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子育て知恵袋―お話はじまるよ♪絵本の話

2023/6/6(火):子育て知恵袋㉚

はじめに―絵本ってどどんなもの?

 絵本は楽しいのか?勉強の導入か?
 子どもを育てていくうえで多かれ少なかれお世話になるもの、絵本。
 絵本の取り扱い、取り入れ方ほど各家庭、親によって差が生じるものも珍しいのではないでしょうか? 
 あるパパ&ママから見たら絵本は「勉強」であり、正しく読むもの
 あるパパ&ママから見たら絵本は楽しいコミュニケーションの手段
 あるパパ&ママから見たら絵本は「先生が読む」もの
 あるパパ&ママから見たら絵本は外食の時に黙らせるためのもの
…そんな風に、どの家庭に買われるかどうかで絵本の運命は全く違うものになってしまいます。
 ある家庭にお邪魔した時に、子どもが学校で借りてきた本を並べて飛び石のように、本の上をジャンプして遊んでいる姿と、それを微笑ましく見ている母親を見てしまい…正直ゾッとしたことがあります。
 少し絵本について考えることで子どもの将来について考えてもらえたら嬉しいな…♡ 
 そんな風に思います。


本は大切に

 先に書いた事例、私的に大きな問題を感じているのでまずは触れさせてください。
 本はどうして踏んづけたらダメなんでしょう?
 それはきっと絵本でも、おもちゃでも同じことではあるのだけど、特に絵本や本には人の知恵が詰まった物であり、著者の知識、思考、思いやりが詰まったもの…知恵と教養、「嬉しい」「楽しい」の礎でもあるものなのではないでしょうか? 
 あくまでも私個人の意見、こだわりですが…教科書でも絵本でもビジネス本でも、見えない何か誰かの思いを踏んづけて、その中身の恩恵を享受しようだなんて、あまりにもムシが良くないか?と思います。
 そして子どもの将来の姿として、人様の頑張りや思いを踏んずけるような子どもに育っていくことを望みますか? 
 日々のそういった物の取り扱いは子どもの価値観のベースになることを配慮して、親の価値観も子どものあって欲しい姿であれるように意識し生活していくことが大切なのではないかな?と思います。

それぞれの読み方で

 では、絵本の読み方について考えてみましょう。
 保育士をしていて担任していた保護者さんにおうちでの絵本の取り入れ方について聞いてみると、
「先生が子どもの前で読んでいるように前に座って読み聞かせるようにしています」
という方が意外と多かったりしました。
 そう、あの「THE保育士さん」スタイルの絵本を顔の横で広げて読んでいるスタイルですね。
 園生活を見れる機会は、保護者さんにとって参観日などの限定的なものなのでそうなってしまうのでしょう…でも、保育士も少人数の子どもに対して読むときにはひざに抱いたり、同じ方向から一緒に読んでいるものなんです。 
 どうぞ、絵本を読むときは「こうするモノ!」と肩ひじ張らずに、お互いリラックスして楽しめることを優先して親子で絵本の世界を楽しんでくださいね。
(ちなみに私は、お母さんになれたら生後3カ月から、子どもと一緒に寝そべって絵本を開いてお話しするのが夢です♡)
 

答えの正しさではなく想像とコミュニケーションを

「絵本は寝かせるために使ってるから、興奮されたら困る」
「絵本内容を正しく答えられない」
…そんな言葉が聞かれることがあります。
 せっかく親子で絵本を楽しむのだから、
「正しい答えを出さないといけない!」
なんてプレッシャーを子どもに掛けることなく、ただその絵本の世界に身を置くことを楽しんでみてください。
 絵本を読み終えたら、感想や「この後どうなったんだろう?」なんて好きなようにおしゃべりをしてみると、子どもの意外な物の捉え方や面白がり方が見えてきたりして、我が子の可愛さをより感じられておススメです。
 また面白がることを取り上げないで、ゆっくり十分に夢を見る時間を親子で楽しんでみてくださいね。


想像が広がるおススメ絵本

 私個人のおススメの「イメージ爆広がり絵本」は安野光雅さんの「旅の絵本」シリーズ!
 描かれた風景の美しさはもちろんのこと、「その中の生活はどんなものだろう?」「どんな音が聞こえるんだろうね?」「この木はどんな花や実を付けるんだろう?」なんて想像は無限に広がります!
 良かったら是非!手に取ってみてくださいね。

今日はここまで!
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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