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「もう公務員辞めたいな」って思ったら落ち着いて考えたいこと

私自身は新卒から12年ちょっと自治体職員をやってきました。その間に3回ほど、本気で仕事を辞めるか悩みました。そして3回目で実際に辞めたのですが、この選択にとても満足しています。

満足する結果を得るには、単に「辞めればいい」ということではなく、どういったプロセスで「辞める・辞めないを選択する」のかが重要になってきます。今回はそのあたりを書いてみます!


周りの声に左右される必要はない

例えば身近な人に「公務員を辞めたいなぁ」と口に出してみると、色々な反応があるんじゃないでしょうか。「せっかく公務員になったのにもったいない!」という人もいれば、「早く辞めてしまった方がいいよ!」という人もいるかもしれません。

しかし身も蓋もない話ですが、周囲の意見に耳を傾けることにあまり意味はありません。選択しようが選択しなまいが、成功しようが失敗しようが、結局は自分の人生のプロセスで引き受けることになるからです。これはあなたの人生の問題であり、それについて他の誰かが責任を持つようなことは不可能です。

もし身近な人に聞くことに一つメリットがあるとすれば、「人にあれこれ言われて左右されるようならその時ではない」と判断できる、ということかもしれません。

「今の仕事がイヤ」で転職すると失敗する理由

そんな一方で、「なんで自分は公務員を辞めたいと思っているのか」を探ってみることはとても役に立ちます。

よく言われることですが、「今の仕事がイヤだ」といったネガティブな理由で転職すると失敗する可能性が高まります。問題の解像度が低いのと自分軸がそこにないから、結局は周囲の状況に押し流されてしまいやすいんですね。

また転職エージェントさんの話なんかでもよく聞くのが、給与みたいな外形的条件で選択しても結局失敗する(またすぐ転職したりする)、というものです。いくら「仕事は仕事」と割り切ったところで、実際の私たちはもっと複雑性のある価値観で仕事と接しているんですね。

そして当たり前ですが、例えばもし自分が「今の仕事がイヤだから/給料が高いから、あなたと一緒に仕事がしたいです!」と言われたらなんとも言えない気持ちになりますよね。逆に「この仕事がしたいから、あなたと仕事がしたいから」と言われたらズッキュンときます!

そのために、「自分がどうしたいのか」をまずハッキリさせていかないと、うまく次のステップを選択できないのです。

転職や独立は手段!あなたが成し遂げたいことは何?

働くって要するに、「あなたの人生では何を成し遂げるのか」ということでもありです。

「仕事とプライベートは別」と割り切ったところで、仕事をしていけば否応なく誰かに影響を与えていくことになります。また正社員なら1日8時間、月160時間は仕事にあなたの人生を拘束されることにもなります。仕事はどこまでいっても人生の一部です。

だからこそ、転職にせよ独立にせよ、それはあなたが何かを成し遂げるための手段として捉えることが大切です。仕事、転職、独立、それぞれそれ自体は行為であって目的じゃないんですね。

なので「公務員を辞めたい」と思ったときにすべきとこは、「自分は何を成し遂げたいのか?」について改めて向き合うことになります。

今の仕事を続けることがそれに適っているなら続けることになるだろうし、そうでないなら新しい道を探すことになるんだろうと思います。

私が独立を選んだ理由の一つには、コーチングを通じて「自分軸で人生の選択をする人がもっと増えて欲しい」というのがあります。何かに抑圧されて日々を過ごしているより、自分軸で生きている人が多い世界の方が、絶対に楽しくて幸せだろうという確信があるからです!それに時間と経験をフルベットするなら独立がベストだろうと考えて選択しました。

「そう言われても今は分からない」という方も、大丈夫です。私も仕事を辞めたいと思ったけど辞めなかった2回はそういう状態でした。

自分なりにアタリをつけて色々と試しているうちに、少しずつ輪郭がハッキリとしてきますよ。内省と行動のサイクルが大切ですね!


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