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第三回つらなる短歌連作談義

4/6に短歌コミュニティ「ヨミアウ」にて開催されていた、第三回つらなる短歌連作談義に参加しました。

事前に三首の連作を提出し、ゲスト歌人と主催である武田ひかさんが当日、気になる三作を発表してコメント。
その前段として(むしろメイン)、連作の作りかたや意識していることなど、普段めったに聞けないような内容がもりもりのトークコーナー!
最初から最後まで拝聴していたのですが、ものすごく楽しかったし面白かったです。ひかさん、素敵な企画をありがとうございます!

そして、光栄なことに、第三回のゲストである笹川諒さんに、わたしの連作を選んでいただきました。
実は「西瓜」第11号のともに欄で、笹川諒さんに「笹良」にて採っていただいていて、連続して嬉しい……!と勝手に舞い上がっておりました。
すごく個人的な話ですが、「西瓜」へ投稿している連作と、今回投稿した連作は雰囲気が違うので、笹川さんの選が重なったことそのものがおどろき。ありがとうございます!

揺らぎ

しっとりと筆ぬらしつつ両頬に火の粉のごとく血はかけめぐる

なぞるなら森のうらがわの点線を、そこにいのちがひかりだすから

月ふたつ抱えてしまった重たさに揺らぎはじめるキャンバスの海


提出するときは、三首連作って……どういうこと……!?と思いながらつくっていました。連作と聞くと、なんとなく五首以上はあるようなイメージを勝手にもっていたからです。世界観がぎゅっと凝縮されるぶん、どういう歌をどこに置くかがむずかしい気もします。
あまり深く考えずに詠みましたが、一番目、真ん中、最後、の重要ポジしかない……! もしかしたら五首とかよりもむずかしかったりして。
他に選ばれていた方々の三首連作もすごく面白くて、いろいろな人の三首連作を見てみたくなりました。

笹川さんの連作の作りかたに関するトークがほんとうに興味深くて、目から鱗なポイントもたくさん……!
連作で悩んでいる方もそうでない方も、ヨミアウのdiscordのアーカイブでぜひ聞いてみてください。聞くだけで面白いです。

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