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1時間の「ダメ!」デトックスで、息子の好奇心とワンオペ母のモチベーションが爆上がりした 【赤ちゃんをあじわうワークショップ】

「それは舐めちゃダメー!」
「そこはやめよーねーーー!」

4月で8ヶ月になった息子。
成長はうれしいけれど、わたしは1日何回「ダメー!」と言ってしまってるだろう?
ズリバイで前に進むことを習得し、先月までとは比べられないほど、家の中の物に手を伸ばすようになった。
リモコン、充電コード、本棚、植木鉢、缶詰め、ドアストッパー、プロペトのチューブがいま気になるもの。(どんどん増える…汗)
いよいよキッチンにも侵入している。

ダメと言わずに興味のあるもので遊ばせてあげられたらどんなに良いか。
本当は息子の好奇心の赴くままに動いてほしい。
しかし、ダメ!を言わないことは、平日はワンオペで過ごしている私にはとっても難しいことになってきている。

家事も自分の用事もこなしたいのに、ゆったり子どもの好奇心を見つめて…
なんてそんな余裕は正直ない。
ダメと言ってしまう時間が増えている自分に罪悪感が…。

そんなとき、ひょんなことからうちの会社の新しいプロジェクト「赤ちゃん研究所」の『赤ちゃんをあじわうワークショップ』に誘っていただき、参加させてもらうことになった。

大好きなリモコン、思う存分いただきます


当日の細かい流れは詳しくは説明しないが、
スタッフ(社員)にサポートしてもらいながら、子どもがいま夢中なこと、好きそうなことを話したりしていき子どもの好奇心のツボを見つけていくイメージだ。
ここでは、赤ちゃんは何を舐めても寝ても泣いてもOK。
ダメと言わずに、子どもの行動を見る。
やりたいことを思う存分やらせてあげられる。

とりあえず息子はいきなり、スタッフの名札をめざとく見つけて口に入れて離さない。
そこでも取り上げることなく飽きるまで舐めさせてくれる。

子どもが今やりたいかも?という行動が書かれたカードを選ぶと、喜びそうなグッズの入ったボックスを持ってきてくれた。
おもちゃ、日用品、いろんな素材や形状のものが詰まっている。

なんでも舐める息子のために持ってきてくれたボックスは「ぴこぴこ」
開けると、息子が喜び狂いそうなリモコン!リモコンが…!

本物のリモコン、リモコンおもちゃ、リモコンじゃないけど時計などなど。
たくさんの種類の中から息子が選んだのは
軽くて細長い白色のリモコン。

なんでこれを選んだんでしょうね?という話になり、考えてみた。
「うちにあるリモコンに一番似てるからかも?」
いつも遊んでるリモコンと似てるものを区別できてるってこと?
リモコンならなんでも良いわけじゃないのだなとすごく驚いた。

こうやって、息子の好奇心の先をゆっくり観察してなかったかも。
触ってほしくないものでも、手に取るには息子なりの理由があって、それを想像してみるとその行動も愛しいなと思った。

アラジンのリモコンに似てるものを選んでいた!

一緒に赤ちゃんをあじわう楽しさ。

スタッフさんは、私にとっては同僚だけれど、改めて子どもとの接し方が素晴らしいなと思った。

さすがおもちゃのモニター調査などで子どもを観察することに慣れているからだろうが、
今回のワークショップ中も息子に誘導はせず、行動を見守り、「選ばせる」ようにしてくれていたと思う。

その姿を見て私は家だと、「はいこれで遊んでよーねー!」と、おもちゃをポンと私が選んで渡してるなと気づかされた。
好奇心を誘導してしまっていたな…と反省(苦笑)

スタッフと、
「これが好きなんだね」
「なんでこの行動?」
と話しながら、一緒に観察する・面白がる を
一緒にしてくれたのがうれしかったな。
子どもの好奇心観察は、まるで謎解きゲームみたいだ。

子どもを連れて行くワークショップやイベントにはこれまでいくつか参加したけれど、どちらかというと参加者である親の交流や悩み相談に重きを置いているものが多かった。
とくに自治体の場合はその傾向は強く、サポートしてるよ、という気持ちはありがたいが、
子どもが活動的になった8ヶ月のいま、子どもが思う存分、好奇心を解放できる場所ってありがたい。

謎のつるつるな紐で遊ぶ
秒速で稼ぐ息子?!

なんだか良いことしてあげられたかも…!

いつもの姿も意味があると思うと面白い

イベントに参加して、黙々と自分の好きなものを舐め続けた息子。
その姿を見て、「この体験をさせてあげられてよかった。親として良いことしてあげられた…!」と嬉しくなった。
ダメって言わない時間をつくるって大事だ。

子どもの好奇心のままに育ってほしいなというのはすべての親の気持ちだと思う。
みんなそう育てたいと思っている。
でも、「ダメ!」とついつい言ってしまうのが現実。

その「ダメ!」を言わない『ダメデトックスタイム』を作ることで、子どもも親もハッピーになれるのだなと思った。
現代におけるスマホのデジタルデトックスぐらい難しい。ダメデトックスタイムの確保は、意識的にやるものなのかもしれない。
定期的に赤ちゃんをあじわうワークショップに参加してみたいな。

その日はすごく満足しマッサージに行ったぐらい気分が良かった。美味しいパンを買って帰った!
母がんばるぞ!と気合いが入った。
(ダメ!を言わずに、息子の行動を面白がる余裕を持つのが目標です!)

このワークショップ、まだ都内でのみの開催ですが、興味ある方はぜひ見てみてください。
私はスタッフとのマンツーマンのプライベート形式でしたが、グループでのワークショップもあるようです。
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《終わり》

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