記事一覧
最近のデヴィッド・テナントさんドラマおすすめ
これから見る人の参考になればと思い、最近のデヴィッド・テナントさんドラマおすすめプレゼンシートを作りました。間違いがあったらごめん。
視聴可能なVODは変わることがあるのでご注意ください。
アジラフェルの選択:再び巡り合う日まで グッドオーメンズ2
2019年5月30日に配信されたすべてが完璧なパズルのピースのように収まったラストで終わるグッドオーメンズS1から4年、S2はクロウリーが天使だった頃の宇宙創造のシーンで始まる。
このシーンでアジラフェルがうっかり漏らす「神の計画」はクロウリーには許せない計画だった。「神の計画」についてクロウリーが感じた怒りは彼が堕天使になった理由でもあり、直接的ではなくてもきっかけとして決定的だったと推測できる
蛇とヴェルベット: アンソニー・J・クロウリーについて グッド・オーメンズ
前回アジラフェルの天使的成長を語ったからにはクロウリーの成長も書かなきゃ、と思ったが、彼の場合は成長というよりも一途なアジラフェルへの思いが行動軸となっていることは間違いない。私に言わせればクロウリーは最初から天使への好意がダダ漏れだ。E1冒頭で雨よけに羽根を差し掛けるアジラフェルに近づくクロウリーの動きは完全に天使に好意がある。少なくとも鳥飼いの私にはそう見える。鳥は好きじゃなきゃ相手の脇に近づ
もっとみるSOFT ANGEL :グッドオーメンズFANFIC
※TWITTERで公開した物と同じです。
最初にその写真の事を尋ねたのはアダムだった。アダムはあのアルマゲドンの日以来、たまにバスでロンドンへ来てアジラフェルの書店で怪しげな超常現象本を読むのが楽しみの一つになっていた。もちろん両親には秘密だ。
「この写真に写ってるの誰、こっちはアジラフェルだよね」
アジラフェルのデスクの上のラックに挟んである古いキャビネ版のモノクロ写真には、2人の男が写ってい
We're On Our Own Side:天使の成長物語としてのグッド・オーメンズ
月末にAmazonPrime配信開始されたニール・ゲイマンのThe Good Omens、創世記から友情を育んできた天使と悪魔がアルマゲドンから地球を救おうとするBBCのコメディドラマ。
天使や悪魔という超自然的存在を現代リアルへ移植することで生まれる機知に富んだユーモアとシニカルなジョーク、挟まれる不条理スケッチ風モノローグはたしかに英国コメディの系譜。そしてこの作品は天使と悪魔のラブコメでもあ
ボードウォーク・エンパイア 欲望の街:性格俳優祭りのドラマですね。
相変わらず1人でマイケル・シャノン祭りをしていて、彼の代表作と言われているHBOドラマのボードウォーク・エンパイア(2010~2015)を見始めた。禁酒法時代のアトランティック・シティ、町の実力者ナッキー・トンプソンのお話。マーティン・スコセッシ制作総指揮、禁酒法時代アメリカの大人の男性向けどろどろした裏家業ドラマである。脇役ウォッチャーでこの人を知らなかったら偽ウォッチャーとみなしていい、スティ
もっとみる硫酸瓶と暮らした忌わしい日々の記憶
かつて私は彫金で自営業をしていた。彫金過程には焼けた金属をきれいにするために薄めた硫酸液に漬ける作業がある。仕事を始めた時、液を用意しようと化学薬品を扱うお店でガラス瓶に入った500mlくらいの硫酸(希硫酸?)を買った。500円でお釣りが来たような気がする。必要な量はスポイト数滴だけだから、瓶はほぼ手付かずで物置に仕舞っていた。その後数年して物置を掃除した時、いつまでもこんな劇薬を置いておくのは怖
もっとみる