マガジンのカバー画像

セミナー・講座メモ

8
運営しているクリエイター

記事一覧

ほかのものの身体を借りて見てみるということ。

ほかのものの身体を借りて見てみるということ。

環世界という概念を知れたこと自体がおもしろかったのだけど(というか釜屋先生がすべておもしろかったけど)、特に興味深かったのは、環世界の交差、交叉の話。

どれくらいほかのものになりきって世界を見ようとするか(お話の中では、ミミズになる話だった)ということとか。
あるものになりきろうとしてもそのものになるわけではなくて、その何かほかのものになりきろうとすることでそこから自分を見にいくのだ、ということ

もっとみる
見える景色が変わるとき。

見える景色が変わるとき。

イベントではじめて知ったのが、環世界という概念だった。

生き物はそれぞれ見えている世界が違う、という話。
それぞれの機能に必要なようにそこにある世界を知覚していて、たとえば色とりどりのお花畑がミツバチからは記号のように見えている、など。
ミツバチは、蜜が取れる花がどこにあるかを判断できればよいから、それに特化した見え方になっている。

人はほかの生物と比べて複雑で、いろんな価値観や背景などがある

もっとみる
AIと人って何が違う?

AIと人って何が違う?

AIと人との差はなんだろう?と考えたとき。

過去データなのかイマココなのか、とか、普遍的な答えなのか個別の自分だけの答えなのか、とかもありそうだと思っているけども、ほかにもいろいろあると思う。

もうひとつ思うのは、AIは取得できるすべてのデータを取得してしまうのではないかということ。
人なら、気づいたけど知らないふりとか、気づけるはずなのに気づこうとしないとか、そんな、意識的も無意識にも情報の

もっとみる
データから答えを出すことと直観で答えが見えること。

データから答えを出すことと直観で答えが見えること。

先日のイベントで、AIと身体性の話もあった。

その中で気になったのが、「将棋のプロは一瞬でそれまでの経験値から答えを見つけている」という話。
MRIで詰将棋のときの脳の動きを調べたら、アマチュアの場合は答えに向かって考えていくのに、プロはまず最初に答えを見つけてから、その答えがあっているかを検証していくという。
使っている脳の場所も違うらしい。
(メモしてないから専門的なことは覚えてなくて曖昧だ

もっとみる
「あ!」という感覚は何を示すのか。

「あ!」という感覚は何を示すのか。

言語にしたり普遍的にしたりすることで、体験というものが表せなくて抜け落ちると思う。

登壇者の先生からも、伝わるときは説明しなくても「あ!」で伝わるよね、って話があった。
共通の体験、共通の感覚、そのときその場で一緒に感じた何かを、「あ!」っていうだけで、この何かだと認識できる、そういう感じ。
(っていう説明も多分全然伝わらなくて、あのときにあの場で、あの「あ!」っていう説明を聞いた人に「あの"『

もっとみる
普遍的にすると何かを失っている。

普遍的にすると何かを失っている。

身体性についてのイベントで、ひとりの方が、「身体性」という言葉で話すことで、「身体」とは別のものにしてしまっていないか?ほかの言葉で説明した方がより伝えたい「身体性」のことを表せるのではないか?というような話をされていた。

「身体性」というのが、いろんな業界などでそれぞれの意味で使われている、というのは、登壇者の方が冒頭で話していたことでもある。
業界によって、なんなら会社などの組織によって、同

もっとみる
身体感覚ってなんだろう?

身体感覚ってなんだろう?

先日リアルでのイベントに参加したとき。

登壇者のおひとりの先生が、話しはじめた途端に表情がぱぁっと変わり、一気にエネルギーがあがった感じがした。
ぐいんっとひっぱられるくらいの、吸引力のあるような、いきいきわくわくした感じが、話しながらまた大きくなるような。
それを聞いていたり合いの手や質問をされたりしているほかの登壇者の方たちも、一緒にエネルギーが高まっているような。
見ている私たち会場側も、

もっとみる
メモの価値をどこに置くか、どう使い分けるか。

メモの価値をどこに置くか、どう使い分けるか。

noteのセミナーを聞いて、もっとメモ書こう!と思った。

・まずメモをアウトプットが大事
・自分のためのメモが誰かのためのメモにもなる
・そこからコミュニケーションにつながる
というのは納得だし同感だし、やってみるのも簡単だし。

もともとすごいメモ魔なので、なんだかんだとメモしているのだけど、最近は、何か書くくらいにまとまったら、または、何か書けそうと思ったら、その整理も含めてのメモというのが

もっとみる