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そうはなれない自分。

 ”初めはそんなに好きじゃなかったけど、今は結婚するくらい仲良くなった。”
 ”とにかく誰でも良いから結婚しかった。”
 ”結婚しようと言ってくれる人なんて、人生でそんなにいないから
一回結婚してみようと思った。”

結婚した人たちからいろんな言葉を耳にする。

その度に

結婚ってなんだろう。
そんなもんなのかな。

と思う。
”ときめき”という固定観念に自分は縛られすぎてるんじゃないか。

もっと気楽にと自分に言い聞かせて
自分を騙してみる。

でもやっぱり
私には、好きでもない人と
一緒に過ごすことなんてできない。

そういう結論に何回も辿り着く。


もういっそのこと
AIか神様かなんかが
”あなたの運命の人はこの人です”なんて
ある歳を迎える誕生日に告げてくれればいいのに
とさえ思う。

でも実際、
そんな世界になったとしたら
味気なくて薄情なんだろうな。




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