したお

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          脇役ウォッチャー:マイケル・シャノンの黒い指

          マイケル・シャノン。「シェイプ・オブ・ウォーター」で黒く変色し腐った指がむっちゃ怖い所長を演じた人。ヤダもうその指!腐ってんだから捨てなさい!と思ったよね。当時、この人どこかで見た気がしたけど所長役が強烈過ぎてね、あれで記憶が上書きされてしまった。調べたら「ミッドナイト・スペシャル」の主役のシングルファーザー役など結構出演作を見ていて、「ああ、あの人ね。。」。「ミッドナイト・スペシャル」は超能力を持つ息子と彼を守る父親を描いた、派手さはないがインディSFらしい人間ドラマに重点

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