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ようやく「恋せぬふたり」を見ました。
1話、事前情報いっぱいの状態で見たので、普通に見れたのですが、あとからじわじわとメンタルが削られてきてですね…。
遅効性の毒みたいですね。
感想とか考察とかをまとめるつもりでしたが、しばらく考えず触れずにいようと思います。
1ヶ月のお休み期間を経て思うこと
2022年になってはや2週間が経ちましたが、わたしの時間はなかなか動き出そうとしていません。
昨年の9月ごろから、おそらく精神的な面からくる体調不良が続いていて、複数のパーソナルトレーナーや整体の先生や、カウンセリングの先生に、「調子が悪いんです」とこぼし続けてきました。
で、みんな一様に、
「それは自律神経が相当やられてますね」
というわけですよ。
ええ、ストレスとかね。色々ありますよね。
あなたが納豆を食べられないとして、
それは一体、どんな世界だろう。
あなたは納豆を食べられない。食べたくない。食べる気がしない。
さて、納豆を食べないあなたの家には、納豆がない。
朝ごはんは米派だけど、ふりかけとか梅干しがご飯のおともになる。
毎日美味しいご飯が食べられて幸せだ。
ところが、家から一歩出ると、あなたの平和な世界は脅かされる。
食べ物ネタは、会話のとっかかりとしては最適だ。
「納豆、食べないですね。」
と一言で
“普通”のクリスチャンがジェンダーとかセクシュアリティーについて語ることの難しさについて
「難しい問題だよね」
そんな言葉を何度口にし、耳にしてきたことだろう。
言うほど難しい問題だろうか。それとも、言っているだけだろうか。
実態は、とんでもなく難しい。
自分の立場を守りつつ、問題について考え、発言することが。
(※今回の記事は、アセクシュアル以外のセクマイについて言及していますが、わたしの知識不足とこれまでの経緯のため、人によっては不快感を催す可能性があります。今現在、傷が開い
わたしのせかいにも恋はない
『きみのせかいに恋はない』(伊咲ウタ著)は、”人を好きになったことがない”女の子チカが、大学進学をきっかけに、自分の性的指向を見つけていく物語です。
チカは、アセクシャル(アセクシュアル/Aセク)という言葉を受け入れながらも、自分がそのカテゴライズに相応しいのかと悩みながら、自分自身を見つめていきます。
性的指向とは、単に「好きなタイプ」の話ではなく、「自分とはどういう人間なのか」というアイデン
「人を好きになれない」から「アセクシュアル」へ〜そして現在の課題など
このnoteをつけはじめてから、だいぶ経ちました。
祈っても祈っても出口が見つからない、ともがいている一方で、時間の経過によって、もがき苦しむ内容が変わってきています。
現在の状況について、一旦まとめてみようと思います。
これまでの人生でずっと抱えてきた「生きにくさ」が言語化し、具体的に認識できたのは2012年のことでした。
それは、「人を好きになれない」という問題です。
異性を恋愛的に好きにな
アセクシュアルと性的な話/『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて』を読む 第2回
デッカー著『見えない性的指向ーアセクシュアルのすべて』を読む、の2回目です。
この本のいいところは、大切な情報がぎゅっと詰まっているところです。
パート1「アセクシュアリティの基礎知識」は、20ページに満たない短い章ですが、この程度の情報でさえ、2年前のわたしはネットで見つけ出すことができませんでした。
日本におけるアセクシュアルの認知や情報が極端に少ないことの弊害は、こういうところにあります
『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて』を読む その1
ジュリー・ソンドラ・デッカー著『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて ー誰にも性的魅力を感じない私たちについて』(明石書店,2019)を読み終わりました。
全体的に共感する部分が多く、情報量も多く、時間はかかりますが読みやすい本でした。アセクシュアルの人、アセクシュアルかもしれない人、アセクシュアルの知り合いがいる人、アセクシュアルもしれない知り合いがいる人、なんだかよくわからないけど自分は周
両の腕が作り物だと、ある日気がついた
昔から手先が不器用だった。
何をやってもうまくいかない。文字を書くこと、絵を描くこと、ハサミを扱うこと。人と手を繋ぐこと、ボールを投げて受け取ること、紐を結ぶこと、ボタンを止めること。
「なにぐずぐずやってるの」
「器用そうに見えるのに、そうでもないんだね」
「練習が足りないんじゃないの」
「やっていれば、いつかできるようになるよ」
わたしを貶め、あるいは励まし、あるいは同情する声が右の耳から